SQLでFIRST_VALUE, LAST_VALUE関数を使って最初と最後の値を取得する方法

この記事では、SQLにおけるFIRST_VALUEおよびLAST_VALUE関数の使用方法について詳しく説明します。これらの関数は、データセットから最初と最後の値を簡単に取得するために使用されます。以下の内容では具体的な使用例とともに、これらの関数の使い方を解説しています。

目次

FIRST_VALUEとLAST_VALUE関数とは

FIRST_VALUEとLAST_VALUE関数は、SQLにおいてウィンドウ関数として動作します。これらの関数は、指定したウィンドウ内で最初または最後の値を返します。具体的には、ORDER BY句で並べ替えた結果に基づいて、最初や最後の値を取得できます。

基本的な構文

FIRST_VALUEとLAST_VALUE関数の基本的な構文は以下の通りです。

-- FIRST_VALUE関数
FIRST_VALUE(カラム名) OVER (
  PARTITION BY 分割するカラム名
  ORDER BY ソートするカラム名
)

-- LAST_VALUE関数
LAST_VALUE(カラム名) OVER (
  PARTITION BY 分割するカラム名
  ORDER BY ソートするカラム名
)

FIRST_VALUE関数の使用例

ここでは、以下のような「商品テーブル」を例に、FIRST_VALUE関数の使用例を見ていきましょう。

商品ID商品名価格
1リンゴ100
2バナナ120
3チェリー300
商品テーブル

このテーブルで、各商品の中で最も安い価格を取得したい場合、FIRST_VALUE関数を使用できます。

SELECT 
  商品名,
  FIRST_VALUE(価格) OVER (ORDER BY 価格) AS 最安価格
FROM 商品テーブル;

LAST_VALUE関数の使用例

次に、LAST_VALUE関数の使用例を見ていきましょう。同じ「商品テーブル」を使います。

商品ID商品名価格
1リンゴ100
2バナナ120
3チェリー300
商品テーブル

このテーブルで、各商品の中で最も高い価格を取得する場合、LAST_VALUE関数を使用します。

SELECT 
  商品名,
  LAST_VALUE(価格) OVER (ORDER BY 価格) AS 最高価格
FROM 商品テーブル;

まとめ

FIRST_VALUEとLAST_VALUE関数はSQLの便利なウィンドウ関数の一つです。ORDER BY句を用いることで、特定の条件にマッチする最初や最後の値を簡単に取得できます。これらの関数を理解し、適切に使用することでデータ分析作業が格段に効率化されるでしょう。

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