テレワーク環境を快適に!XServer VPSとConoHaで始めるリモートデスクトップ活用術

テレワークを始めるにあたって、使い慣れたPC環境をどこからでも利用できる「リモートデスクトップ」はとても便利です。私自身、以前は自宅のパソコンで作業していましたが、出先や実家でも同じWindows環境を使えたらいいなと常々思っていました。そんなときに出会ったのが「Windows VPS」で、思いのほか快適にRDP(リモートデスクトッププロトコル)接続ができて感動したのを覚えています。そこで今回は、「XServer VPS for Windows Server」と「ConoHa for Windows Server」の2つに注目し、それぞれの魅力や選び方を紹介していきます。今まさにリモートワークを検討中の方や、自宅のパソコンスペックに不安を抱えている方には必見の内容です。

目次

テレワークとWindows VPSの関係

テレワークという働き方が一般的になり、パソコン1台あればオフィス以外でも仕事ができる時代になりました。しかし、実際に自宅などで仕事をしようとすると「自宅のPC環境が古くてソフトが動きづらい」「社内PCにしか重要なソフトが入っていない」といった問題に直面することもあります。そこで「Windows VPS」を利用し、自分専用のリモートデスクトップ環境を構築するのが非常に便利です。

Windows VPSでのテレワークが注目される理由

Windows VPSは、仮想専用サーバー上にWindows環境が構築されたサービスです。自宅PCの性能に左右されないため、低スペックPCであっても、ネット接続さえ安定していればサクサクとWindows環境を操作できます。また、仮想環境側でデータを管理できるため、セキュリティ面でも安心感があります。

私自身、古いノートパソコンを使っていたころ、Officeが重くて作業効率が非常に悪かったのですが、Windows VPSに切り替えた途端に劇的に作業スピードが上がりました。これは正直、感動ものです。

テレワークで重視すべきポイント

テレワーク用のWindows VPSを選ぶうえで気をつけたいポイントには、以下のようなものがあります。

1. サーバーの安定稼働と高速性能
2. Microsoft Officeなど業務に必要なソフトの利用可否
3. サポート体制
4. コストと契約プランの自由度

これらを踏まえて、今回は「XServer VPS for Windows Server」と「ConoHa for Windows Server」の違いを詳しく見ていきましょう。

ConoHa for Windows Serverの魅力と特徴

ConoHa for Windows Serverは、GMOインターネット株式会社が提供するWindows専用のVPSサービスです。テレワークに最適化された環境が整っていて、OfficeやChrome、Skypeなどテレワークでよく使われるソフトがプリインストールされています。

ConoHa for Windows Serverの主な特徴

– 提供元がGMOインターネット株式会社
– 最新OfficeやChromeなどがプリインストールされているテンプレートを用意
– 24時間安定稼働
– 長期契約割引のまとめトクプランあり

自宅PCがMacでも、リモートデスクトップ接続を使えばWindows環境でOfficeを利用できるのが魅力です。

私が初めてConoHa for Windows Serverを使ったときは、データ管理の安心感に驚きました。クラウド側で全処理しているため、自宅PCにはデータがほぼ残らず、セキュリティ的にも安心でした。

ConoHa for Windows Serverのプランと料金

ConoHaでは、3ヶ月以上の長期利用を想定した「まとめトクプラン」を提供しています。低コストの1GBプランから大容量の64GBプランまで幅広く選択できるので、用途や予算に合わせて最適なプランが見つかるはずです。

プランメモリCPUSSD月額料金(36ヶ月時)
1GB1GB2コア100GB1,253円
2GB2GB3コア100GB2,548円
4GB4GB4コア100GB4,969円
8GB8GB6コア100GB9,811円
16GB16GB8コア100GB18,494円
32GB32GB12コア100GB37,501円
64GB64GB24コア100GB76,255円

長期契約にすると割引率が上がるため、腰を据えてテレワークを続けたい方には特におすすめです。

ConoHa for Windows Serverの利用メリット

– 高性能ハードウェア:最新CPUとSSDが標準搭載され、サクサクと快適
– リモートアクセス:PC、スマートフォン、タブレットからの接続が可能
– Officeソフト:最新版OfficeやSkype、Thunderbirdなどがプリインストール
– セキュリティ:作業データはクラウド側に保存され、ローカルには残らない
– 時間課金:短期利用にも対応(時間単位課金プランあり)

古いPCでも動作が重くならず、会社や自宅以外の場所からでも安定した操作ができるのは大きな利点です。

ConoHa for Windows Serverの留意点

Windows VPS全般に言えることですが、ネットワークの安定性が重要です。光回線など高速かつ安定した環境を用意するとストレスのないリモートデスクトップが実現できます。また、Officeを利用する場合はライセンス形態にも注意し、必要な分だけ導入するのを忘れないようにしましょう。

