この記事では、SQLにおける`LEFT JOIN`の代わりとして使用できる`JOIN`方法について詳しく解説します。具体的なデータテーブルを用いた例とその解説、各`JOIN`方法の特性と使用場面をまとめています。
目次
LEFT JOINとは
`LEFT JOIN`はSQLにおいてよく使われる結合方法の一つです。この操作では、左のテーブルのすべてのレコードと、右のテーブルのマッチするレコードが返されます。右のテーブルにマッチするレコードがない場合は、NULLが返されます。
Users | Orders |
---|---|
1, Alice | 1, Apple |
2, Bob | 2, Banana |
3, Carol | NULL, NULL |
INNER JOIN
基本概念
`INNER JOIN`は`LEFT JOIN`の代替方法としてよく使われます。この方法では、両方のテーブルに存在するレコードだけが結果として返されます。
Users | Orders |
---|---|
1, Alice | 1, Apple |
2, Bob | 2, Banana |
使用場面
必ずしも左テーブルの全レコードが必要でなく、両テーブルに存在するレコードだけを抽出したい場合に使用します。
RIGHT JOIN
基本概念
`RIGHT JOIN`は`LEFT JOIN`の反対であり、右のテーブルのすべてのレコードと、左のテーブルのマッチするレコードが返されます。
Users | Orders |
---|---|
1, Alice | 1, Apple |
2, Bob | 2, Banana |
NULL, NULL | 3, Cherry |
使用場面
右のテーブルの全レコードが必要で、左のテーブルにはマッチするレコードだけが必要な場合に使用します。
FULL OUTER JOIN
基本概念
`FULL OUTER JOIN`は、両方のテーブルのすべてのレコードを返します。マッチするレコードがない場合は、その位置にNULLが入ります。
Users | Orders |
---|---|
1, Alice | 1, Apple |
2, Bob | 2, Banana |
3, Carol | NULL, NULL |
NULL, NULL | 3, Cherry |
使用場面
両方のテーブルの全レコードが必要な場合、特にマッチしないレコードも必要な場合に使用します。
まとめ
この記事では、SQLの`LEFT JOIN`の代わりとなる`JOIN`方法として`INNER JOIN`, `RIGHT JOIN`, `FULL OUTER JOIN`について詳しく解説しました。それぞれのJOIN方法は独自の特性と使用場面があり、要件に応じて選ぶことが重要です。
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