この記事では、SQL(Structured Query Language)でよく使用されるSUM関数について詳しく解説します。SUM関数は、特定のカラムに存在する数値データを合計するために使用される非常に便利な関数です。この記事では基本的な使用方法から、より高度なテクニックまで幅広く取り扱います。
目次
SUM関数とは?
SUM関数はSQLで数値データを合計するための集約関数です。特定のカラム内の全ての値、または条件に一致する値を合計します。
基本的な構文
SUM関数の基本的な構文は以下のようになります。
SELECT SUM(カラム名) FROM テーブル名;
具体的な使用例
ここで具体的な使用例を通して、SUM関数の使い方について深掘りしていきます。
単純な合計
最も単純な形でのSUM関数の使用例です。
SELECT SUM(salary) FROM employees;
salary | 合計 |
---|---|
50000 | |
60000 | |
55000 | 165000 |
条件をつけた合計
WHERE句を用いて条件を指定したSUM関数の使用例です。
SELECT SUM(salary) FROM employees WHERE department = '開発';
department | salary | 合計 |
---|---|---|
開発 | 50000 | |
開発 | 60000 | 110000 |
高度な使用方法
より高度な使用方法として、GROUP BY句やHAVING句との組み合わせもあります。
GROUP BYでカテゴリ別に合計
SELECT department, SUM(salary) FROM employees GROUP BY department;
department | 合計 |
---|---|
開発 | 110000 |
営業 | 95000 |
HAVING句で合計値に条件をつける
SELECT department, SUM(salary) FROM employees GROUP BY department HAVING SUM(salary) > 100000;
department | 合計 |
---|---|
開発 | 110000 |
まとめ
SQLのSUM関数は、データの合計を求める際に非常に便利な機能です。基本的な使い方から高度なテクニックまで、多くのケースで活用できます。特にビジネスの現場でのデータ解析においては、このSUM関数の理解と活用は避けて通れないスキルと言えるでしょう。
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