自宅の回線が不安定だと、リモートデスクトップの接続が途切れることがあります。作業中のデータが保存前に落ちてしまうリスクがあるので注意しましょう。

XServer VPS for Windows Serverの魅力と特徴

続いて、「XServer VPS for Windows Server」を見てみましょう。エックスサーバー株式会社は、国内No.1レンタルサーバー「エックスサーバー」を運営している実績を持ち、そのインフラをベースにハイスペックなWindows VPSを提供しています。

XServer VPS for Windows Serverの主な特徴

– 国内No.1レンタルサーバーのインフラを基盤に高品質かつ高性能を実現
– ストレージには高速インターフェースのNVMeを採用
– 初期費用無料で月額1,980円から利用可能
– リモートアクセスは10Gbps共有回線で安定
– Microsoft Officeの利用も可能

高性能なのに低コストスタートできるので、できるだけ費用を抑えたい方に向いています。

XServer VPS for Windows Serverのプランと料金

XServer VPSは、2GBプランから64GBプランまで幅広く用意されています。とくにエントリープランの2GBプランは月額1,980円とコストパフォーマンスの高さが特徴です。

プランメモリvCPUNVMe SSD月額料金
2GB2GB3コア100GB1,980円
4GB4GB4コア100GB3,960円
8GB8GB6コア100GB7,920円
16GB16GB8コア100GB15,840円

NVMeが採用されているため、データ転送速度はかなり高速です。大容量のExcelファイルも快適に扱えるでしょう。

ハイスペックサーバーだからこそのパフォーマンス

XServer VPS for Windows Serverは、バックボーン回線が非常に太く、大勢のユーザーが同時にアクセスしても快適さを維持しやすいです。テレワーク中に大容量のファイルをクラウドにアップロードしたり、Officeで資料を作ったりする場合でも安定度が高く、ストレスを感じにくいと評判です。

Office作業を中心としたリモートワークはもちろん、簡単な開発環境を整えるにも十分なスペックがあります。

XServer VPS for Windows Serverの利用注意点

こちらも基本的にはネット回線が安定していることが前提となります。また、ConoHaのようにあらかじめChromeやSkypeなどが標準搭載されているわけではなく、必要に応じてOSテンプレートやソフトを選ぶ形なので、導入するソフトの確認作業が少し必要かもしれません。

コンパネ操作やソフトの導入手順に慣れていない場合は、初期設定にやや時間がかかる可能性があります。

リモートデスクトップ接続の基本ステップ

テレワークを始めるとき、実際にどうやってリモートデスクトップを使うのか疑問に思う方も多いでしょう。ここでは一般的なRDP接続の流れを紹介します。

1. VPSを契約する

まずは「ConoHa for Windows Server」か「XServer VPS for Windows Server」でアカウントを作成し、希望のプランを契約します。プラン選択時はメモリやコア数などのスペックをチェックし、用途に合ったものを選びましょう。

2. サーバー情報の取得

契約が完了すると、コントロールパネルでサーバーのIPアドレスやパスワードなどの情報が確認できます。この情報を元にリモートデスクトップ接続を行います。

3. RDPクライアントから接続

Windowsの場合:「リモート デスクトップ接続」アプリを起動し、VPSのIPアドレスを入力します。
Macの場合:「Microsoft Remote Desktop」をApp Storeなどからインストールし、接続先としてVPSのIPアドレスとログイン情報を登録します。
スマホやタブレットの場合:iOSやAndroid向けの「Remote Desktop」アプリを利用します。

4. 接続完了後の作業

接続が完了すると、VPS上で動作しているWindowsデスクトップが表示されます。あとは通常のWindowsマシンと同様にソフトを起動して資料作成を行ったり、メールをチェックしたりできるので便利です。

外出先のカフェで急ぎの資料を修正しなければならなかったときも、手元のノートPCが古くてもVPS環境さえ開ければサクッと仕事を済ませられました。これは本当に助かります。

ケース別:XServer VPSかConoHaか、どう選ぶ?

