SQLのAVG関数の基本的な使用方法とその構文

この記事では、SQLのAVG関数について詳しく解説します。AVG関数はSQLにおける集約関数の一つで、指定した列の平均値を計算する機能を提供しています。この関数の基本的な使用方法とその構文について理解を深めましょう。

目次

AVG関数とは?

AVG関数は、指定した列の数値の平均を計算するSQLの集約関数です。この関数は、データ分析やレポート作成に頻繁に使用されます。

基本構文

AVG関数の基本構文は以下のようになります。

SELECT AVG(列名)
FROM テーブル名
WHERE 条件;

使用例

以下に、具体的な使用例をいくつか紹介します。

単一の列での使用

例えば、従業員テーブルが以下のようになっている場合、

従業員ID名前給与
1田中5000
2佐藤5500
3鈴木5200
従業員テーブル

給与の平均を求めたい場合は、以下のようにSQL文を書きます。

SELECT AVG(給与)
FROM 従業員;

条件をつけた場合の使用

特定の条件を満たすレコードのみで平均を求めたい場合もあります。その場合はWHERE句を使います。
例えば、給与が5200以上の従業員の平均給与を求めたい場合は以下のようにします。

SELECT AVG(給与)
FROM 従業員
WHERE 給与 >= 5200;

注意点

AVG関数を使用する際には、いくつかの注意点があります。

NULL値の扱い

AVG関数はNULL値を無視します。もしNULL値を0として扱いたい場合は、COALESCE関数やIFNULL関数を使用してください。

データ型

AVG関数は数値データ型の列に対してのみ使用可能です。文字列や日付型の列に対して使用することはできません。

まとめ

AVG関数はSQLで非常によく使用される集約関数の一つです。基本的な使用方法とその構文を理解し、データ分析やレポート作成に役立てましょう。特に、NULL値の扱いやデータ型に注意を払うことで、より正確な平均値を得ることができます。

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