この記事では、Excel VBAを利用して、特定のディレクトリ内に存在するビデオファイルの属性情報(例: 長さ、フォーマットなど)をファイル名に追加する方法について説明します。具体的なコード例とその解説、そして応用例を通して、Excel VBAの可能性と実用性を探求していきます。
ビデオファイルの属性情報を取得する基本コード
Sub AddVideoAttributesToFileName()
Dim objFSO As Object
Dim objFolder As Object
Dim objFile As Object
Dim strFolderPath As String
Dim strNewName As String
'ビデオファイルが格納されているフォルダのパスを指定
strFolderPath = "C:\path_to_video_folder\"
'FileSystemObjectを生成
Set objFSO = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
Set objFolder = objFSO.GetFolder(strFolderPath)
'フォルダ内のすべてのファイルをループ
For Each objFile In objFolder.Files
'ビデオファイルの属性情報を取得 (この例ではダミーとして"_info"を追加)
strNewName = objFile.Name & "_info"
'ファイル名を更新
objFile.Name = strNewName
Next objFile
Set objFile = Nothing
Set objFolder = Nothing
Set objFSO = Nothing
End Sub
このコードは、指定したフォルダ内のすべてのビデオファイルのファイル名に”_info”という文字列を追加するものです。本当の属性情報を取得するためには、追加のライブラリやツールが必要ですが、このコードはその基本的な手法を示すものとして作成されています。
コードの詳細解説
FileSystemObjectとは
FileSystemObjectは、ファイルやフォルダの操作を支援するためのオブジェクトです。このオブジェクトを利用することで、ファイルやフォルダの作成、削除、リネームなどの操作を行うことができます。
コードの流れ
1. 必要なオブジェクト変数を宣言する。
2. ビデオファイルが格納されているフォルダのパスを指定する。
3. FileSystemObjectを生成し、指定したフォルダの情報を取得する。
4. フォルダ内のすべてのファイルをループして、各ファイルのファイル名に属性情報を追加する。
5. 使用したオブジェクトを開放する。
応用例
1. ビデオファイルの長さを取得してファイル名に追加する
ビデオファイルの長さを取得するには、外部ライブラリやAPIを利用する必要があります。以下はその一例です。
'この部分には外部ライブラリやAPIを使用してビデオファイルの長さを取得するコードを記述する
2. ビデオファイルのフォーマットを取得してファイル名に追加する
ビデオファイルのフォーマットを取得するには、ファイルの拡張子を確認する方法が簡単です。
Sub AddFormatToFileName()
'... 上記のコードの続き ...
'ファイルの拡張子を取得してファイル名に追加
strNewName = objFile.Name & "_" & objFSO.GetExtensionName(objFile.Name)
'ファイル名を更新
objFile.Name = strNewName
'... 続き ...
End Sub
3. ビデオファイルの作成日を取得してファイル名に追加する
ファイルの作成日はFileSystemObjectを使用して取得することができます。
Sub AddCreationDateToFileName()
'... 上記のコードの続き ...
'ファイルの作成日を取得してファイル名に追加
strNewName = objFile.Name & "_" & Format(objFile.DateCreated, "yyyymmdd")
'ファイル名を更新
objFile.Name = strNewName
'... 続き ...
End Sub
まとめ
Excel VBAを使用して、ビデオファイルの属性情報を簡単にファイル名に追加することができます。この方法は、ファイルの管理や整理を効率的に行うための一つの手段として活用できるでしょう。応用例を参考に、さまざまな属性情報の取得や利用の方法を探求してみてください。
コメント