Cassandraのバックアップとリストアの詳細な手順

この記事では、NoSQLデータベースであるCassandraのバックアップとリストアに関する詳細な手順について解説します。初心者から中級者まで対象としており、具体的なコマンドとその解説、各処理の内部動作についても触れます。

目次

はじめに

Cassandraは分散型NoSQLデータベースとして広く採用されています。しかし、データが多数のノードに分散しているため、バックアップとリストアが一般的なRDBMSとは異なります。本記事では、それぞれのプロセスを安全に、効率よく行う方法について詳しく解説します。

前提条件

必要なソフトウェアとバージョン

必要なソフトウェアとバージョンは以下の通りです。

  • Cassandra 3.x 以上
  • Java 8 以上
  • Linux OS(Ubuntu, CentOSなど)

注意事項

バックアップやリストアを行う前に、以下の注意事項を確認してください。

  • 十分なディスクスペースがあること
  • ネットワークが安定していること

バックアップの方法

スナップショットの作成

Cassandraでは、スナップショットを作成することでデータをバックアップします。

nodetool snapshot -t backup_keyspace名

スナップショットの保存先

スナップショットは以下のディレクトリに保存されます。

/var/lib/cassandra/data/keyspace名/table名-UUID/snapshots/

スナップショットの確認

スナップショットが正しく作成されたか確認するコマンドは以下です。

ls /var/lib/cassandra/data/keyspace名/table名-UUID/snapshots/
コマンド説明
nodetool snapshotスナップショットを作成
lsスナップショットの確認
テーブル名称1

リストアの方法

スナップショットからのリストア

スナップショットからデータをリストアするには、以下のコマンドを実行します。

nodetool refresh --keyspace keyspace名 --table table名

リストア後の確認

データが正しくリストアされたかどうかは、Cassandra Query Language (CQL) を用いて確認します。

SELECT * FROM keyspace名.table名;
コマンド説明
nodetool refreshスナップショットからのリストア
SELECT * FROMリストア後の確認
テーブル名称2

まとめ

Cassandraのバックアップとリストアは少々独特な部分がありますが、正確な手順と適切なコマンドを用いれば、安全かつ効率的に行うことができます。特にスナップショットの取得とその後のリストア作業は、データの整合性を保つ上で非常に重要です。この記事が、Cassandraを運用する上での一助となれば幸いです。

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