「Full Page Screen Capture」は現在、同じ拡張機能IDの「GoFullPage – Full Page Screen Capture」という名称でChromeウェブストアから提供されています。Chromeでページを開き、アイコンまたはAlt+Shift+Pを実行すると自動スクロール後に結果タブが開き、PNG・JPEG・PDFとして保存できます。最初にストアIDがfdpohaocaechififmbbbbbknoalclaclであること、撮影対象に個人情報や社外秘が含まれないことを確認してください。
旧称と現行版を取り違えない
Chromeウェブストアの変更履歴では2020年の7.0で名称がGoFullPageへ変わっています。2026年7月17日時点のストア表示はバージョン8.6、更新日は2026年1月21日です。旧名で検索して別製品を入れないでください。この記事は公式掲載を確認できるデスクトップ版Chromeを対象にし、FirefoxやEdgeでも同じ機能・手順だとは断定しません。管理対象Chromeでは管理者が導入を制限している場合があります。
インストール前の確認
- 正規ストアを開き、名称、提供者、ID、更新日、プライバシー表示を確認する。検索広告や似た名前から入れない。
- Chromeに追加を選び、表示された権限を読む。必要以上のサイトデータ権限なら導入を止めて用途を再検討する。
- 追加後、拡張機能メニューからGoFullPageを固定する。固定は表示だけで権限を増やさない。
- 社内システムで使うなら保存先、保管期限、共有範囲を情報管理ルールと照合する。
Googleのヘルプでは、拡張機能はサイトデータを読み取ったり変更したりでき、アクセスをクリック時、特定サイト、すべてのサイトなどに調整できると説明しています。ストア説明は不要な追加権限を要求しない設計を掲げていますが、導入後も「拡張機能を管理」から詳細を確認します。シークレットモードへの許可を安易に有効にしません。
ページ全体を撮影する手順
- 撮影ページの読み込み完了を待つ。遅延読み込み画像がある場合は必要範囲を一度ゆっくりスクロールする。
- 通知、チャット、氏名、メール、注文番号など写してはいけない要素を閉じる。可能なら検証アカウントを使う。
- アイコンをクリックするかAlt+Shift+Pを押す。撮影中はタブ切替、手動スクロール、ウィンドウ幅変更をしない。
- 結果タブで先頭と末尾、固定ヘッダー、画像、表、段組みを拡大して確認する。
- 用途に合わせPNG、JPEG、PDFを選び、保存後のファイルも開いて検査する。
ショートカットが動かない
Alt+Shift+Pが他アプリや拡張機能と競合する場合があります。まずアイコンから実行できるか確認し、Chromeの拡張機能ショートカット設定で競合を調べます。アイコンでも動かない場合は、chrome://で始まる内部ページやウェブストアなど、拡張機能の実行が制限されるページではないか確認します。制限を回避する起動オプションは使いません。
保存形式の選び方
PNG
UI、文字、小さなアイコン、線画を劣化させず残す用途に向きます。縦に極端に長いページではピクセル寸法と容量が大きくなり、ビューアーやチケットシステムで開けない場合があります。提出先の上限を先に確認し、必要なら論理的な区切りで複数枚にします。文字が読めなくなるほど縮小すると証跡として役立ちません。
JPEG
写真中心で容量を抑える場合に向きますが、文字の輪郭や細線へ圧縮ノイズが出ます。不具合報告やアクセシビリティ確認ではPNGを優先します。保存後に100%表示で問題箇所が読めるか確認し、元URL、取得日時、ブラウザー倍率を別の記録へ残します。
配布や印刷には便利ですが、拡張機能が生成するPDFは元HTMLと同じではなく、検索可能テキスト、リンク、読み上げ順序を保証しません。法定保存、アクセシブル文書、正式なWebアーカイブの代用にしないでください。ページ分割と余白を確認し、印刷用CSSを生かしたい場合はChromeの印刷からPDFへ保存する方法も比較します。
うまく撮れない原因と対策
固定ヘッダーが重複する
全画面キャプチャは少しずつスクロールして合成するため、fixedやsticky要素、スクロール連動アニメーションが区間ごとに重複することがあります。倍率を100%へ戻し、再読み込み後にアニメーションが止まってから再試行します。管理サイトなら撮影専用の印刷スタイルや検証環境を用意する方が再現性は高く、本番CSSを一時変更した証跡は実表示と異なる旨を記録します。
