SQLでパターンマッチングと系列データ処理を行う方法

この記事では、SQLにおけるパターンマッチングと系列データ処理について詳しく解説します。これらの概念を理解し、適用することで、データベース操作がより柔軟かつ高度になります。SQLには多くの関数と演算子があり、これらを活かしてパターンマッチングや系列データの処理が可能です。
目次

パターンマッチングとは?

パターンマッチングは、特定のパターンに一致するデータを見つけ出す手法です。SQLでよく用いられるのは「LIKE」や「REGEXP」です。

LIKEを使用した基本的な例

`sCode` SELECT * FROM employees WHERE name LIKE ‘田中%’;
上記のクエリは、名前が「田中」で始まるすべての従業員を選択します。
名前 部署
田中一郎 営業部
田中二郎 開発部
LIKEを用いた結果

REGEXPを使用した高度な例

`sCode` SELECT * FROM orders WHERE product REGEXP ‘^テレビ|ラジオ’;
上記のクエリは、商品名が「テレビ」または「ラジオ」で始まる注文を選択します。
注文ID 商品名
1 テレビ2000
2 ラジオミニ
REGEXPを用いた結果

系列データ処理とは?

系列データ処理は、時系列や順番に依存するデータを処理する手法です。SQLでよく用いられるのは「LEAD()」や「LAG()」、そして「RANK()」などのウィンドウ関数です。

LEAD()とLAG()の使用例

`sCode` SELECT id, sales, LEAD(sales) OVER (ORDER BY id) as next_sales FROM sales_data;