SQL(Structured Query Language)はデータベース操作のための言語であり、GROUP BY句はその中でも特に便利な機能の一つです。GROUP BY句を使用すると、指定したカラムでレコードをグループ化し、それぞれのグループに対して集計関数(SUM、AVG、COUNTなど)を適用することができます。この記事では、GROUP BYを用いたレポート生成の手法について詳しく解説します。
目次
GROUP BYの基本的な構文
GROUP BY句の基本的な構文は以下のようになります。
SELECT 列名1, 集計関数(列名2)
FROM テーブル名
GROUP BY 列名1;
サンプルデータ
以下のような`sales`テーブルを例にとります。
店舗ID | 商品ID | 売上金額 |
---|---|---|
1 | 101 | 1000 |
1 | 102 | 1500 |
2 | 103 | 2000 |
2 | 101 | 1000 |
店舗ごとの売上集計
店舗IDごとに売上金額を合計する例を考えます。
SELECT 店舗ID, SUM(売上金額)
FROM sales
GROUP BY 店舗ID;
店舗ID | 売上合計 |
---|---|
1 | 2500 |
2 | 3000 |
HAVING句でのフィルタリング
HAVING句を使用すると、GROUP BYでの集計結果に対して更に条件を付け加えることができます。
SELECT 店舗ID, SUM(売上金額)
FROM sales
GROUP BY 店舗ID
HAVING SUM(売上金額) > 2000;
店舗ID | 売上合計 |
---|---|
2 | 3000 |
まとめ
SQLのGROUP BY句はデータを集計する際に非常に強力なツールです。基本的な使用方法から、HAVING句を使った高度なフィルタリングまで、さまざまなレポート生成のシナリオで活用することができます。実際に手を動かして多様なデータ集計の技術を磨きましょう。
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