EAの運用台数が多い人必見!複数MT4 VPSで失敗しない選び方【XServer・シンクラ・ABLENET徹底比較】

多くのEAを同時に稼働させたいけれど、パソコンやネット環境が安定しない…。そんなお悩みを抱えるトレーダーは意外と多いものです。複数のMT4を無理なく運用し、効率よく収益を伸ばすには高性能なVPSが欠かせません。本記事では、XServer、シンクラ、ABLENETの3社を徹底比較し、それぞれの強みや料金プランをわかりやすく解説します。

目次

VPSで複数インスタンスを動かすメリット

自宅のパソコンでMT4を複数立ち上げていると、CPUやメモリに負荷がかかり過ぎて取引が不安定になったり、突然の停電やインターネット障害に悩まされたりしがちです。そんなとき、安定稼働を実現する手段として注目されるのが「VPS(仮想専用サーバー)」です。

EAを24時間安定稼働できる

VPSならば、業者側のデータセンターでサーバーが運用されるため、24時間稼働が当たり前の世界です。自宅PCとは違い、停電やPCの故障リスクに左右されず、EA(自動売買プログラム)を複数同時に安心して動かせます。

複数MT4を立ち上げても快適

MT4やMT5を複数インスタンスで運用するときに必要なCPUパワーやメモリが十分に確保できるのもVPSの魅力です。CPUリソースが潤沢でディスク読み書きが高速な環境を選べば、チャート描画やバックテスト、インジケータの更新などがスムーズに行えます。

VPS スケーラブルな特徴を活かす

トレード成績が安定してEAを追加したいときに、VPSをスケールアップすることでリソース不足を回避できます。物理的なパソコンの買い替えや追加購入と違い、VPSならプラン変更だけでCPUやメモリを増設できるのも大きなメリットです。

私自身、以前は複数のEAを自宅PCで走らせていましたが、夜中に停電になったときの損失をきっかけにVPSに切り替えました。以来、稼働停止の心配から解放され、ストレスが激減しました。

XServer クラウドPCの特徴

XServerはレンタルサーバーなどで高い知名度を持つ企業ですが、VPSというより「クラウド型のWindowsデスクトップ」を提供しているのが「XServer クラウドPC」です。テレワークやFX自動売買など、さまざまな用途で活用されています。

高性能CPUとオールNVMe SSD

CPUには第3世代AMD EPYC、ストレージにはNVMe SSDを採用しており、高速処理が期待できます。複数MT4を動かす場面でも、インジケータの読み込みやチャート切り替えなどを快適にこなせるでしょう。

24時間365日のサポート

初心者でも安心できるサポート体制を整えている点も魅力です。専用のコントロールパネルからクラウドPCの再起動やディスク増設などが簡単に行えます。

料金プラン

XServer クラウドPCでは、メモリとCPUの構成が異なる複数プランを用意。最小構成の「お試しプラン(メモリ2GB、vCPU2コア)」が月額2860円(税込)でスタートできます。もっとパフォーマンスが必要なら、5GBメモリや10GBメモリのプランも存在し、段階的にスケールアップしやすいのがポイントです。

リモートアクセスが簡単で、PCの性能が古くても快適に使えるメリットを感じました。

Windowsデスクトップ上でのカスタム設定やアプリケーションの大量導入を想定していると、プランによってはディスク容量が足りない可能性があります。

シンクラウドデスクトップ for FXの特徴

シンクラウドデスクトップ for FXは、その名のとおり「FX自動売買に特化したVPS」をコンセプトに掲げています。複数EAを同時稼働するユーザーには嬉しい、高いパフォーマンスとコスパを両立している点が注目ポイントです。

FX自動売買向けに最適化された環境

MT4やMT5を使ううえで重要なCPU性能、メモリの処理速度、ディスクアクセス性能にこだわっています。処理の遅延がトレード結果に直結することが多いFXでは、この性能差が大きなアドバンテージになります。

圧倒的パフォーマンス

CinebenchやCrystalDiskMark、FOREXデモ口座の計測結果では、他社VPSを上回る数値が出ています。EAを複数立ち上げるときでも、安定的に約定速度やディスクの読み書き性能を維持できるように設計されているのが魅力です。

料金プラン

Windowsプランはメモリ2GB・vCPU2コア・NVMe 150GBのスタートアッププランが月額1625円(税込)から利用可能(キャンペーン期間中の初回契約時)。さらにUbuntu版プランも用意されており、Linux環境で軽快に複数チャートを監視したい人にはコスパが高い選択肢となるでしょう。

実際にトレードをしてみると、チャート切り替えや注文スピードに対するストレスが少なく、安心してEAを任せられました。

高性能なぶん、最低スペックでもある程度のコストがかかるので、月額負担を極端に抑えたい人にはハードルが高いかもしれません。

ABLENET VPSサービスの特徴

ABLENETは26年以上の実績を誇るホスティング企業で、VPSも長期間にわたり提供されています。Windowsプラン(Win1~Win5)やLinuxプラン(V1~V5など)があり、用途に応じて柔軟に選択できます。MT4/5に対応したテンプレートイメージが用意されている点も特筆すべきでしょう。

WindowsプランとLinuxプランの選択肢

例えばWindowsプランのWin1プランは、2GBメモリ、仮想2Core、SSD60GBが月額1587円(税込)から。Linuxプランならさらに安価なV1プランやV2プランも存在し、自力でセットアップできる人には有力な選択肢です。

