この記事では、SQL(Structured Query Language)において「MAX関数」を使用してテーブル内の最大値を見つける方法について詳しく解説します。MAX関数は数値、日付、時間などの異なるデータ型に対して使用することができます。以下では基本的な使い方から応用例までを網羅し、具体的なコード例を交えて説明します。
目次
MAX関数とは
MAX関数はSQLにおいて特定の列で最大値を取得するための関数です。この関数は数値だけでなく、文字列や日付にも使用できます。
基本的な構文
基本的な使用方法は以下のとおりです。
SELECT MAX(列名)
FROM テーブル名;
数値データでの使用例
単一のテーブルから最大値を取得
例として、従業員テーブル(employee)から最高給与を取得するSQLクエリを見てみましょう。
SELECT MAX(salary)
FROM employee;
複数のテーブルをJOINして最大値を取得
2つ以上のテーブルをJOINして、その結果から最大値を取得することも可能です。
SELECT MAX(e.salary)
FROM employee e
JOIN department d ON e.department_id = d.id
WHERE d.name = 'エンジニアリング';
日付データでの使用例
最新の日付を取得
日付データから最新(最後)の日付を取得する場合、以下のようなSQLクエリを使用します。
SELECT MAX(entry_date)
FROM journal;
文字列データでの使用例
アルファベット順で最後のデータを取得
文字列に対してもMAX関数は使用できます。この場合、アルファベット順(または文字コード順)で最大の文字列を取得します。
SELECT MAX(name)
FROM product;
表での説明
データ型 | SQLクエリ | 説明 |
---|---|---|
数値 | SELECT MAX(salary) FROM employee; | 従業員テーブルから最高給与を取得 |
日付 | SELECT MAX(entry_date) FROM journal; | 日記テーブルから最新の日付を取得 |
文字列 | SELECT MAX(name) FROM product; | 製品テーブルからアルファベット順で最後の製品名を取得 |
まとめ
MAX関数はSQLで非常に頻繁に使用される関数の一つです。数値、日付、文字列など、様々なデータ型に対して最大値を効率よく取得することができます。この記事で解説した基本的な使い方から応用例までを理解して、SQLスキルの向上を図りましょう。
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