本記事では最近なにかと話題になっている新たな最高責任者CHOについて解説します。
目次
CHO(最高健康責任者)とは?
CHOとはChief Health Officerの略で、従業員の健康管理における最高責任者ことです。 CEO (Chief executive officer) やCIO (Chief Information Officer) と同様に会社役員が兼務します。
まだ聞き慣れない言葉ですが、大企業を中心に新設が相次いでいます。
CHO設置企業増加の理由
従業員を休まず働かせる | 近年メンタル不調によって休職する従業員数が増加傾向にあります。企業としては単純に働いてもらわないと困ってしまいますよね。休職者にも給料を払わなくてはなりませんし |
投資家への対策 | 欧米で「ESG投資」という考え方が広まっています。環境保護、社会的責任、企業統治の3分野を投資指標として利用する方法です。健康増進は社会的責任の項目に含まれますので、ESG投資では重要な指標となります。要するに、健康に気を使っている企業とアピールすれば株が上がるという事です。 |
財務面 | 企業の負担する保険料がわずか5年で1兆円増加(7兆円から8兆円)しています。国と企業は従業員を病院に行かせたくないですよね。 |
CHO設置企業
SCSK、日本交通、ロート製薬、テルモ、吉野家ホールディングス等とまだ少ないのが実情です。
IT業界も不健康な方が多いと感じますので、健康推進をしてシリコンバレーに負けないサービスが生まれるような環境を整備すべきと感じます。
また、経済産業省と東京証券取引所は「健康経営銘柄」毎年公表するようです。
コメント