仕事でMicrosoft Officeを活用していると、外出先から資料をチェックしたり、家庭で緊急対応をしたりする場面も増えてくるものです。わたしも以前、自宅のパソコンが古くて動作が重く、社内のPCで行っていた業務が思うように進まずに苦労した経験があります。そんなときに出会ったのがXServer クラウドPCでした。インターネットさえあれば手持ちのタブレットやノートPCからアクセスでき、クラウド上でOfficeアプリを自在に扱える点がとても魅力的でした。この記事では、XServer クラウドPCでMicrosoft Officeを利用するメリットや導入の流れ、体験談などをじっくりご紹介します。
クラウドPCでテレワークOfficeを充実させる理由
XServer クラウドPCを使うと、インターネット環境があれば自宅でも外出先でも会社のオフィスと同じように仕事が進められます。特にテレワークやリモートワークの普及が進んでいる今、クラウド上にデスクトップ環境があると実に便利です。もし普段使っているPCが故障しても、別の端末からアクセスすればいつもの環境をそのまま利用できます。
場所を選ばない柔軟性
テレワークで仕事をするとき、自宅だけではなくカフェや出張先のホテルで作業する場合も多いでしょう。そんなときにXServer クラウドPCにログインすれば、手元の端末はWindowsでもMacでも、さらにはスマートフォンやタブレットであっても問題なく作業ができます。Office 2021で作成したデータを外出先からサッと確認したり修正したりできるのは大きなメリットです。
端末スペックに左右されない
Officeアプリを快適に利用するためにはPCのスペックが重要ですが、クラウドPCなら物理端末の処理能力に依存しません。XServer クラウドPCのサーバー側にある高性能CPUと大容量のNVMe SSDを使ってデータを処理するので、手元の端末が低スペックでもサクサク動きます。パソコンの買い替え時期を気にせずに済む点も魅力的です。
外出先での急ぎの修正が可能
たとえば、出先でPowerPointのスライドに誤りを見つけた場合でも、XServer クラウドPCにアクセスすればオフィスにいるのと同じように修正を実施できます。USBメモリなどにデータを入れておく必要もなく、クラウド上ですぐ作業できるのでミスの軽減にもつながります。
Microsoft Office Professional Plus 2021を活用するメリット
XServer クラウドPCにはMicrosoft Office Professional Plus 2021を導入できます。最新のOffice製品をクラウド上で利用するメリットは多岐にわたります。
常に最新のアップデートが適用される
Office 2021は既に機能が充実していますが、セキュリティ面や細かな機能のアップデートが定期的に配布されるのが特徴です。クラウドPCであれば、これらの更新が自動的に適用されることが多く、利用者は面倒なバージョン管理をしなくて済みます。
共同作業がスムーズになる
Excelのシートを複数人で編集するときやWordの資料を共同で仕上げるとき、クラウド上でファイルが管理されているとやり取りが非常にスムーズです。実際にわたしが携わったプロジェクトでは、遠方のメンバーとも同じファイルを同時編集することでミーティング時間を大幅に削減できました。
大容量のクラウドストレージを活用できる
XServer クラウドPCには高容量のNVMe SSDストレージが用意されているため、Officeファイルをはじめとする様々なデータをしっかり保存できます。従来のSSDより高速なNVMe SSDが採用されているので、ファイルの読み込みや書き込みの動作もスピーディーに行えます。
XServer クラウドPCの特徴
XServer クラウドPCは、株式会社エックスサーバーが提供しているクラウド型のWindowsデスクトップサービスです。リモートワークの効率化だけでなく、FXの自動売買など長時間稼働が必要な用途にも選ばれており、その信頼性と操作性の高さが評判を呼んでいます。
いつでもどこからでも接続できる
リビングのソファからでも、出張先のホテルのラウンジからでも、同じデスクトップ環境にアクセスできるのは驚くほど便利です。環境の差が出ないため、どこで仕事をしても同じように集中できるのが利点です。
24時間365日のサポート体制
困ったとき、技術的なトラブルが起きたときにすぐ相談できる体制が整っています。わたしも最初にクラウドPCを触ったときは設定に戸惑いましたが、メールで問い合わせると丁寧に対応してくれたのでスムーズに使い始められました。
セキュリティ対策で情報漏洩を防止
XServer クラウドPCではデータをサーバー側に保管するため、端末を紛失しても情報漏洩リスクが低いです。外出先で仕事をする際は常にセキュリティが気になるものですが、こうした仕組みがあると安心して利用できます。
XServer クラウドPCの高パフォーマンスを支える仕組み