同じWindows VPSでもXServer VPSとConoHaでは少し性格が異なります。そこで、ケース別にどちらが適しているかを考えてみましょう。

パターン1:低コスト重視・初期費用を抑えたい

XServer VPSは初期費用が無料で、エントリープランなら月額1,980円から利用できます。最初はなるべくコストを抑えたい、という方には魅力的です。

XServer VPS for Windows Serverの2GBプランは、とりあえずリモートデスクトップやOffice作業を始めるには十分なスペックです。

パターン2:OfficeやSkypeなどソフトがすでに整った環境が欲しい

ConoHa for Windows Serverでは、Officeをはじめとしたテレワーク向けソフトがプリインストールされているテンプレートがあります。設定の手間を減らしたい、準備が楽な環境が欲しい方にはこちらが便利でしょう。

MacユーザーでもWindows環境を簡単に手に入れられ、業務開始のスピードが速いのが魅力です。

パターン3:安定した長期運用を見据えている

安定運用とコストパフォーマンス、両方を重視するなら、ConoHaのまとめトクプランなど長期契約割引を活用する選択もあります。一方、XServer VPSも24時間監視体制でトラブル時の対応も迅速なため、長期利用にも十分に耐えうるサービスです。あとはサポート体制や使い慣れたインターフェイスで選ぶのも良いでしょう。

プラン・コスト比較の目安

両社ともに2GBプランが月額2千円前後でスタートでき、上位プランではCPUやメモリを拡張してより高速化できます。大事なのは、どのくらいのリソースを必要としているか見極めることです。

ExcelやPowerPointなどの大容量ファイルを多用するなら4GB以上を検討しても良いでしょう。

セキュリティ面での安心感

テレワーク中は社外への情報漏えいに注意しなければなりません。VPS環境であれば、データはクラウド上に保存されるため、個人PCにデータを残さない設定が可能です。これにより、万が一PCを紛失した際でも重要情報が漏れにくくなるメリットがあります。

社外秘の資料もVPS上だけで管理しておけば、私物PCにデータを残さないようにできます。

VPNやファイアウォールとの連携

さらにセキュリティを強化したい場合は、VPS環境にVPNを設定したり、ファイアウォールを細かく設定したりすることも可能です。これにより、インターネット上の不特定多数からのアクセスを制限でき、さらに安全な環境を整えることができます。

テレワークをさらに快適にするTips

複数のモニターを活用する

リモートデスクトップでも、モニターを複数使うことができます。作業効率を上げたいなら、デスクトップPCはメインモニター+サブモニター、ノートPCは自宅モニターと連携させるなど、画面スペースを広く取りましょう。

私はExcelとブラウザを同時に開いて作業したいことが多いので、2画面にするとものすごく捗ります。リモートデスクトップ上でも複数画面対応してくれるので便利です。

スリープ設定に気をつける

VPS側は24時間稼働する一方で、接続するPC側の設定でスリープや休止状態が頻繁に起きてしまうと、作業の中断が発生します。自宅PCやノートPCの省エネ設定を適度に調整し、VPN接続中にスリープしにくい環境を整えると快適さがアップします。

通信が途切れにくいネット環境を確保

オンライン会議や重いファイルの操作が多いテレワークでは、ネット回線が命綱といっても過言ではありません。光回線など安定した通信手段を選び、ルーターの設定やLANケーブルの品質にも気を配りましょう。

まとめ:XServer VPSとConoHa、どちらもテレワークに頼れる選択肢

テレワークでリモートデスクトップをフルに活用するなら、「XServer VPS for Windows Server」と「ConoHa for Windows Server」のどちらを選んでも十分に快適な環境が手に入ります。

– **XServer VPS for Windows Server**:
– ハイスペック環境を低コストではじめられる
– NVMe採用で大容量のデータ処理も快適
– 初期費用無料と月額1,980円からの料金設定が魅力

– **ConoHa for Windows Server**:
– 最新OfficeやSkypeなどがプリインストールされたテンプレートが豊富
– 長期契約割引でコストを抑えられる
– 24時間安定稼働とセキュリティ面も配慮

どちらを選ぶかは、必要なソフトの有無やインフラへの信頼感、コスト面の優先順位などによって変わります。両社とも無料期間やお試し制度はありませんが、1時間単位課金や月単位での契約プランなどが用意されていることが多いので、まずは小さめのプランで試してみるのも一つの手です。

私個人としては、MacユーザーはConoHaのプリインストール環境が便利だと感じます。一方、コスパやスピード命ならXServer VPSを選ぶ、という住み分けが良いかなと考えています。

最後に:テレワークの可能性を広げるWindows VPS

仕事のやり方は大きく変わり、遠隔地からでも自社のシステムにアクセスできる時代になりました。Windows VPSでリモートデスクトップを利用すれば、自宅PCの性能に不安があっても、快適なWindows環境を持ち歩くような感覚で業務に集中できます。セキュリティ面の配慮もしやすいため、大切なデータを守りつつ、生産性を上げられるのが大きなメリットです。ぜひ、自分に合ったVPSサービスを選んで、快適で安全なテレワークライフを手に入れてください。

リモートワークは効率的に進めるコツをつかめば、オフィスでの作業よりも集中しやすい場合もあります。

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