SQLにはテーブル間のデータを繋げるための多くの方法がありますが、その中でも特に重要なのが「JOIN」です。しかし、JOINを行う際にANSIスタイルと非ANSIスタイルと呼ばれる2つの異なる書き方が存在します。この記事では、両者の違いと具体的な使用例をデータテーブルを使って詳しく解説します。
目次
JOINとは?
JOINは、SQLにおいて2つ以上のテーブルを結合するための操作です。一般的に、JOINは主に以下の4種類に分類されます。
- INNER JOIN
- LEFT JOIN / LEFT OUTER JOIN
- RIGHT JOIN / RIGHT OUTER JOIN
- FULL JOIN / FULL OUTER JOIN
ANSIスタイルと非ANSIスタイルの違い
ANSIスタイルと非ANSIスタイルの違いは主に書き方と可読性にあります。次に示すテーブルを例に説明します。
ID | Name | Age |
---|---|---|
1 | Alice | 25 |
2 | Bob | 30 |
ID | Job |
---|---|
1 | Engineer |
2 | Doctor |
ANSIスタイル
SELECT A.ID, A.Name, B.Job
FROM TableA A
INNER JOIN TableB B ON A.ID = B.ID;
非ANSIスタイル
SELECT A.ID, A.Name, B.Job
FROM TableA A, TableB B
WHERE A.ID = B.ID;
各スタイルのメリットとデメリット
ANSIスタイル
- 可読性が高い
- JOINの種類が明確
- 多くのDBMSでサポートされている
非ANSIスタイル
- 書き方が簡単
- 古いシステムでも動作する可能性が高い
まとめ
ANSIスタイルと非ANSIスタイルのJOINにはそれぞれメリットとデメリットがあります。どちらのスタイルを使うかは、プロジェクトの要件や個々の好みに依存する場合が多いです。しかし、可読性や保守性を重視するならばANSIスタイルが推奨されます。
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