この記事では、SQLを用いた単一テーブルからのデータ抽出方法について詳しく解説します。具体的なSQLクエリの例とその解説、さらにはデータテーブルを用いた演習問題とその解答まで、初心者から中級者まで役立つ内容となっています。
目次
はじめに
SQL（Structured Query Language）は、リレーショナルデータベース管理システム（RDBMS）でデータを操作するための言語です。本記事では、その基本的な操作である単一テーブルからのデータ抽出に焦点を当てます。
基本的なSELECT文
単一テーブルからデータを抽出する最も基本的な方法は、SELECT文を使用することです。
基本形
SQLで最も基本的なデータ抽出の形式は以下の通りです。
-- 基本形
SELECT 列名1, 列名2 FROM テーブル名;
例
例えば、`employees`というテーブルから`id`と`name`という列を抽出する場合、以下のようになります。
-- 例
SELECT id, name FROM employees;
WHERE句を用いた抽出
特定の条件を満たす行だけを抽出する場合は、WHERE句を使用します。
基本形
-- 基本形
SELECT 列名1, 列名2 FROM テーブル名 WHERE 条件;
例
`employees`テーブルから、`age`が30以上の`id`と`name`を抽出する場合は、以下のように書きます。
-- 例
SELECT id, name FROM employees WHERE age >= 30;
演習問題
以下の`products`テーブルを考えます。
| id | name | price |
|---|---|---|
| 1 | Apple | 100 |
| 2 | Banana | 80 |
| 3 | Cherry | 300 |
問題1
priceが100以上の商品のnameを抽出せよ。
解答1
-- 解答1
SELECT name FROM products WHERE price >= 100;
問題2
idが2以下の商品のidとnameを抽出せよ。
解答2
-- 解答2
SELECT id, name FROM products WHERE id <= 2;
まとめ
SQLで単一テーブルからデータを抽出する基本的な方法には、SELECT文とWHERE句があります。これらの基本を押さえておくことで、さまざまなデータ抽出が効率的に行えるでしょう。特にWHERE句を使うことで、条件に合ったデータのみを瞬時に抽出できます。これらの知識を活用して、日々のデータ操作をスムーズに行いましょう。
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