データベースで情報を引き出すための基本的な命令であるSQLのSELECT文。この記事では、SELECT文の基本形式とその使用例について、初心者にも理解しやすいように解説します。
目次
SELECT文とは?
SQL(Structured Query Language)におけるSELECT文は、データベースから特定の情報を取得するための基本的な命令です。SELECT文の使用方法とその構文を知ることで、効率よくデータを抽出できるようになります。
SELECT文の基本構文
基本的なSELECT文の構文は以下のようになります。
SELECT 列名1, 列名2, ...
FROM テーブル名
WHERE 条件;
– SELECT:取得する列を指定します。
– FROM:どのテーブルからデータを取得するかを指定します。
– WHERE:どのような条件でデータを取得するかを指定します。
SELECT文の各部分の詳細
SELECT節
SELECT節では、取得する列名を指定します。全ての列を取得する場合は、アスタリスク(*)を使用します。
SELECT * FROM テーブル名;
FROM節
FROM節では、どのテーブルからデータを取得するのかを指定します。
SELECT 列名 FROM テーブル名;
WHERE節
WHERE節では、条件を指定してデータを絞り込みます。
SELECT 列名 FROM テーブル名 WHERE 条件;
使用例と解説
基本的なSELECT文の例
例として、`従業員`テーブルから`名前`と`年齢`を取得する場合のSQLは以下の通りです。
SELECT 名前, 年齢 FROM 従業員;
名前 | 年齢 |
---|---|
田中 | 30 |
佐藤 | 25 |
条件を指定するSELECT文の例
次に、`年齢`が30以上の`従業員`の`名前`と`年齢`を取得する場合のSQLです。
SELECT 名前, 年齢 FROM 従業員 WHERE 年齢 >= 30;
名前 | 年齢 |
---|---|
田中 | 30 |
鈴木 | 32 |
まとめ
この記事では、SQLのSELECT文の基本形式と使い方について解説しました。SELECT文はデータベースから情報を取得する基本的な命令であり、その構文と使用例をしっかりと理解することで、効率的にデータを抽出できるようになります。
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