10日間の無料お試しが嬉しい

ABLENETでは新規申し込み時に10日間のお試し期間が設けられており、実際に自分のEAがどれだけ快適に動くかを検証できます。初心者にとっても、気軽に使い勝手を確かめられるのは大きなメリットといえるでしょう。

料金プラン

Win1プランに限らず、上位プランでも初期費用が無料のものが多く、契約期間の縛りもありません。メモリやディスクを増やせるオプションが豊富に用意されているので、必要に応じてカスタマイズしやすいです。

10日間の無料お試しで動作チェックできるので、初心者がEAの挙動を確かめるにはぴったりだと思います。

管理ツールがシンプルなぶん、サーバーやソフトの細かい管理は基本的に自己責任になります。サポートに電話で質問したい場合は不便を感じるかもしれません。

3社比較表

以下は代表的なプランを比較したものです。複数MT4 VPS運用やEA 複数稼働を想定する場合の目安としてご覧ください。

項目XServer クラウドPCシンクラウドデスクトップ for FXABLENET VPS
主な特徴Windowsデスクトップでハイスペック
いつでもどこでも接続可能
サポート充実
FX自動売買に特化
高いCPU・SSD性能
約定速度の速さ
Windows/Linux両対応
10日間無料お試し
長期運用実績
最低料金月額2860円(税込)
(お試しプラン2GB)
月額1625円(税込)
(Win:スタートアップ2GB, 初回割引)
月額1587円(税込)
(Win1プラン2GB)
メモリ増設プランアップで対応幅広い容量プラン
Linux版も選択可
柔軟にプラン変更
Linuxプランも多数
サポート体制24時間365日
メールと電話
メール・電話対応
平日10時~18時
メール中心
電話サポートは限定的
無料お試しなし14日間(初回限定)10日間
特徴的な強みMicrosoft Office搭載可
テレワークにも最適
MT4/MT5に完全対応
自動ログオン機能
長年の実績
MT4/MT5イメージ提供

複数インスタンス運用のポイント

CPUやメモリに余裕を持たせる

EAを複数稼働させる場合は、少なくとも2GB以上のメモリを用意するのが基本ですが、チャートの数やインジケータの種類によっては5GB以上を検討したほうがよいこともあります。CPUコア数も多めが安定につながるので、プラン選びの際は余裕を持ちましょう。

バックテストと同時運用に注意

バックテストはディスクアクセスやCPUの負荷が高まる作業です。リアルトレードと同時に行うと、チャートがカクつく原因になることがあります。必要に応じてプランを上げるか、バックテスト専用の別インスタンスを用意するのが理想的です。

スケーラブルなプランを検討

初期コストを抑えたいなら、まずは最安プランで始めて、運用実績を見ながら上位プランにスケールアップするのがおすすめです。XServerやシンクラ、ABLENETはいずれも大きめのプランに切り替えやすいので、長期運用の視点で考えると便利です。

私も最初は低スペックプランからスタートしましたが、EAの増加に合わせてプラン変更をしてきました。無理なく拡張できる点は本当に助かります。

導入事例:複数EAの実運用で感じた違い

XServer クラウドPCで10つのEAを同時稼働

あるトレーダーはXServer クラウドPCのスタンダードプランを利用し、メモリ5GB、vCPU4コアの環境で10つのEAを同時稼働。オールNVMe SSDによるディスクアクセスの速さを体感しつつ、Windows環境の慣れ親しんだ操作感で安定運用しているそうです。

使ってみた感想

テレワークでも利用しているとのことで、普段はスマホやタブレットからリモートアクセスし、トレード状況をチェックできる点を評価していました。時間に縛られない柔軟な働き方を手にできるのもクラウドPCならではの利点かもしれません。

シンクラウドデスクトップ for FXで高負荷EAを5つ運用

シンクラウドデスクトップ for FXでは、CPU性能を重視したプランを選択し、スキャルピング系のEAを複数稼働させるケースが目立ちます。約定スピードの差を実感したと語るユーザーも多いです。

使ってみた感想

バックテストの結果をすぐに分析したり、急な相場変動にも即対応できる点を評価しているトレーダーがいました。もし複数のスキャルEAを回すなら、メモリ5GB以上を選ぶのがおすすめだそうです。

ABLENET VPSでLinux運用、EAを複数チャートに展開

ABLENETのLinux VPS(V2プランやV3プランなど)を利用し、Wineを使ってMT4を稼働させる上級者もいます。Linuxの軽量さと安定性を生かして、複数インスタンスを負荷なく運用できているとのことです。

使ってみた感想

Windowsライセンス代が不要なぶん、月額コストを抑えられるのが魅力と話していました。設定は少し手間ですが、10日間の無料お試しでしっかり動作確認できるので安心感は高いそうです。

まとめ:自分に合うVPSで複数EAを快適運用しよう

複数MT4 VPSを探していると、「どの会社がいいのか」「どのプランなら複数チャートを動かしても問題ないのか」など、迷うことが多いでしょう。XServerはクラウドPCとしての手軽さと高スペックを、シンクラはFX自動売買に特化した圧倒的パフォーマンスを、ABLENETは実績やプランの多彩さで選ばれています。

まずは、運用に必要なスペックや予算、求めるサポート体制を整理してから候補を絞ってみてください。複数EAの運用で安定した成果を目指すなら、ぜひ今回紹介した3社のVPSを検討してみてください。

個人的にはサポートの手厚さを重視するならXServer、FX専用の最適化を求めるならシンクラ、豊富なプラン選択と無料試用を大事にするならABLENETがいいかなと感じています。

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