Windows 10 Home(英語版)ISOを公式サイトからダウンロードして再インストールする方法

日常的にパソコンを使っていると、突然のHDDの故障や交換が必要になるケースは意外と多いものです。私自身、海外のパソコンを使っていたときに言語設定が合わず苦労した経験があり、その際に英語版のWindows 10 Homeを改めてダウンロードしたことがあります。同じような状況の方にも、スムーズに再インストールができるよう手順をわかりやすく紹介します。特に、Media Creation Toolを使った公式のISOファイル入手方法は覚えておくと便利です。

Windows 10 Home(英語版)をダウンロードする理由

パソコンを購入したとき、もともと日本語版のWindowsが入っていた方も多いのではないでしょうか。しかし、再インストールや海外向けPCの利用などで英語版が必要になるシーンは意外とあります。言語設定を変更するだけではなく、初期のインストール段階から英語環境を整えておくことで、後々のアップデートやソフトインストール時にも英語表記でわかりやすくなる場合があります。英語版のWindowsは海外サイトのサポート情報とも相性がよく、問題解決の際にも情報を集めやすいというメリットがあります。

英語版を利用する具体的なメリット

英語版のWindows 10を使うと、世界的に広く共有されているトラブルシューティング情報やマニュアルがそのままの言語で読めるため、素早く問題解決できることが多いです。私自身も、英語圏のフォーラムを参照することでトラブル解決に役立った経験があります。日本語の情報だけでは見つからなかった解決策を、英語圏のユーザーが同じ問題を体験しており、それを参考にできたことでスムーズに対応できました。

再インストール時によくある失敗例

再インストールするときにありがちなのが、言語選択をうっかり誤ってしまい、インストール完了後にOS言語が希望と異なるというケースです。また、適切なUSBインストールメディアを作成しなかったためにブートできず再度やり直す、なんてこともあります。こういった失敗を防ぐには、Microsoft公式の方法で手順どおりに進めるのが安心です。

Media Creation Toolを使えば、Windows 10 HomeだけでなくPro版など複数エディションにも対応できます。

Windows 10 HomeのISOイメージをダウンロードする手順

ここからは、具体的にISOイメージをダウンロードし、再インストールする方法を解説します。公式ツールであるMedia Creation Toolを利用するのが、最も確実で簡単なやり方です。事前に必要なものや注意点を知っておけば、HDDを交換してもスムーズにセットアップを完了できます。

Media Creation Toolを使うメリット

Media Creation Toolを利用すれば、言語やエディションを選択して、ブート可能なUSBメモリやISOファイルを作成できます。Microsoft公式のツールなので、余計なカスタマイズや広告もなく安全です。私も何度も使ったことがありますが、操作画面がわかりやすいのも良い点です。

ダウンロード前に用意すべきもの

1. 安定したインターネット回線
2. 容量8GB以上のUSBメモリ(USBインストールメディアを作る場合)
3. Windows 10 Homeのプロダクトキー(ライセンス認証に必要)
4. PCの空き容量(ISOファイルを書き込む場合は最低4GB以上が目安)

Media Creation Toolのダウンロード方法

1. Microsoft公式のWindows 10ダウンロードページへアクセスします。
URL例:
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
ただし、言語設定が自動的にポルトガル語や他の言語にリダイレクトされる場合があります。その場合は、URL末尾に「/en-us」など英語設定を示すコードを追加し、ページが英語表記になるかを確認してください。

2. ページ内にある「今すぐツールをダウンロード」などのボタンをクリックして、Media Creation Toolを入手します。

3. ダウンロードしたexeファイルを実行すると、ウィザード形式でセットアップが始まります。

Media Creation Toolの利用手順

1. 起動直後のライセンス条項に同意します。
2. 「このPCを今すぐアップグレードする」か「別のPCのインストールメディアを作成する」の選択画面が表示されます。
→ 再インストール用のUSBやISOファイルを作成する場合は「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択します。
3. 言語、アーキテクチャ、エディションを指定する画面が出ます。ここで、言語をEnglish (United States)などに設定し、エディションで「Windows 10」を選びます。もしHomeとProが統合されている場合でも、プロダクトキーによって自動的にエディションが振り分けられます。
4. 「USBフラッシュドライブ」または「ISOファイル」のどちらかを選択します。USBメモリを直接作成したいときは前者、後でISOをDVDに焼きたいときは後者を選択します。
5. 画面の指示に従って作業を進めると、必要なファイルのダウンロードが自動的に行われ、最終的にWindows 10 Home(英語版)インストールメディアが完成します。

ダウンロードが途中で失敗しやすい環境(不安定なネット回線)では、Media Creation Toolの利用時にエラーが出ることがあります。

ISOイメージの書き込み・USBメモリ作成

Media Creation ToolでダウンロードしたISOをUSBメモリに書き込む場合、ツール自体が自動で処理してくれるので手順は簡単です。一方、ISOファイルだけを取得したい方は、後から別のソフトを使ってUSBメモリに書き込むこともできます。

