SQLのクエリ実行プランの解析の手法

SQLのクエリが遅いと感じたことはありませんか?その原因を突き止めるには、実行プランを理解する必要があります。この記事では、SQLのクエリの実行プランの解析について詳しく解説します。

目次

実行プランとは

実行プランとは、SQLクエリがどのようにデータベースからデータを取得するかの”計画”です。この計画を理解することで、クエリのパフォーマンスを向上させることができます。

実行プランの要素

実行プランにはいくつかの基本的な要素があります。主に以下のような要素が考えられます。

  • テーブルスキャン
  • インデックススキャン
  • ソート
  • 結合

実行プランの見方

実行プランは通常、テキストまたはグラフィカルな形式で表示されます。各操作はツリー構造で表示され、最もコストが高い操作が明示されます。

実行プランの取得方法

SQL Serverの場合

SQL Serverでは、`SET SHOWPLAN_ALL ON;`をクエリの前に指定することで、実行プランを表示できます。

SET SHOWPLAN_ALL ON;
SELECT * FROM users WHERE age > 18;

MySQLの場合

MySQLでは、`EXPLAIN`キーワードを使用してクエリの実行プランを取得できます。

EXPLAIN SELECT * FROM users WHERE age > 18;

実行プランの解析

実行プランを手に入れたら、次はそれを解析する作業が必要です。

コストの解析

クエリの各ステップには「コスト」が割り当てられています。このコストが高いと、そのステップは最適化の対象となります。

コストの種類説明
CPUコスト計算処理のコスト
IOコストディスクからのデータ読み取りなどのコスト
コストの種類と説明

インデックスの利用

実行プランで「テーブルスキャン」が多く見られる場合、インデックスを使用してクエリを最適化することが多いです。

インデックスの種類説明
一意インデックス重複無しのカラムに対するインデックス
非一意インデックス重複を許すカラムに対するインデックス
インデックスの種類と説明

まとめ

SQLのクエリのパフォーマンスを最適化するためには、実行プランの解析が不可欠です。コストの高い操作を特定し、それを最適化することで、全体のパフォーマンスを向上させることができます。

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