Visual C++ 2015-2022 再配布可能パッケージのエラーコード「0x80070652」を解消しよう

短時間でゲームやソフトを快適に動かすために必要なVisual C++の再配布可能パッケージですが、インストール途中でエラー「0x80070652」が出てしまうと本当にがっかりしますよね。私も以前、EA Playで遊ぼうとした際にこのエラーにはまり込み、解決までに苦労しました。そこで得た経験や学んだことを丁寧にまとめましたので、同じ悩みを抱える方の助けになれば幸いです。

Visual C++再配布可能パッケージにまつわるエラーの概要

Visual C++ 2015-2022 (x64) 再配布可能パッケージは、ゲームや各種アプリケーションの動作に欠かせないランタイムライブラリを含んでいます。特に最近のゲームプラットフォームや開発ツールなどでは、このパッケージがないと起動すらできない場合があるため、ユーザーにとっては必須ともいえる存在です。

エラーコード「0x80070652」とは

インストール画面が進行率35％付近で止まり「0x80070652」が出てしまうケースがあります。私が初めて遭遇したのは、友人に誘われたオンラインゲームをインストールしたときでした。どうしてもうまくいかず、エラーコードを調べてもパッとした情報がなく、かなり困りました。一般には、他のプログラムのインストールが重なっているときや、Windowsの更新に失敗した履歴があるときなどに起こりやすいとされています。

エラー発生時に多いシチュエーション

1. Windowsアップデートが途中で止まっている
2. システムファイルの一部が破損している
3. インストーラー(msiexec.exe)が重複起動している
4. 一時ファイルの肥大化やデータ競合が起きている
5. そもそも既存の再配布可能パッケージが壊れている

こういったことが原因となり、エラーを引き起こす可能性があります。

まずは基本の対策から始めよう

私の場合、やみくもにいろいろ試して時間を無駄にしてしまった経験があります。そこで、まずは手軽に試せる対策を中心に整理してみました。

1. Windowsの再起動を行う

パソコンのインストールやアップデートの並行作業が原因で、インストーラー同士が競合してしまう場合があります。いったん再起動し、不要なプロセスを一掃することで、意外にもあっさり解決できることもあります。私も夜中に延々と格闘した後、翌朝に再起動してから試したら、すんなりインストールが進んだなんてことがありました。

2. DISMとSFCでシステムファイルを修復

Windowsのシステムファイルが破損していると、重要なライブラリやインストールプロセスが正しく動作しません。次の手順で修復を試みてください。

実行手順

1. 管理者権限でコマンド プロンプトを開く
2. DISM /Online /Cleanup-image /RestoreHealth を入力して実行
3. 処理が完了したら、sfc /scannow を入力して実行
4. 修復が終わったら再起動し、再度Visual C++ 2015-2022 (x64)のインストールを試す

私は長いことパソコンを使っているので、知らず知らずのうちにシステムファイルが壊れていたこともありました。この方法で何度か救われたので、PCトラブルの定番として覚えておくと便利です。

手順自体がシンプルで、Windowsを初めて使う方でも比較的容易に実行できる点はありがたいですね。

一時ファイルやタスクの整理で解決を目指す

Windowsの一時ファイルが溜まりすぎていると、ストレージ内での読み書きがスムーズにいかず、インストール中にエラーを起こす場合があります。また、インストーラーが途中でスタックしてしまうときは、実はmsiexec.exeが複数走っているケースも。

1. 不要ファイル・一時ファイルのクリーンアップ

ディスククリーンアップツールを使い、一時ファイルや不要なプログラムを削除してストレージをスッキリさせましょう。
スタートから「ディスククリーンアップ」と入力して起動し、「一時ファイル」や「ごみ箱」にチェックを入れて実行するだけで、かなり容量を確保できます。

私が実感したメリット

一時ファイルを削除する前は、どうもインストーラーが動きにくい印象がありましたが、クリーンアップ後はあっさりエラーが減った実感があります。普段から月に1回くらいクリーンアップをすると、PC全体の動作も軽くなるので一石二鳥です。

