Excel VBAを活用した顧客のフィードバック集計方法

この記事では、Excel VBAを利用して顧客のフィードバックを集計する方法について詳しくご紹介します。具体的なコードとその詳細な解説、さらには応用例も交えて、VBAの力をフルに活用したデータ処理の手法を学ぶことができます。

目次

Excel VBAの基本

Excel VBA(Visual Basic for Applications)は、Microsoft Excelに組み込まれたプログラミング言語です。これを用いると、単純作業の自動化だけでなく、高度なデータ分析やレポート作成も可能になります。

そもそも、どこにVBAコードを書いて、どう実行すれば良いのか分からない場合は、以下の記事をご参照ください。

基本的なフィードバック集計のコード

まず、基本的なフィードバック集計のVBAコードを以下に示します。

コードの詳細解説

このコードは、Sheet1のA列に顧客名、B列にフィードバック(PositiveまたはNegative)という形でデータが入力されていることを前提としています。以下は各部分の詳細な解説です。

1. Dim で変数を宣言しています。lastRow はデータの最終行を取得するため、PositiveFeedbackNegativeFeedback はそれぞれのフィードバック数をカウントするために使用します。
2. ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Cells(ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Rows.Count, "A").End(xlUp).Row で最終行を取得しています。
3. Forループを使用して、B列の各セルを調べ、フィードバックの種類に応じてカウントを増やしています。
4. 最後に、集計結果をD1とE1セルにヘッダーを出力し、D2とE2セルに集計結果を出力します。

応用例1:中立のフィードバックも集計

顧客からのフィードバックには、ポジティブやネガティブだけでなく、「中立」も存在するかもしれません。その場合の集計方法を以下に示します。

応用例2:フィードバックのコメントも一緒に集計

B列にフィードバックの種類、C列に具体的なコメントが入っている場合、そのコメントも一緒に集計する方法を示します。

応用例3:フィードバックの種類をドロップダウンリストで選択

Excelのデータ検証機能を使用して、フィードバックの種類をドロップダウンリストから選択する方法を示します。

まとめ

Excel VBAは、データ集計の自動化に非常

に有効です。特に、顧客のフィードバックのような日常的に収集されるデータを効率的に集計するためには、VBAのスキルは欠かせません。この記事を参考に、VBAを活用して日々の業務をより効率的に進めることができれば幸いです。

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