この記事では、SQLにおいてNULL値を含む列でSUM関数を使う際の注意点と、その結果の解釈方法について詳しく解説します。多くのデータベースシステムで使われるSUM関数ですが、NULL値が含まれていると、どうなるのでしょうか。この疑問について実例を交えて明らかにします。
目次
SQLのSUM関数とは
SQLのSUM関数は、特定の列の値を合計するための関数です。基本的な使用方法は非常に簡単で、以下のような形です。
SELECT SUM(列名) FROM テーブル名;
SUM関数の基本的な動作
SUM関数は、指定された列の全ての数値を合計します。ただし、NULL値は除外される点が特徴です。
データ | SUM関数の結果 |
---|---|
1 | 6 |
2 | |
3 |
NULL値を含む列でSUM関数を使う場合
NULL値が列に含まれている場合、SUM関数はどのように動作するのでしょうか。以下に実例を示します。
SELECT SUM(列名) FROM テーブル名;
NULL値が除外される
もし列にNULL値が含まれていたとしても、SUM関数はNULL値を除外して合計を出します。
データ | SUM関数の結果 |
---|---|
1 | 6 |
2 | |
3 | |
NULL |
全てがNULL値の場合
もし列の全ての値がNULLだった場合、SUM関数の結果もNULLになります。
データ | SUM関数の結果 |
---|---|
NULL | NULL |
まとめ
SQLでSUM関数を使用する際にNULL値が列に含まれている場合、SUM関数はそのNULL値を除外して計算します。しかし、列の全ての値がNULLである場合は、結果もNULLになる点に注意が必要です。このように、SUM関数は便利ですが、NULL値の扱いには注意が必要です。
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