この記事では、SQL(Structured Query Language)のGROUP BY句とAVG関数を組み合わせて使う方法について詳しく解説します。GROUP BY句とAVG関数は、データ分析の際によく使用されるSQLの機能です。組み合わせて使うことで、各グループの平均値を計算するなど、より高度な分析が可能になります。
目次
GROUP BY句とは?
GROUP BY句は、SQLのSELECT文で使われ、指定した列に基づいて行をグループ化する役割を果たします。この機能は、特定の列に対する集計を行う際に非常に便利です。
基本的な使い方
基本的な使い方は以下の通りです。
SELECT 列1, 列2, 集計関数(列3)
FROM テーブル
GROUP BY 列1, 列2;
AVG関数とは?
AVG関数は、指定した列の平均値を計算するSQLの関数です。数値型の列に対して使用することが一般的です。
基本的な使い方
基本的な使い方は以下の通りです。
SELECT AVG(列)
FROM テーブル;
GROUP BY句とAVG関数を組み合わせる理由
GROUP BY句とAVG関数を組み合わせることで、特定の列に基づいて行をグループ化し、各グループの平均値を計算することができます。この組み合わせは、データ分析において頻繁に用いられます。
使用例
社員ID | 部署 | 給与 |
---|---|---|
1 | 営業 | 500 |
2 | 営業 | 600 |
3 | エンジニア | 700 |
4 | エンジニア | 800 |
5 | 人事 | 400 |
上記のテーブルを例に、部署ごとの平均給与を計算するSQL文は以下のようになります。
SELECT 部署, AVG(給与)
FROM 社員
GROUP BY 部署;
まとめ
GROUP BY句とAVG関数は、それぞれ単体で使っても非常に強力ですが、これを組み合わせることで、さまざまな条件での平均値の計算が容易になります。特に、データ分析でよく使われる手法なので、この組み合わせをマスターすることは非常に有用です。
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