Excel VBAを使って、ファイルの編集日をファイル名に反映する方法について詳しく解説します。この技術を利用することで、ファイルを編集した日付を一目でわかるようにすることができ、バージョン管理やファイルの整理に役立ちます。
Excel VBAの基本
Excel VBA（Visual Basic for Applications）は、Microsoft Excelに組み込まれたプログラミング言語です。これを用いると、単純作業の自動化だけでなく、高度なデータ分析やレポート作成も可能になります。
そもそも、どこにVBAコードを書いて、どう実行すれば良いのか分からない場合は、以下の記事をご参照ください。
ファイルの編集日をファイル名に反映する基本コード
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Sub RenameFileWithDate() Dim oldName As String Dim path As String Dim editedDate As Date ' 対象ファイルのパスを取得 path = ThisWorkbook.FullName ' 編集日を取得 editedDate = FileDateTime(path) ' 新しいファイル名を生成 oldName = Replace(ThisWorkbook.Name, ".xlsm", "") newName = oldName & " - " & Format(editedDate, "yyyy-mm-dd") & ".xlsm" ' ファイル名を変更 Name path As ThisWorkbook.Path & "\" & newName End Sub |
基本コードの解説
1. **変数の定義**: 既存のファイル名、ファイルのパス、編集日を格納する変数を定義します。
2. **編集日の取得**: FileDateTime関数を使用して、指定したファイルの編集日時を取得します。
3. **新しいファイル名の生成**: ファイルの編集日を元に新しいファイル名を生成します。ここでは、年-月-日の形式で日付をファイル名に追加します。
4. **ファイル名の変更**: Nameステートメントを使用して、ファイル名を変更します。
応用例
1. 特定のフォルダ内のすべてのファイル名を変更する
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Sub RenameAllFilesInFolder() Dim folderPath As String Dim file As String Dim editedDate As Date folderPath = "C:\ExamplePath\" file = Dir(folderPath & "*.xlsm") Do While file <> "" editedDate = FileDateTime(folderPath & file) newName = Replace(file, ".xlsm", "") & " - " & Format(editedDate, "yyyy-mm-dd") & ".xlsm" Name folderPath & file As folderPath & newName file = Dir Loop End Sub |
2. 編集日だけでなく、作成日もファイル名に追加する
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Sub RenameWithCreateDate() Dim oldName As String Dim path As String Dim createdDate As Date Dim editedDate As Date path = ThisWorkbook.FullName createdDate = FileDateTime(path) editedDate = FileDateTime(path) oldName = Replace(ThisWorkbook.Name, ".xlsm", "") newName = oldName & " - Created: " & Format(createdDate, "yyyy-mm-dd") & " Edited: " & Format(editedDate, "yyyy-mm-dd") & ".xlsm" Name path As ThisWorkbook.Path & "\" & newName End Sub |
3. ファイルの編集日をファイルのプロパティとして追加する
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Sub AddDateToProperties() Dim editedDate As Date path = ThisWorkbook.FullName editedDate = FileDateTime(path) ThisWorkbook.BuiltinDocumentProperties("Last Edit Date") = Format(editedDate, "yyyy-mm-dd") End Sub |
まとめ
Excel VBAを利用して、ファイルの編集日をファイル名やプロパティに反映する方法を学びました。これらのテクニックを駆使することで、日々の業務効率を向上させることができます。特に、多数のファイルを管理する際や、バージョン管理を厳密に行いたい場合に役立ちます。
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