Excel VBAで効率的に社内研修受講者一覧表を作成する方法

Excel VBAを活用して、社内研修受講者一覧表を作成する方法を詳しく説明します。初心者向けに基本から具体的なコード例とその詳細な解説、さらに実用的な応用例を3つ紹介します。Excel VBAの強力な機能を活用して、社内の効率化を図る手助けをします。

目次

Excel VBAの基本

Excel VBA(Visual Basic for Applications)は、Microsoft Excelに組み込まれたプログラミング言語です。これを用いると、単純作業の自動化だけでなく、高度なデータ分析やレポート作成も可能になります。

そもそも、どこにVBAコードを書いて、どう実行すれば良いのか分からない場合は、以下の記事をご参照ください。

社内研修受講者一覧表の基本構造

Excelのシート上で研修受講者の情報を管理する際、以下のような基本的な情報が考えられます。
1. 受講者の氏名
2. 所属部門
3. 研修タイトル
4. 受講日
5. 受講結果(合格/不合格/保留など)

VBAを使用して一覧表を自動生成

以下は、上記の情報を持つ研修受講者一覧表を自動生成する基本的なVBAコードです。

コードの詳細解説

1. **Sub CreateTrainingList()**:VBAのマクロを定義する際の始まりの部分です。
2. **Dim LastRow As Long**:最後の行番号を取得するための変数を定義しています。
3. **Sheets(“研修受講者一覧”).Select**:”研修受講者一覧”という名前のシートを選択します。
4. **LastRow**の部分では、最後の行番号を取得しています。
5. **Cells(1, 1).Value**のような行でテーブルのヘッダーを設定しています。
6. **Range(“A1:E1”).Font.Bold = True**でヘッダーのフォントを太字にしています。
7. **Range(“A1:E” & LastRow).Borders.LineStyle = xlContinuous**でテーブル全体の罫線を設定しています。

応用例

応用例1: 新しい受講者の追加

以下は、新しい受講者の情報を一覧表の最後の行に追加するVBAコードです。

応用例2: 受講者の情報をフィルタリング

特定の部門や結果に基づいて受講者の情報をフィルタリングするVBAコードの例です。

応用例3: 特定の受講者の情報を検索・表示

指定した受講者の名前に基づいて情報を検索し、その受講者の詳細情報をメッセージボックスに表示するVBAコードの例です。

まとめ

Excel VBAを活用することで、社内研修受講者一覧表の作成や管理が効率的になります。上記の基本的なコードや応用例を参考に、独自のニーズに合わせたカスタマイズを行いましょう。Excel VBAの機能を最大限活用して、業務の効率化や質の向上を図りましょう。

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