この記事では、SQLのRIGHT JOINを使ってフィルタリングされたデータセットを作成する手順について詳しく解説します。具体的なテーブルとクエリを用いて、実践的なステップを提供します。
目次
RIGHT JOINとは何か
RIGHT JOINはSQLにおいてテーブル同士を結合する一つの方法です。この結合では、右側のテーブルのすべてのレコードが表示され、左側のテーブルからはマッチするレコードのみが表示されます。
RIGHT JOINの基本構文
SELECT column1, column2, ...
FROM table1
RIGHT JOIN table2
ON table1.column_name = table2.column_name;
使用例:EmployeesとDepartmentsテーブル
以下の2つのテーブルがあるとします。
Employees | Departments |
---|---|
| EmpID | Name | DeptID | |——-|——-|——–| | 1 | Alice | 101 | | 2 | Bob | 102 | | 3 | Carol | 103 | | | DeptID | DeptName | |——–|————–| | 101 | Engineering | | 102 | Marketing | | 104 | Sales | |
RIGHT JOINを使ってデータセットを作成
ここで目標は、全ての`Departments`のデータを表示し、`Employees`テーブルからマッチするものだけを結合するデータセットを作成することです。
SELECT E.Name, D.DeptName
FROM Employees E
RIGHT JOIN Departments D
ON E.DeptID = D.DeptID;
結果
Name | DeptName |
---|---|
Alice | Engineering |
Bob | Marketing |
NULL | Sales |
フィルタリングの応用
RIGHT JOINとWHERE句を組み合わせて、より具体的なフィルタリングを行うことも可能です。
SELECT E.Name, D.DeptName
FROM Employees E
RIGHT JOIN Departments D
ON E.DeptID = D.DeptID
WHERE D.DeptName != 'Marketing';
結果
Name | DeptName |
---|---|
Alice | Engineering |
NULL | Sales |
まとめ
RIGHT JOINを使うと、右側のテーブルから全てのデータを取得し、左側のテーブルからマッチするデータだけを結合することができます。この機能を使って、フィルタリングされたデータセットを効率よく作成することが可能です。特に、WHERE句と組み合わせることで、更に柔軟なデータセットの作成が可能になります。
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