この記事では、SQLで数値を丸めるための関数 `ROUND()`, `FLOOR()`, `CEIL()` について詳しく解説します。これらの関数はデータベース処理において非常に便利であり、実務で頻繁に使用されます。具体的な使用例や注意点も交えながら、いかにこれらの関数が有用かをご紹介します。
目次
ROUND() 関数の基本
ROUND() 関数は最も一般的な数値丸め関数で、指定した小数点以下の桁数に丸められます。
関数形式 | 説明 |
---|---|
ROUND(value, d) | 数値 value を d 桁に丸める |
ROUND() の使用例
SELECT ROUND(123.4567, 2);
このクエリでは、123.4567 を小数点以下2桁に丸め、123.46 という結果が得られます。
FLOOR() 関数の基本
FLOOR() 関数は、指定した数値を切り捨てる関数です。
関数形式 | 説明 |
---|---|
FLOOR(value) | 数値 value を切り捨てる |
FLOOR() の使用例
SELECT FLOOR(123.4567);
このクエリでは、123.4567 を切り捨てて、123 という結果が得られます。
CEIL() 関数の基本
CEIL() 関数は、指定した数値を切り上げる関数です。
関数形式 | 説明 |
---|---|
CEIL(value) | 数値 value を切り上げる |
CEIL() の使用例
SELECT CEIL(123.4567);
このクエリでは、123.4567 を切り上げて、124 という結果が得られます。
各関数の違いと選び方
- ROUND() は最も一般的で、特定の小数点以下の桁数に丸めたい場合に使用します。
- FLOOR() は数値を切り捨てるため、必ず整数値が得られます。
- CEIL() は数値を切り上げるため、必ず整数値が得られます。
まとめ
SQLには数値を丸めるための便利な関数があり、それぞれが独自の特性と用途を持っています。ROUND() は小数点以下の桁数に、FLOOR() は切り捨て、CEIL() は切り上げという具体的な操作が可能です。これらの関数をうまく使いこなすことで、データベース処理がより効率的になります。
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