XServer クラウドPCが高いパフォーマンスを発揮するための仕組みとして、主にCPUとストレージがポイントです。大規模な表計算ファイルを扱う場合でもレスポンスよく動くため、作業効率を大きく損なわないのがありがたいところです。
AMD EPYCを採用したCPU処理性能
第3世代AMD EPYCの採用によって、他社サービスよりも高いCPU性能を実現しています。データの集計やマクロを多用するExcelファイルを開いたときに、その高速動作がとても頼もしく感じられます。
オールNVMe SSDの高速ストレージ
処理速度はファイルの読み書きスピードにも大きく左右されます。XServer クラウドPCがオールNVMe SSDを採用していることにより、通常のSSDよりも格段に速いファイル操作が可能になっています。
大容量のデータも扱いやすい
オフィス文書だけでなく、画像や動画などの重めのファイルも安心して保管・編集ができます。仕事でプレゼン用の動画ファイルを作っていたときにもスムーズに作業できたので、実務へのメリットを実感しました。
品質保証制度(SLA)での信頼性
ビジネス用途でクラウドPCを利用する際は、サービスが止まってしまったときの影響が心配になります。XServer クラウドPCでは、99.99%以上の稼働率を保証するSLAが導入されており、万一稼働率が下回った場合には減額などの対応が行われる仕組みがあります。
長時間稼働を想定した安定性
FXの自動売買やサーバーログの監視など、長期間にわたって常に稼働が必要な場面でも安心して利用できるのは大きな強みです。わたし自身はそこまで長時間連続で稼働させるケースは多くありませんでしたが、万一のトラブルを考えても安心感があります。
安定した通信環境
クラウドにアクセスするための通信が不安定だと作業効率が落ちてしまいます。XServer クラウドPCでは、大容量の帯域を確保しているため基本的には安定した通信を期待できます。リモートデスクトップでも動きがカクつきにくいのでストレスを感じにくいのです。
具体的な料金プラン
XServer クラウドPCでは、利用ニーズや用途に合わせて複数の料金プランを選択できます。少し試してみたい人向けからビジネスでがっつり使いたい人向けまで幅広い構成が用意されています。
プラン名 | 月額料金 | メモリ | vCPU | ストレージ |
---|---|---|---|---|
お試しプラン | 月額2860円(税込) | 2GB | 2コア | 100GB(NVMe SSD) |
エントリープラン | 月額3590円(税込) | 3GB | 3コア | 200GB(NVMe SSD) |
スタンダードプラン | 月額5680円(税込) | 5GB | 4コア | 300GB(NVMe SSD) |
ビジネスプラン | 月額8390円(税込) | 10GB | 8コア | 500GB(NVMe SSD) |
ハイエンドプラン | 月額18840円(税込) | 16GB | 16コア | 1TB(NVMe SSD) |
プラン選択時のポイント
自分がどの程度の作業を行うのかを見極めてプランを選ぶと良いでしょう。たとえば、WordやExcel、PowerPointの使用が中心ならば、メモリやCPUもそこまで大きくなくても問題なく快適に動作します。一方、複雑なマクロや膨大なデータ量の分析をする場合は、CPUコア数やメモリが多いプランを選ぶほうが余裕を持って作業できます。
導入から利用開始までの流れ
初めてクラウドPCを導入するときには何から手をつければいいのか迷う方もいるかもしれません。XServer クラウドPCの場合、シンプルなプロセスなので安心です。
申し込み
公式サイトからプランを選択して申し込みを行います。支払い情報や連絡先を入力すれば、あとはアカウント作成完了のメールを待つだけです。
アカウント作成
申し込み後に必要情報を登録すると、クラウドPCの環境が用意されます。わたしの場合、初めてクラウドPCのサービスを使うときは少し戸惑いましたが、案内メールの手順通りに進めれば難なくログインまでたどり着けました。
アクセスと初期設定
提供されたリモート接続用のソフトやブラウザ経由でクラウドPCにログインし、Windows環境が立ち上がったらOfficeアプリの初期設定などを行います。Microsoftアカウントが必要になる場面もありますので、事前に用意しておくとスムーズです。
わたしは申し込みから実際にクラウドPCを使えるようになるまで1時間ほどで完了しました。サポートの方にも要点を教えてもらえたので、迷うことはほとんどありませんでした。
テレワークにおける使い方の事例
XServer クラウドPCを導入してから、わたしは仕事のやり方に大きな変化がありました。特にOfficeアプリを使うシーンでの利便性が高まり、在宅でもスムーズに業務を進められるようになったのは大きな恩恵でした。
Wordでのドキュメント作成
報告書や提案書など、すぐに仕上げる必要がある文書は多数あります。クラウドPC上のWordなら自宅の古いパソコンでも動作が遅いと感じることが少なく、手元の端末が多少古くても支障が出にくいのが助かりました。
共同編集のメリット