遅延読み込み画像が空白になる
画像が表示領域へ入ってから読み込まれるサイトでは、自動スクロールが速いと空白になります。撮影前に一度最後までスクロールし、画像表示を確認して先頭へ戻します。通信が不安定なら読み込み後に待ちます。広告、在庫、時刻など動的内容は毎回変わるため、比較では取得時刻と条件をそろえます。
内部スクロールやiframeが欠ける
画面内の別コンテナーが独立スクロールする構造では、その内部すべてを一枚へ展開できない場合があります。別オリジンのiframeや保護された埋め込みも同様です。欠落を隠さず、親ページと内部領域を別々に撮影し対応関係を記録します。ストア説明が複雑なページ対応を掲げていても、すべての実装で完全とは限りません。
長すぎるページが分割される
Chromeが一枚の画像として保持できる寸法には限界があります。GoFullPageは非常に長いページで複数画像へ分ける旨を案内しています。各画像の重なりと抜けを確認し、監査用途ならページ番号、取得順、URL、日時を台帳へ記録します。
機密情報を守る運用
- 本番の顧客画面より同じレイアウトの検証環境とダミーデータを優先する。
- 通知領域、プロフィール名、ブックマーク、他タブを撮影範囲へ含めない。
- 保存先を個人フォルダーに固定せず、承認済みの暗号化・アクセス制御された場所へ移す。
- 添付前に画像全体を見直し、編集可能な黒塗りを残さず書き出し後を確認する。
- 用途終了後は管理画面で無効化または削除し、再利用時に提供者と権限を再確認する。
元に戻す方法
不要または挙動に疑問がある場合は、Chromeの「拡張機能を管理」でまずトグルをオフにして症状が消えるか確認します。必要な成果物を確認したうえで削除します。Chrome全体を初期化する必要はありません。再導入も正規ストアの同じIDから行い、強制配布端末では管理者へ連絡します。
まとめ
現行GoFullPageは旧Full Page Screen Captureと同じ系統です。正規ストアとIDを確認し、アイコンまたはAlt+Shift+Pで撮影、結果を目視して目的に合う形式で保存します。固定要素、遅延読み込み、内部スクロール、長大ページには限界があるため、欠落と重複を点検してください。機密ページでは情報最小化と保存先管理を最優先します。
証跡として使うときの検収
画面証跡は「ページ全体が一枚になった」ことより、判断に必要な状態が再現可能であることが大切です。提出前に、URLと対象環境、ログイン権限、ブラウザー版、表示倍率、ウィンドウ幅、取得日時、動的データの基準時刻を記録します。画像ではボタンの無効状態、エラー文、表の列見出し、最下部まで読めるかを確認します。別担当者が同じ条件で開けない社内URLなら、画像のアクセス権と原本の保管場所を紐付けます。撮影後にトリミングや注釈を加えた場合は原本と加工版を分け、何を隠し何を強調したか説明できるようにします。
代替手段との使い分け
見た目を一枚の画像で共有するならGoFullPage、印刷レイアウトを配るならブラウザーの印刷PDF、DOMや通信を含む技術調査なら開発者ツール、後から検索・再利用する正式記録なら原データのエクスポートが適します。スクリーンショットはページのその瞬間を示しますが、非表示項目、リンク先、入力値の由来、サーバー応答までは証明しません。障害報告では画像だけでなく再現手順、期待結果、実際結果、時刻、ブラウザー版を添えます。
更新後に権限が変わったとき
拡張機能更新時に新しい権限警告が出たら、惰性で許可せず変更履歴とストアのプライバシー欄を確認します。業務端末では管理者が更新版を検証するまで無効にし、必要ならChrome標準の印刷や開発者ツールを一時利用します。旧版を非公式サイトから入れ直すと更新と署名の経路を失うため避けます。権限を拒否して機能が動かない場合も、Chrome全体のセーフブラウジングを弱めるのではなく、撮影対象と必要権限を再評価します。
撮影結果をチケットへ添付した後も、ローカルのダウンロードフォルダーに複製が残ります。提出完了後は組織の保持規則に従い、承認済み原本だけを残して不要コピーを整理します。クラウド同期対象フォルダーなら同期先の共有範囲も確認します。

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