この記事では、Excel VBAを用いて、特定の条件に基づいてデータベースのレコードをフィルタリングし、その結果をExcelに表示する方法について詳しく説明します。初心者でも理解しやすいように、具体的なコード例、その詳細な解説、さらに応用例を3つご紹介します。
目次
基本的なフィルタリング方法
Excel VBAを使用してデータベースからデータを取得し、特定の条件を満たすレコードだけをExcelに表示する基本的な方法を学びましょう。
Sub FilterAndDisplayData()
Dim conn As Object
Dim rs As Object
Dim strSQL As String
' 接続の設定
Set conn = CreateObject("ADODB.Connection")
conn.Open "Your_Connection_String"
' SQLクエリの作成(例:年齢が20歳以上のレコードを取得)
strSQL = "SELECT * FROM YourDatabaseTable WHERE Age >= 20"
' クエリの実行
Set rs = conn.Execute(strSQL)
' 結果をExcelのA1セルから表示
ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Range("A1").CopyFromRecordset rs
' オブジェクトの解放
rs.Close
Set rs = Nothing
conn.Close
Set conn = Nothing
End Sub
上記のコードは、`Your_Connection_String`にデータベースへの接続文字列を、`YourDatabaseTable`にフィルタリングしたいテーブル名を設定して使用します。
応用例
応用例1: 複数の条件を組み合わせたフィルタリング
年齢が20歳以上で、かつ性別が女性のレコードを取得したい場合のコード例です。
strSQL = "SELECT * FROM YourDatabaseTable WHERE Age >= 20 AND Gender = 'Female'"
応用例2: ソート機能の追加
年齢で昇順にソートしてデータを取得するコード例です。
strSQL = "SELECT * FROM YourDatabaseTable WHERE Age >= 20 ORDER BY Age ASC"
応用例3: 特定のカラムだけを取得
名前と年齢だけを取得する場合のコード例です。
strSQL = "SELECT Name, Age FROM YourDatabaseTable WHERE Age >= 20"
まとめ
Excel VBAを使用することで、簡単にデータベースからのデータの取得とフィルタリングが行えます。この基本をマスターすることで、さまざまな応用が可能になります。ぜひ実際の業務やタスクでの活用をお試しください。
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