この記事では、SQLデータベースからデータをエクスポートする際のコマンドラインツールの使用方法について詳しく解説します。
目次
はじめに
データベースからデータをエクスポートする方法はいくつかありますが、コマンドラインツールを使用する方法が一般的に効率的であり、多くの場合で高度なカスタマイズが可能です。
主なコマンドラインツール
以下は、データベースエクスポートによく使用されるコマンドラインツールの一覧です。
ツール名 | 対応データベース |
---|---|
mysqldump | MySQL |
pg_dump | PostgreSQL |
expdp | Oracle |
mysqldumpの基本的な使用方法
基本コマンド
mysqldumpを使用する基本的なコマンドは以下の通りです。
mysqldump -u [ユーザー名] -p[パスワード] [データベース名] > [出力ファイル名].sql
オプション
よく使用されるオプションは以下の通りです。
- –all-databases: すべてのデータベースをエクスポート
- –skip-lock-tables: テーブルのロックをスキップ
- –no-data: スキーマのみをエクスポート、データはエクスポートしない
pg_dumpの基本的な使用方法
基本コマンド
pg_dumpを使用する基本的なコマンドは以下の通りです。
pg_dump -U [ユーザー名] -W [パスワード] -d [データベース名] > [出力ファイル名].sql
オプション
よく使用されるオプションは以下の通りです。
- -F c: カスタムフォーマットで出力
- –data-only: データのみをエクスポート
- –schema=[スキーマ名]: 特定のスキーマをエクスポート
expdp(Oracle)の基本的な使用方法
基本コマンド
expdpを使用する基本的なコマンドは以下の通りです。
expdp username/password@db FULL=Y DIRECTORY=dir DUMPFILE=dumpfile.dmp LOGFILE=logfile.log
オプション
よく使用されるオプションは以下の通りです。
- FULL=Y: 全体のエクスポート
- SCHEMAS=[スキーマ名]: 特定のスキーマをエクスポート
- TABLES=[テーブル名]: 特定のテーブルをエクスポート
まとめ
コマンドラインツールを用いることで、効率的かつ高度にカスタマイズ可能なデータエクスポートが実現できます。この記事で紹介した基本的なコマンドとオプションを理解することで、より柔軟なデータエクスポートが可能となります。
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