Excel VBAを使用したPowerPointからの3Dモデルビューアの起動方法

Excel VBAを使ってPowerPointから3Dモデルビューアを起動する方法について、詳しく説明します。初心者でも理解しやすいように具体的なコード例とその解説、応用例を含めて説明します。

目次

Excel VBAの基本

Excel VBA(Visual Basic for Applications)は、Microsoft Excelに組み込まれたプログラミング言語です。これを用いると、単純作業の自動化だけでなく、高度なデータ分析やレポート作成も可能になります。

そもそも、どこにVBAコードを書いて、どう実行すれば良いのか分からない場合は、以下の記事をご参照ください。

PowerPointから3DモデルビューアをVBAで起動する基本

Excel VBAは、オフィスソフト間の連携を実現するための非常に強力なツールです。今回は、ExcelからPowerPointにアクセスし、さらに3Dモデルビューアを起動する方法を見ていきます。


Sub Launch3DModelViewerFromPPT()
    Dim PPTApp As Object
    Dim PPTPresentation As Object
    Dim Slide As Object
    
    ' PowerPointアプリケーションの起動
    Set PPTApp = CreateObject("PowerPoint.Application")
    PPTApp.Visible = True
    
    ' 新規プレゼンテーションの作成
    Set PPTPresentation = PPTApp.Presentations.Add
    
    ' 新規スライドの追加
    Set Slide = PPTPresentation.Slides.Add(1, 11) ' 11 = ppLayoutBlank
    
    ' 3Dモデルビューアの起動(仮定:3Dモデルビューアが設定されている場合)
    Slide.Shapes.AddOLEObject ClassType:="3DModelViewer", Link:=False
End Sub

コードの詳細解説

1. **PPTApp**という名前のPowerPointアプリケーションオブジェクトを作成します。
2. PowerPointを可視化し、新しいプレゼンテーションを追加します。
3. 空白のスライドを追加します。
4. スライド上にOLEオブジェクトとして3Dモデルビューアを追加します。

応用例

応用例1: 既存のPowerPointファイルを開いて3Dモデルを追加する


Sub Add3DModelToExistingPPT()
    Dim PPTApp As Object
    Dim PPTPresentation As Object
    Dim FilePath As String

    FilePath = "C:\path\to\your\file.pptx"

    ' PowerPointアプリケーションの起動
    Set PPTApp = CreateObject("PowerPoint.Application")
    PPTApp.Visible = True

    ' 既存のプレゼンテーションを開く
    Set PPTPresentation = PPTApp.Presentations.Open(FilePath)

    ' 3Dモデルビューアの起動
    PPTPresentation.Slides(1).Shapes.AddOLEObject ClassType:="3DModelViewer", Link:=False
End Sub

応用例2: 複数の3Dモデルを順番に表示する


Sub DisplayMultiple3DModels()
    Dim PPTApp As Object
    Dim PPTPresentation As Object
    Dim Slide As Object
    Dim i As Integer

    ' PowerPointアプリケーションの起動
    Set PPTApp = CreateObject("PowerPoint.Application")
    PPTApp.Visible = True

    ' 新規プレゼンテーションの作成
    Set PPTPresentation = PPTApp.Presentations.Add

    ' 5つの3Dモデルを追加
    For i = 1 To 5
        Set Slide = PPTPresentation.Slides.Add(i, 11) ' 11 = ppLayoutBlank
        Slide.Shapes.AddOLEObject ClassType:="3DModelViewer", Link:=False
    Next i
End Sub

応用例3: 3Dモデルとテキストのキャプションを同時に追加する


Sub Add3DModelWithCaption()
    Dim PPTApp As Object
    Dim PPTPresentation As Object
    Dim Slide As Object

    ' PowerPointアプリケーションの起動
    Set PPTApp = CreateObject("PowerPoint.Application")
    PPTApp.Visible = True

    ' 新規プレゼンテーションの作成
    Set PPTPresentation = PPTApp.Presentations.Add
    Set Slide = PPTPresentation.Slides.Add(1, 11) ' 11 = ppLayoutBlank

    ' 3Dモデルビューアの起動
    Slide.Shapes.AddOLEObject ClassType:="3DModelViewer", Link:=False

    ' キャプションの追加
    Slide.Shapes.AddTextbox(Orientation:=1, Left:=100, Top:=400, Width:=400, Height:=50).TextFrame.TextRange.Text = "This is a 3D model."
End Sub

まとめ

Excel VBAを使用してPowerPointから3Dモデルビューアを起動する方法は非常に簡単であり、多くの応用例を通じてさまざまな作業の自動化やカスタマイズが可能です。この記事を参考に、VBAの力を活用して効率的なプレゼンテーション作成を目指してください。

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