FX以外に活用するなら？VPSでマインクラフトゲームサーバーやLinux Webサーバーを構築する3社事例

VPSと聞くと、FX自動売買のイメージが強いかもしれません。ですが、実際にはゲームサーバーを作って友人とマルチプレイを楽しんだり、自分専用のWebサーバーを建てたりなど、多様な使い方ができるのです。この記事では、私自身が試してワクワクした「マイクラサーバー運用」や「Linux環境でWebサイト構築」について、3社のVPSサービスを比較しながらご紹介します。

VPSをFX以外で活用する魅力

VPSは物理サーバーを仮想化しているため、独立したOS環境を自由に構築できます。自宅PCでサーバーを立ち上げるのと違い、常時稼働が前提で停電リスクやメンテナンスの手間を大きく減らせるのが大きな利点です。特にゲームサーバーやWebサーバーのように24時間動かしたいサービスを運用したい方にはぴったりです。

ゲームサーバーでの利用

マインクラフトのように仲間内でマルチプレイをしたい場合、VPSを使えば自宅回線や自宅マシンの負荷を気にせずに、安定したプレイ環境を提供できます。私も一度友人とのマルチプレイをVPS上で運用したところ、ラグが少なく非常に快適でした。

家庭のネットワークよりも安定した回線で、大人数が集まっても遅延しづらい点が魅力です。

マインクラフトサーバー運用のポイント

Minecraftサーバーはプレイヤー数や導入MODの数によって負荷が変わります。メモリに余裕を持たせ、CPUパワーが高いプランを選択すると、快適に遊べることが多いです。また、ABLENETのテンプレートなどのように、初期設定が簡単な環境を選ぶと導入時のトラブルを大幅に減らせます。

MODをたくさん導入すると高負荷になりがちなので、プラン選定時に要注意です。

Webサーバーでの利用

趣味やビジネスでホームページを開設するときに、共有サーバーではなくVPSを選ぶメリットがあります。例えば、自作アプリケーションを動かしたい、開発用のテストサーバーを自由にいじりたいなど、より柔軟なカスタマイズができるのがVPSの強みです。

XServer クラウドPCでのゲームサーバー・Webサーバー活用

XServer クラウドPCは、高速なCPUやNVMe SSDを導入した高性能クラウドWindows環境です。もともとはテレワークやFX用途で注目されていますが、スペックが高いためマインクラフトのような中～小規模なゲームサーバー運用や、Webサーバーも十分可能です。

Windows環境を使うメリット

Windowsアプリの操作に慣れている方にとっては、管理が非常に直感的で楽です。さらにOffice製品が使えるので、Webサーバーの管理をしつつOfficeドキュメントの編集まで一括で行えるなど、一石二鳥の使い方もできます。

Windows上の管理ツールになじみがある方はサーバー構築のハードルが下がるのでおすすめです。

プランの例

XServer クラウドPCには、2GB～16GBメモリまで幅広いプランが用意されています。MinecraftサーバーやWebサイトの同時稼働を想定するなら、スタンダードプラン（メモリ5GBあたり）を選ぶと安心です。プランはあとからスケールアップも可能なので、初めは安価なプランから試せます。

シンクラウドデスクトップ for FXでのゲームサーバー・Webサーバー活用

シンクラウドデスクトップ for FXは、その名の通りFX自動売買の運用で有名なVPSサービスです。実はスペックが非常に高く、ディスクアクセス性能やCPU性能が他社に比べて優れているのが大きな特徴です。

高パフォーマンスを生かす使い方

ゲームサーバーやWebサーバーは、複数のクライアント接続やデータ処理を同時に行うため、CPUやメモリの処理速度が重要になります。シンクラウドデスクトップ for FXの高パフォーマンスなら、大きめのMODを入れたマインクラフトサーバーでも動作が安定しやすいです。Webサーバーとしてもバックエンドでの重い処理をスピーディーにこなせます。

MT4やMT5運用向けの設計なので、負荷が高まっても安定稼働しやすい点が魅力です。

料金面でのポイント

シンクラウドデスクトップ for FXには14日間無料お試し期間があり、WindowsプランとUbuntuプランを選択できます。UbuntuプランはLinuxベースで軽量なので、ゲームサーバー運用にも適しています。プラン選びの際は、どれくらいの同時接続を想定するかを考えてメモリやコア数を十分に確保しておくと良いでしょう。

若干設定がFX専用寄りになっているため、最初にセットアップする際に細かい設定が必要な場合があります。

ABLENET VPSでのゲームサーバー・Webサーバー活用

ABLENETは運用歴が長く、安心感があるVPSサービスです。LinuxとWindowsプランを選べるだけでなく、マインクラフトやMT4/5の利用テンプレートが用意されているので、初心者でも設定しやすいのが強みです。

独自テンプレートの便利さ

マイクラサーバー専用イメージやWine経由でMT4/MT5を動かせるLinuxテンプレートなど、目的別に最適化された環境をすぐ使えます。設定やOS構築が苦手でも、必要なソフトウェアが最初から入ったイメージを選ぶだけで良いのがありがたいです。

10日間無料お試しがあるので、実際にサーバーを立ち上げて挙動をテストしてから契約を決められます。

プランの選択肢

ABLENET VPSは小規模向けのV0プランから大容量メモリを搭載するプランまで揃っています。例えばV1プランは月額968円（税込）でメモリ1.5GB、仮想2CoreのSSD40GBを利用可能です。お試しでマインクラフトサーバーを作ってみたいという方にも最適です。

3社VPSの比較表

以下に3社の特徴的な部分を簡単に表にまとめました。

サービス	主な特徴	無料お試し	ゲームサーバー例	Webサーバー例
XServer クラウドPC	Windows環境・高CPU性能・Office利用可	なし	小～中規模対応	Windows系Webサーバー
シンクラウドデスクトップ for FX	FX特化だが高性能・ディスク高速・Ubuntu対応	14日間	中～大規模対応可	Linux/Windows両対応
ABLENET VPS	長年の実績・多彩なテンプレ・Windows/Linux	10日間	テンプレを使って簡単構築	Linuxベースでカスタマイズ自在

まとめ

今回はゲームサーバー運用やWebサーバー構築に焦点を当てて、XServer クラウドPC・シンクラウドデスクトップ for FX・ABLENET VPSの3社を比較しました。私も実際にVPS上でマイクラを動かしたり、自作Webアプリを公開したりしてみましたが、常時稼働が必要なサービスほどVPSの魅力を実感できます。特に安定性と柔軟性が求められる方には、FX以外にもVPSを試してみる価値が十分にあると思います。