この記事では、Excel VBAを使用して営業トークやプレゼンの練習日リマインダーを自動的に作成する方法について詳しく説明します。初心者でも実践できる基本的な方法から、応用例まで幅広く解説します。
Excel VBAの基本
Excel VBA(Visual Basic for Applications)は、Microsoft Excelに組み込まれたプログラミング言語です。これを用いると、単純作業の自動化だけでなく、高度なデータ分析やレポート作成も可能になります。
そもそも、どこにVBAコードを書いて、どう実行すれば良いのか分からない場合は、以下の記事をご参照ください。

Excel VBAとは
Excel VBA(Visual Basic for Applications)は、Excelの内部で動作するプログラミング言語です。これを使用すると、Excelの操作を自動化したり、カスタム関数やマクロを作成することが可能となります。
基本的なリマインダーの作成方法
コードの概要
以下のコードは、毎月1日と15日に営業トークやプレゼンの練習を行うことをリマインドするメッセージボックスを表示するものです。
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Sub RemindPracticeDays() Dim today As Date today = Date If Day(today) = 1 Or Day(today) = 15 Then MsgBox "本日は営業トーク・プレゼンの練習日です!", vbInformation, "リマインダー" End If End Sub |
コードの解説
1. Dim today As Date
– 今日の日付を格納する変数を宣言します。
2. today = Date
– Date
関数を使って今日の日付を取得し、today
変数に格納します。
3. If Day(today) = 1 Or Day(today) = 15 Then
– 今日が月の1日または15日かどうかをチェックします。
4. MsgBox "本日は営業トーク・プレゼンの練習日です!", vbInformation, "リマインダー"
– 条件に一致した場合、リマインダーメッセージボックスを表示します。
応用例
1. 特定の曜日にリマインダーを設定
毎週金曜日に練習を行うことをリマインドする場合のコードです。
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Sub FridayRemindPractice() If Weekday(Date) = 6 Then MsgBox "本日は金曜日!営業トーク・プレゼンの練習日です!", vbInformation, "リマインダー" End If End Sub |
2. 練習の完了を記録
練習を完了した際に、その日付をシートに記録するコードです。
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Sub RecordPracticeCompletion() Dim LastRow As Long LastRow = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Cells(ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Rows.Count, "A").End(xlUp).Row + 1 ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Cells(LastRow, 1).Value = Date End Sub |
3. 一定期間練習をしなかった場合に警告
最後に練習した日から10日以上経過した場合に警告するコードです。
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Sub WarnIfNoPractice() Dim LastPracticeDate As Date LastPracticeDate = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Cells(ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Rows.Count, "A").End(xlUp).Value If Date - LastPracticeDate >= 10 Then MsgBox "最後の練習から10日以上経過しています。練習を再開しましょう!", vbExclamation, "警告" End If End Sub |
まとめ
Excel VBAを使用して、練習日のリマインダーや練習の記録など、効果的な練習環境を整えることが可能です。定期的に練習を行い、自身のスキルを維持・向上させるために、上記の方法や応用例を参考にしてみてください。
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