この記事では、Excel VBAを利用してアンケート結果の集計と報告のメール送信を自動化する方法を解説します。具体的なコードとその詳細な解説、さらには応用例を交えて、より深くVBAの魅力に触れることができる内容となっています。
目次
VBAを用いたアンケート結果の集計
まず、アンケート結果をExcelのシート上で集計するVBAのコードを見てみましょう。
Sub 集計()
Dim LastRow As Long
Dim i As Long, 集計値 As Long
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("アンケート結果")
LastRow = ws.Cells(ws.Rows.Count, "A").End(xlUp).Row
For i = 2 To LastRow
If ws.Cells(i, 3).Value = "満足" Then
集計値 = 集計値 + 1
End If
Next i
ws.Cells(1, 5).Value = "満足の人数"
ws.Cells(2, 5).Value = 集計値
End Sub
このコードは、アンケートの結果が記載されている”アンケート結果”という名前のシートを集計し、回答が”満足”であるものをカウントします。集計結果は同じシートのE列に表示されます。
VBAを用いた報告のメール送信
次に、アンケート結果の集計をもとに、メールで報告を自動送信するVBAのコードを見てみましょう。
Sub メール送信()
Dim OutApp As Object
Dim OutMail As Object
Dim strBody As String
Set OutApp = CreateObject("Outlook.Application")
Set OutMail = OutApp.CreateItem(0)
strBody = "アンケートの集計結果を報告いたします。" & vbNewLine & vbNewLine & _
"満足の人数:" & ThisWorkbook.Sheets("アンケート結果").Cells(2, 5).Value
With OutMail
.To = "report@example.com"
.Subject = "アンケート集計結果"
.Body = strBody
.Send
End With
Set OutMail = Nothing
Set OutApp = Nothing
End Sub
このコードはOutlookを使用して、アンケート結果の集計をメールとして送信します。送信先やメールの内容はコード内で適宜変更が可能です。
応用例
VBAを使用することで、様々な応用が可能です。以下はその一部を紹介します。
応用例1: 複数の選択肢に対する集計
アンケートには複数の選択肢がある場合が多いです。そのため、それぞれの選択肢に対する集計を自動化することが考えられます。
' 省略
' 上記の集計コードを参考にして、複数の選択肢の集計を行うコードを作成する
' 省略
応用例2: メールの本文にグラフを添付
集計結果を更に視覚的に伝えるために、Excel上のグラフをメールの本文や添付として送信することも考えられます。
' 省略
' 上記のメール送信コードを参考にして、メールにグラフを添付するコードを作成する
' 省略
応用例3: フィルタリング機能の追加
特定の条件を満たす回答だけを対象に集計を行いたい場合、フィルタリング機能を追加することが考えられます。
' 省略
' フィルタリング機能を追加した集計コードを作成する
' 省略
まとめ
Excel VBAを活用することで、アンケート結果の集計や報告のメール送信などの作業を大幅に効率化することができます。基本的なコードから応用例まで、VBAの可能性は無限大です。この記事をきっかけに、自身の業務に役立てるVBAのコードを自由にカスタマイズしてみてください。
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