チームメンバーと同じドキュメントを開いて同時に修正できるため、わたしが休日でも急ぎの内容があればメンバーが先に修正を進めておいてくれます。後で内容を確認するときもクラウド上の最新ファイルを見るだけなので、メールでファイルをやり取りする必要がありません。
Excelでのデータ分析やマクロ活用
大きめのデータを扱う場合、手元の端末が非力だと処理に時間がかかりがちです。クラウドPCなら処理はサーバーで行われるので、全体的に操作感が軽く、同時に複数のウィンドウを開いても安定しています。
マクロ実行時の安定感
社内で使っていたマクロ付きのExcelファイルがあるのですが、ローカルPCで開くと動きが鈍くなることが多々ありました。クラウドPCに移行してからはフリーズすることも減り、作業効率が上がったのを実感しています。
PowerPointでのプレゼン資料作成
プレゼン資料は画像や動画を盛り込むと容量が大きくなる傾向があります。クラウドPCで作業すればストレージ容量も十分で、ファイル読み込みなどのストレスが少なく完成度の高いスライドを素早く準備できます。
セキュリティ面の安心感
企業で扱うデータには機密情報も含まれることが多いため、セキュリティは非常に重要です。XServer クラウドPCでは情報漏洩のリスクを下げるためにさまざまな対策が実施されています。
データのクラウド保管
物理的なパソコンにデータを保存しなくて済むため、PCの盗難や紛失による情報漏洩リスクが大幅に軽減されます。テレワークでカフェにノートPCを持ち込む際にも、万一紛失してしまったときの被害を最小限に抑えられます。
ウイルス対策やバックアップ
サーバー側でウイルス対策ソフトを導入しているほか、バックアップも定期的に行われるため、万が一のデータ破損やウイルス感染時にも復旧が行いやすいのが特徴です。
専用管理ツールによる設定
XServer クラウドPCの管理パネルから簡単に再起動やバックアップの確認ができます。セキュリティ設定も直感的に操作できるので、専門知識が少ない人でも扱いやすいです。
わたしは実際にOSのアップデートを管理パネルから実施しましたが、思った以上にスムーズでした。クラウド側で処理が進むので、アップデート後の動作確認だけすればいいというのは手間が省けて助かります。
クラウドPC導入のメリットとデメリット
メリットのまとめ
デバイスを問わず同じ環境
Windows、Mac、スマートフォン、タブレットなど、あらゆる端末からアクセスできるため、柔軟な働き方が可能です。
高パフォーマンスで処理が安定
NVMe SSDやAMD EPYCを採用しているため、Officeアプリの操作が快適に行えます。データ分析や動画編集でも余裕があります。
データ保護とセキュリティ
クラウド保管による物理リスクの低減やサポート体制の充実で、セキュリティ面も安心できます。
デメリットのまとめ
インターネット接続への依存
クラウドPCを利用するにはネット回線が必須なので、通信環境が不安定な場所では作業効率が落ちるかもしれません。
長期間利用時のコスト
長期間にわたって高額プランを利用する場合、物理PCを購入するよりも総コストが大きくなる可能性はあります。ただしサポートやスケーラビリティ、電気代などを踏まえるとメリットが上回る場合もあります。
こんな人におすすめ
在宅勤務やリモートワークの多い人
家から仕事をするときにPCの性能が足りないと感じることはありませんか。XServer クラウドPCなら、手元の端末スペックに関わらず高性能な環境を使えるのでストレスを最小限にできます。
外回りや出張が多いビジネスパーソン
場所を問わず同じWindowsデスクトップにアクセスできるため、移動先で急ぎの業務を処理するときに役立ちます。回線環境さえ整っていれば、飛行機を降りたその足で報告書をまとめることも可能です。
機密データを扱う部署や職種
社外秘のファイルをクラウド上で管理することで、社内規定やセキュリティポリシーを順守しやすくなります。データをローカルに保存しない運用方針の企業とも相性が良いでしょう。
まとめ: XServer クラウドPCでMicrosoft Officeを使いこなそう
XServer クラウドPCは、高性能の仮想デスクトップ環境を提供するだけでなく、セキュリティやサポート面でも充実したサービスを展開しています。Microsoft Office 2021を中心としたオフィスアプリをリモートで利用することで、ビジネス効率や生産性を格段に上げることができるでしょう。実際にわたしも、クラウドPCに切り替えてからは「外出先でもデスクにいるのと同じ感覚で作業ができる」ことに大きな驚きを感じています。
これからテレワーク環境の強化を考えている方や、Officeアプリをもっと快適に使いたいと思っている方は、ぜひXServer クラウドPCの利用を検討してみてください。リモートワークが当たり前になりつつある今こそ、クラウド上での業務環境を整えて、生産性を一気に高めてみてはいかがでしょうか。
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