SQL(Structured Query Language)は、データベースを操作するための言語です。特にデータの更新は、データベース管理において頻繁に行われる操作の一つです。この記事では、SQLでよく使われる`UPDATE`文の基本構文と使用例について深く探ります。
目次
UPDATE文の基本構文
`UPDATE`文はデータベースのテーブルに格納されたデータを修正・更新する際に使用されます。基本構文は以下のようになります。
UPDATE テーブル名
SET カラム1 = 値1, カラム2 = 値2, ...
WHERE 条件;
各要素の説明
要素名 | 説明 |
---|---|
UPDATE | 更新するテーブルを指定 |
SET | 更新するカラムとその新しい値を指定 |
WHERE | どの行を更新するかの条件を指定 |
UPDATE文の使用例
以下に、具体的な使用例を示します。今回の例では、`employees`テーブルを用います。このテーブルは以下のようになっています。
ID | 名前 | 部署 | 給与 |
---|---|---|---|
1 | 山田 | 営業 | 300000 |
2 | 佐藤 | 開発 | 350000 |
3 | 田中 | 経理 | 270000 |
給与を更新する
給与が350,000円以上の人の給与を400,000円に更新する場合、以下のようにSQL文を書きます。
UPDATE employees
SET 給与 = 400000
WHERE 給与 >= 350000;
このSQL文を実行すると、佐藤さんの給与が400,000円に更新されます。
部署を更新する
山田さんが開発部へ異動した場合、以下のようにSQL文を書きます。
UPDATE employees
SET 部署 = '開発'
WHERE 名前 = '山田';
このSQL文を実行すると、山田さんの部署が「開発」に更新されます。
まとめ
SQLの`UPDATE`文は、データベース内のデータを効率的に更新するための重要な命令です。基本構文を理解し、適切な条件で使用することで、データの整合性を保ちながら柔軟なデータ管理が可能になります。
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