Excel VBAを活用したソーシャルメディアのデータ収集方法

Excel VBAを使ってソーシャルメディアのデータを効率的に収集する方法について解説します。ソーシャルメディアからフォロワー数やエンゲージメントなどの情報を取得する際、手動での入力やコピペは大変な労力を必要とします。しかし、VBAを活用することで自動化し、時間を大幅に削減することができます。

目次

Excel VBAの基本

Excel VBA(Visual Basic for Applications)は、Microsoft Excelに組み込まれたプログラミング言語です。これを用いると、単純作業の自動化だけでなく、高度なデータ分析やレポート作成も可能になります。

そもそも、どこにVBAコードを書いて、どう実行すれば良いのか分からない場合は、以下の記事をご参照ください。

ソーシャルメディアのデータ収集の基本

ソーシャルメディアのデータを収集するには、APIを活用するのが一般的です。しかし、すべてのソーシャルメディアがAPIを提供しているわけではありません。そのため、VBAを用いてブラウザの操作を自動化し、必要なデータを抽出する方法を採用することがあります。

Excel VBAでのWebスクレイピングの基本

VBAを使用したWebスクレイピングの基本的な流れは以下の通りです。

1. Internet Explorerを操作するためのオブジェクトを作成
2. 必要なURLにアクセス
3. HTMLの要素を特定してデータを取得
4. Excelにデータを転記


Sub SocialMediaScraping()
    Dim ie As Object
    Set ie = CreateObject("InternetExplorer.Application")
    
    With ie
        .Visible = False
        .navigate "https://www.example.com"
        
        Do While .Busy Or .readyState <> 4
            DoEvents
        Loop
        
        Dim followers As String
        followers = .document.getElementById("followerCount").innerText
        Sheets("Sheet1").Range("A1").Value = followers
        
        .Quit
    End With
End Sub

上記のコードは、指定されたURL(`https://www.example.com`)からフォロワー数を取得して、ExcelのSheet1のA1セルに転記するサンプルです。

応用例

1. 複数のSNSサイトからデータを収集

複数のSNSサイトから順番にデータを収集する場合、ループ処理と配列を使用して効率的に収集できます。


Sub MultiSiteScraping()
    ' 省略
End Sub

2. 最新の投稿のエンゲージメントを収集

最新の投稿の「いいね」や「リツイート」数を収集する場合の例です。


Sub LatestPostEngagement()
    ' 省略
End Sub

3. データの自動更新

定期的にデータを収集してExcelに自動更新する方法の例です。


Sub AutoUpdateData()
    ' 省略
End Sub

まとめ

Excel VBAを活用してソーシャルメディアのデータ収集を自動化することで、時間と労力を大幅に節約することができます。しかし、VBAによるスクレイピングはWebサイトの構造の変更やアクセス制限により動作しなくなることがあります。そのため、定期的にコードの動作を確認し、必要に応じて更新することが重要です。

VBAも良いけどパワークエリも良い

VBAの解説をしてきましたが、VBAは正直煩雑でメンテナンス性が悪いです。最近はモダンExcelと呼ばれるパワークエリやパワーピボットへのシフトが進んできています。本サイトでもパワークエリの特集をしており、サンプルデータを含む全11回の学習コンテンツでパワークエリを習得することができます。

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