2. msiexec.exeの重複起動を確認

タスクマネージャーを開いて「詳細」タブからmsiexec.exeを探し、複数走っていたら終了させましょう。インストーラーが同時進行していると競合を起こしやすく、エラーの原因になります。

私自身、一度ゲームインストールとWindowsアップデートが同時に走っていることに気づかず、いつまでもエラーが出続けていました。

上級者向けの追加対策

上記の方法でもうまくいかない場合や、すでにVisual C++再配布可能パッケージが一部インストール済みの場合は、もう少し踏み込んだ方法を試す必要があります。

Visual C++を一度アンインストールして再インストールする

コントロールパネルの「プログラムと機能」から、既にインストールされているVisual C++再配布可能パッケージをアンインストールし、再度マイクロソフト公式サイトから最新版をダウンロードしてください。
アプリのバージョンが古いと、新しいバージョンインストール時に衝突を起こすケースもあります。私も古いVisual C++ 2008～2015が同居していて、消したらサクッと解決したことがありました。

セキュリティソフトやファイアウォールの干渉を確認

セキュリティソフトによっては、インストーラーの動きをウイルスなどの危険行為とみなしてブロックすることがあります。エラーで止まったら、念のためセキュリティソフトを一時的に無効化してから再試行してみることも一つの手段です。

トラブルシューティングの流れを整理した表

HTMLで表を入れると分かりやすいので、ここで簡単な一覧表を作りました。トラブルシューティングの流れをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

問題の可能性	対処方法	備考
Windowsアップデートが未完了	一度再起動し、アップデートを完了させる	手動でWindows Updateの状況を確認する
システムファイルが破損している	DISM・SFCコマンドで修復する	コマンドプロンプトを管理者権限で起動
msiexec.exeの競合	タスクマネージャーでプロセス終了	複数のインストーラが同時に動かないように注意
一時ファイルの肥大化	ディスククリーンアップを行う	月1回程度の定期クリーンアップ推奨
既存のVisual C++が破損	一旦アンインストールし、最新版を再度導入	Microsoft公式サイトからダウンロード
セキュリティソフトの干渉	一時的に保護をオフにしてから試す	リスクを伴うので安全な環境で実行

もし解決しない場合の最終手段

上記の方法をすべて試しても改善が見られない場合は、Windows自体の再インストールやリカバリも視野に入れる必要があります。普段からこまめにバックアップを取っておくと、万一のときの被害を最小限に抑えられます。

サポートへの問い合わせも検討を

Microsoftの公式サポートやPCメーカーのサポートに問い合わせるのも一つの方法です。私の場合、特定のハードウェアドライバとの相性が原因だったこともありました。ドライバ更新を行うことで嘘のように解決した経験があるので、盲点として頭に入れておくと良いでしょう。

サポートを利用すると、時間はかかるかもしれませんが、根本原因を突き止められる可能性が高まります。

まとめ

エラーコード「0x80070652」は、Visual C++ 2015-2022 (x64) 再配布可能パッケージを導入する際に比較的よく見られるトラブルの一つです。Windowsアップデートの不完全さやシステムファイルの破損、インストーラーの競合、さらにはセキュリティソフトの干渉まで、さまざまな原因が考えられます。
しかし、手順を踏んで再起動、DISM・SFCによる修復、不要ファイルのクリーンアップ、msiexec.exeの重複防止などを行えば、多くの場合は問題を解消できます。一通り試してダメだったときは、既存のVisual C++のアンインストールや、セキュリティソフトの一時停止、さらにサポートやWindows再インストールなど総合的な方法を検討してみてください。
私もこのエラーによってゲームをあきらめかけたことがありましたが、粘り強く試行錯誤した結果、最終的に問題が解決して楽しいゲームライフを満喫できました。どうしてもうまくいかない場合も焦らずに、じっくり落ち着いて一つひとつ手順を踏んでみることをおすすめします。