SQLで一括挿入を行う基本構文と使用シーンの解説

SQLで大量のデータを効率よくデータベースに挿入する方法として、一括挿入があります。この記事では、一括挿入の基本構文とその使用シーンについて解説します。

目次

一括挿入とは?

一括挿入とは、複数の行を一度のSQLクエリでデータベースに挿入する手法のことです。通常の挿入操作よりも高速で、大量のデータを効率よくデータベースに格納することができます。

一括挿入の基本構文

一括挿入の基本構文は以下のようになります。

INSERT INTO テーブル名 (カラム1, カラム2, ...)
VALUES
(値1, 値2, ...),
(値1, 値2, ...),
...

例:商品テーブルにデータを一括挿入する

以下は、商品テーブル(products)に商品名と価格を一括挿入するSQLクエリの例です。

INSERT INTO products (product_name, price)
VALUES
('リンゴ', 200),
('バナナ', 100),
('オレンジ', 150);

一括挿入の使用シーン

一括挿入は主に以下のような場面で使用されます。

  • CSVファイルやExcelファイルからのデータインポート
  • バッチ処理での大量データ挿入
  • マスターデータの初期設定

CSVからのデータインポート

CSVファイルからデータをインポートする際には、一括挿入が有用です。複数行のデータを一度のクエリで挿入できるため、処理速度が向上します。

バッチ処理での大量データ挿入

特定の時間に大量のデータをデータベースに挿入するバッチ処理では、一括挿入が有効です。これにより、処理時間を短縮できます。

マスターデータの初期設定

マスターデータ(例:都道府県テーブル、商品カテゴリテーブルなど)の初期設定で一括挿入を使用することで、手間を省くことができます。

使用シーン説明
CSVからのデータインポート複数行のデータを一度のクエリで挿入でき、処理速度が向上
バッチ処理での大量データ挿入処理時間を短縮できる
マスターデータの初期設定手間を省くことができる
一括挿入の主な使用シーン

まとめ

一括挿入は、大量のデータを効率よくデータベースに挿入するための手法です。基本構文を理解し、適切なシーンで使用することで、データベース操作の効率を大いに高めることができます。

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