SQLを使ってデータの操作や検索を行う際に、しばしばレコードを特定の順番でソートする必要があります。この記事では、SQLの`DESC`キーワードを使用して`ORDER BY`句で降順ソートを行う方法を詳しく説明します。具体的なSQLクエリ例やその解説、さらにはよくある使用シナリオまでを網羅しています。
目次
基本的な降順ソートの仕組み
SQLでデータを降順にソートするには、`ORDER BY`句の後に`DESC`キーワードを追加します。具体的な形式は以下のようになります。
SELECT * FROM table_name
ORDER BY column_name DESC;
基本的な降順ソートの例
考え方を明確にするために、次のような`employees`テーブルを例にとります。
id | name | salary |
---|---|---|
1 | Alice | 3000 |
2 | Bob | 2000 |
3 | Charlie | 4000 |
このテーブルの`salary`カラムに基づいてデータを降順にソートするSQLクエリは次のとおりです。
SELECT * FROM employees
ORDER BY salary DESC;
複数のカラムでの降順ソート
複数のカラムでデータを降順にソートする場合も、同じく`DESC`キーワードを使用します。ただし、ソート順の優先度を指定する必要があります。
SELECT * FROM table_name
ORDER BY column1 DESC, column2 DESC;
複数のカラムでの降順ソートの例
上記の`employees`テーブルに加えて、`department`カラムがあると仮定しましょう。
id | name | salary | department |
---|---|---|---|
1 | Alice | 3000 | HR |
2 | Bob | 2000 | Engineering |
3 | Charlie | 4000 | HR |
この場合、`salary`と`department`で降順にソートするSQLクエリは次のようになります。
SELECT * FROM employees
ORDER BY salary DESC, department DESC;
まとめ
SQLでデータを降順にソートする際には、`ORDER BY`句に`DESC`キーワードを追加します。単一のカラムだけでなく、複数のカラムで降順にソートする場合もこの原則は変わりません。降順ソートはデータ分析やレポート作成、高度なデータ操作など多くの場面で役立ちますので、ぜひこの機能を活用してください。
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