データベースを扱う際に、特定の条件に適合する最小値を見つける必要があることがよくあります。このような場合、SQLの`MIN`関数が非常に便利です。この記事では、`MIN`関数の基本的な使い方から応用例まで、詳しく解説します。
目次
MIN関数とは?
MIN関数は、SQLで使用される集約関数の1つです。特定の列や条件における最小値を返します。通常、この関数は`SELECT`文と組み合わせて使用されます。
基本的な構文
基本的な使用方法は非常にシンプルです。以下のような構文となります。
SELECT MIN(column_name)
FROM table_name;
具体的な使用例
ここで、疑似的な商品テーブルを考えてみましょう。このテーブルは商品ID、商品名、価格が含まれています。
商品ID | 商品名 | 価格 |
---|---|---|
1 | リンゴ | 200 |
2 | バナナ | 100 |
3 | オレンジ | 150 |
価格の最小値を取得する
上記のテーブルから、価格の最小値を取得する場合は以下のように`MIN`関数を使用します。
SELECT MIN(価格)
FROM 商品テーブル;
このSQL文を実行すると、`100`という最小値が返されます。
条件を付けて最小値を取得
時には、特定の条件にマッチするレコードから最小値を取得したい場合もあります。このような場合は`WHERE`句を用いて条件を指定します。
SELECT MIN(価格)
FROM 商品テーブル
WHERE 商品名 = 'リンゴ' OR 商品名 = 'バナナ';
まとめ
SQLの`MIN`関数は、特定の列や条件における最小値を素早く簡単に取得するための非常に便利な関数です。基本的な使用法から、条件を指定した応用例まで見てきました。データ分析やレポート作成の際には、この関数をうまく使いこなして効率よく情報を得ることができます。
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