Excel VBAを使用して、ファイル名の誤字や脱字を一括で修正する方法について詳しく説明します。この記事を通して、Excel VBAの力強さを再確認することができるでしょう。また、日常の業務での小さな手間をVBAで自動化する方法もご紹介します。
Excel VBAによるファイル名の一括修正
Excel VBAを使えば、フォルダ内の多数のファイル名の誤字や脱字を短時間で修正することが可能です。ここでは、基本的なコードとその動作の解説、さらに応用例を紹介します。
基本的なコード
以下は、指定したフォルダ内のファイル名を一括で修正するためのVBAコードの例です。
Sub RenameFilesInFolder()
Dim folderPath As String
Dim fileName As String
Dim newName As String
'フォルダのパスを指定
folderPath = "C:\ExampleFolder\"
fileName = Dir(folderPath & "*.*")
'各ファイルに対しての処理
Do While fileName <> ""
'新しいファイル名を生成（ここでは"old"を"new"に変更する例）
newName = Replace(fileName, "old", "new")
Name folderPath & fileName As folderPath & newName
fileName = Dir
Loop
End Sub
コードの詳細解説
上記のコードは、指定したフォルダ内のすべてのファイルに対して、ファイル名中の”old”という文字列を”new”という文字列に変更する処理を行います。
1. `folderPath`で操作したいフォルダのパスを指定します。
2. `Dir`関数を使用して、フォルダ内の最初のファイル名を取得します。
3. `Do While`ループを使用して、フォルダ内のすべてのファイルを順に処理します。
4. `Replace`関数を使って、既存のファイル名から新しいファイル名を生成します。
5. `Name`文を使って、ファイル名を変更します。
6. 最後に、次のファイル名を取得してループを続けます。
応用例
1. 特定の拡張子のファイルのみを対象にする
特定の拡張子（例：.txt）のファイルのみを対象にしたい場合のコード例です。
fileName = Dir(folderPath & "*.txt")
2. ファイル名に日付を追加する
ファイル名の先頭に今日の日付を追加する例です。
newName = Format(Date, "yyyymmdd") & "_" & fileName
3. ファイル名の特定の位置の文字を変更する
例えば、ファイル名の3文字目と4文字目を”AB”に変更する場合のコード例です。
newName = Left(fileName, 2) & "AB" & Mid(fileName, 5)
まとめ
Excel VBAを使ってフォルダ内のファイル名を一括で効率的に変更する方法を学びました。この技術を使うことで、日常の業務で発生する煩雑な作業を効率化し、生産性を向上させることが可能です。是非、これをきっかけにExcel VBAのさまざまな機能を活用してみてください。
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