皆さんはクラウドソーシングという言葉はご存知でしょうか?
クラウドソーシングというのは、インターネット環境さえあれば好きな場所で好きな案件を受注する事ができます。
発注者のメリット
発注者としては、人材を雇わなくてもプロに仕事を出す事ができます。採用の手間がかかりませんし、単発の案件であっても仕事を出せるので非常に効率的です。極端な話をすると、社員を雇わなくても仕事を全部クラウドワーカーに発注するばいいわけです。クラウドワーカーと合わなければ変更すればいいわけです。社員を雇ったらそうはいきません、、、
受注者のメリット
受注者からすれば、仕事を選べるので自分の専門性を高める事が可能です。どんどん市場価値が高まりますし、好きな仕事のみに専念する事ができます。そして、場所を選びませんので、例えばパナマでサーフィンをしながら働く事ができます。
上げればきりがないんですが、とにかく受注者と発注者双方にメリットが半端無くある働き方だと思っています。個人的にも、一つの会社に縛られずに生きていけて非常にいいなーと思っています。自由ですよね、でいてきちんと仕事もこなす、スキルも高めていく、頑張り次第ではサラリーが上がっていく。
最低賃金の問題
一点、クラウドソーシングの普及を脅かすといいますか、残念なポイントがあります。普通に働く場合は、最低賃金が設定されていて報酬が保証されています。しかし、クラウドソーシングでは最低賃金が設定されていなく、もの凄い低賃金の案件が横行しているのです。発注者としてはいかに安く仕上げるかで利益が決まってきますから、どんどん低賃金で発注をしてきます。それが、受注されなければ問題ないと思うのですが、子育て中の主婦の方が少しでもお金を稼ぎたいばかりに受注しているのが実態です。私も何件か簡単な案件を受注してみましたが、時給100円にしかならないものばかりでした。
法整備を急げ!!
仕事に対して、きちんとした対価が発生しないのは市場の原理として問題があります。主婦の方が貰い損ねた700円が発注側の利益になっているわけで、どう考えても所得の格差が開いていきます。クラウドソーシングの最低賃金も何らかの形で法的に定める必要があります。見えないところで仕事をしているから難しといった意見もありますが、方法は無数にあるはずです。例えば最低賃金を換算する公的機関を作るとかです。案件はデータ入力とかライティングの仕事とか似たり寄ったりなので、案件のパターン別に最低賃金を決める事は簡単だと思います。
なんだか熱くなってしまいましたが、この自由な働き方に私は非常に期待していて、地方格差の問題とか何らかの理由で会社へ行けない方の雇用問題だとか、様々な社会問題の解決の糸口になると思っているので、是非衰退させないようにしていただきたいと切実に思っています。クラウドソーシング事業者と国を応援しています。
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