オンラインとオフラインインデックスのリビルドの違いとその選択基準

この記事では、データベースにおいて重要な役割を果たすインデックスのリビルドについて、オンラインとオフラインの2つの手法を比較します。それぞれの方法の特徴、利点、欠点を深掘りし、どのケースでどちらの手法が有用かについて具体的な例と共に解説します。

目次

インデックスリビルドとは

データベースにおけるインデックスは、データの検索速度を高めるための構造です。しかし、データの追加や削除、更新が繰り返されると、インデックス自体も断片化してしまいます。そのため、インデックスの効率を維持または向上させるために、定期的な「リビルド」が必要となります。

オンラインとオフラインの比較

オンラインインデックスリビルドとオフラインインデックスリビルド、それぞれの特徴を明確に理解することが、最適なパフォーマンスを得るための鍵です。

基本的な特性

項目オンラインオフライン
可用性高い低い
リソース使用率低い高い
処理速度遅い速い
基本的な特性比較

具体的な利点と欠点

  • オンライン:データベースが稼働中でも実行可能
  • オフライン:データベースが一時停止、またはアクセス制限が必要
  • オンライン:処理に時間がかかる可能性がある
  • オフライン:一般的に高速

選択基準の例

  • オンライン:24時間稼働するシステムでの使用が推奨
  • オフライン:メンテナンス時間中など、ユーザーの影響を最小限に抑えられる状況での使用が推奨

実際の使用例

データベースが頻繁に更新されるEコマースサイトであれば、オンラインリビルドが一般的です。一方で、毎晩のバッチ処理で大量のデータが更新されるような場合は、その後のオフラインリビルドが適しているかもしれません。

-- オンラインリビルドのSQLコード例
ALTER INDEX index_name ON table_name REBUILD ONLINE;
-- オフラインリビルドのSQLコード例
ALTER INDEX index_name ON table_name REBUILD;

まとめ

オンラインとオフライン、それぞれのインデックスリビルドには利点と欠点があります。リビルドを行う際には、データベースの用途や状況を考慮して適切な方法を選ぶことが重要です。具体的なケースに合わせて、最適な選択をしてください。

コメント

コメントする

目次