Excel VBAを利用したOutlookの未開封メール自動整理方法

この記事では、Excel VBAを用いて、一定期間未開封のメールを「未確認」フォルダに移動する処理方法について詳しく解説します。具体的なコード例とその詳細、さらに応用例を通じて、この処理をより深く理解していただけるようにします。

目次

Excel VBAの基本

Excel VBA(Visual Basic for Applications)は、Microsoft Excelに組み込まれたプログラミング言語です。これを用いると、単純作業の自動化だけでなく、高度なデータ分析やレポート作成も可能になります。

そもそも、どこにVBAコードを書いて、どう実行すれば良いのか分からない場合は、以下の記事をご参照ください。

基本的な処理コード

以下は、指定した期間内に未開封のメールを「未確認」フォルダに移動するVBAの基本的なコードです。


Sub MoveUnopenedMails()
    Dim OutlookApp As Object
    Dim Namespace As Object
    Dim Inbox As Object
    Dim UnconfirmedFolder As Object
    Dim MailItem As Object
    Dim LastDate As Date

    ' Outlookアプリケーションと名前空間を設定
    Set OutlookApp = CreateObject("Outlook.Application")
    Set Namespace = OutlookApp.GetNamespace("MAPI")

    ' インボックスと「未確認」フォルダを設定
    Set Inbox = Namespace.GetDefaultFolder(6) ' 6 はインボックス
    Set UnconfirmedFolder = Inbox.Folders("未確認")

    ' 7日前の日付を取得
    LastDate = Date - 7

    ' インボックスのメールを確認
    For Each MailItem In Inbox.Items
        If MailItem.UnRead And MailItem.ReceivedTime < LastDate Then
            MailItem.Move UnconfirmedFolder
        End If
    Next MailItem
End Sub

コードの詳細解説

1. まず、Outlookアプリケーションと名前空間(`Namespace`)を設定しています。
2. 次に、インボックス(`Inbox`)と「未確認」フォルダ(`UnconfirmedFolder`)を取得します。
3. `LastDate`という変数に、7日前の日付を設定しています。この部分で日数を変更することで、任意の日数を設定できます。
4. `For Each`ループを使用して、インボックス内のすべてのメールを調べます。未読で、かつ受信日時が7日前よりも前のメールが「未確認」フォルダに移動されます。

応用例

1.特定のキーワードを含む未読メールのみを移動

以下のコードは、特定のキーワード(例: “重要”)を件名に含む未読メールだけを「未確認」フォルダに移動します。


For Each MailItem In Inbox.Items
    If MailItem.UnRead And MailItem.ReceivedTime < LastDate And InStr(1, MailItem.Subject, "重要", vbTextCompare) > 0 Then
        MailItem.Move UnconfirmedFolder
    End If
Next MailItem

2.メールの差出人に応じて異なるフォルダに移動

以下のコードでは、メールの差出人に応じて、それぞれ異なるフォルダに移動します。


Dim SenderFolder As Object

For Each MailItem In Inbox.Items
    If MailItem.UnRead And MailItem.ReceivedTime < LastDate Then
        Set SenderFolder = Inbox.Folders(MailItem.SenderName)
        If SenderFolder Is Nothing Then
            Set SenderFolder = Inbox.Folders.Add(MailItem.SenderName)
        End If
        MailItem.Move SenderFolder
    End If
Next MailItem

3.メールの添付ファイルの有無に応じて処理

以下のコードは、添付ファイルを持つ未読メールのみを「未確認」フォルダに移動します。


For Each MailItem In Inbox.Items
    If MailItem.UnRead And MailItem.ReceivedTime < LastDate And MailItem.Attachments.Count > 0 Then
        MailItem.Move UnconfirmedFolder
    End If
Next MailItem

まとめ

Excel VBAを用いてOutlookの未開封メールを自動的に整理することで、メールの管理がより簡単になります。上記の基本的なコードや応用例を参考に、日常業務の効率化に役立ててください。

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