Windows標準機能を使う方法

Windows 10の標準機能ではISOファイルをマウントし、中のSetup.exeを実行することでアップグレードインストールが可能です。クリーンインストールを行いたい場合は、やはりブート用のUSBメモリやDVDを作る必要があります。

RufusやBalena Etcherを使う方法

ISOファイルをダウンロードしたあと、RufusやBalena Etcherといったサードパーティ製の書き込みソフトを使用してUSBメモリに書き込むこともできます。特にRufusはUEFI環境に対応している点や、ブートセクタの形式を選択できるため、マザーボードの仕様に合わせて柔軟にインストールメディアを作成できます。

書き込みソフトの比較表

ソフト名 主な特徴 対応OS
Media Creation Tool Microsoft公式。簡単操作でUSBメモリやISO作成 Windows専用
Rufus カスタマイズ性が高い。UEFI/BIOS両対応 Windows専用
Balena Etcher マルチプラットフォーム対応で使いやすい Windows/Mac/Linux

Windows 10 Home(英語版)のクリーンインストール手順

USBメモリなどブート可能なメディアを作成したら、いよいよクリーンインストールの作業に移ります。HDDを交換した後の初回セットアップにも役立つ手順なので、しっかり確認してから実行すると安心です。

BIOS/UEFIの設定を確認

新しいHDDを接続したあと、パソコンのBIOSやUEFIの設定からブート順序を変更して、USBメモリから起動できるようにする必要があります。起動時にDeleteキーやF2キーなどを押してBIOS/UEFIに入る機種が多いので、事前にマザーボードやノートPCのマニュアルをチェックしておくとスムーズです。

Secure Bootの有効/無効設定

Windows 10 Homeをクリーンインストールするだけなら、Secure Bootを有効にしたままでも問題なく作業できる場合が増えています。ただし、過去の一部の環境では、インストール時にセキュリティの影響でうまく進まない事例もあったようです。もしエラーが出る場合は、一時的にSecure Bootを無効にして試すとよいでしょう。

インストールウィザードの流れ

1. 電源を入れてUSBメモリからブートすると、Windows Setup画面が表示されます。
2. 言語や地域、キーボードの設定を求められるので、英語版で進めます。
3. インストールタイプは「Custom(advanced)」を選択すると、クリーンインストールが可能です。既存のパーティションをすべて削除してから新規に作成すると、よりまっさらな状態からスタートできます。
4. プロダクトキーの入力を要求された場合は、手元のWindows 10 Home用のライセンスキーを入力します。すでにUEFIにライセンス情報が埋め込まれている場合、自動でスキップされることもあります。
5. インストールが完了すると、PCが再起動して初期設定画面(Out of Box Experience)に移行します。ユーザーアカウントやプライバシー設定などを順に進めれば、Windows 10 Home(英語版)の導入が完了です。

初めてHDDを交換してインストールしたとき、USBから起動できるはずが一向に認識されず、BIOS設定をくまなく探して悩みました。ブートの優先順位が低く設定されていたため、別のディスクを探していたのが原因だったのです。何度も試してダメだった方は、ぜひブート順序を再確認してみてください。

再インストール後のライセンス認証と各種設定

インストール直後、ライセンス認証が自動的に行われない場合は、ネットに接続してから再度試してみるか、手動でプロダクトキーを入力しましょう。ライセンス認証が完了しないと、一部のパーソナライズ機能が制限されることがあります。

ドライバインストールやシステムアップデート

Windows 10は基本的に多くのデバイスドライバを自動で取得してくれますが、チップセットドライバなどはマザーボードメーカーやPCメーカーの公式サイトからダウンロードしておくと安定します。また、OSクリーンインストール直後はWindows Updateが大量に走るので、ある程度時間に余裕をもって作業するのがおすすめです。

ネットワークドライバに注意

無線LANや有線LANのドライバが対応していないと、インターネットに接続できないこともあります。事前に公式サイトからドライバをダウンロードしておき、USBメモリなどに保存しておくと安心です。

日本語入力が必要な場合

英語版のWindowsをインストールしても、後から言語パックを追加することで日本語入力や日本語表示に切り替えることは可能です。Windowsの設定画面から「Time & Language」→「Language」で日本語パックを追加すれば、切り替えができます。私自身、英語版のまま使うことも多いのですが、どうしても漢字の入力が必要になったときには、この設定が役立ちました。

ダウンロード先や関連サイトのまとめ

ダウンロード時に参考にできるサイトや、トラブルシューティングに役立つコミュニティ情報をまとめました。国際的なフォーラムも覗いてみると、新しい解決策に出会えることがあります。

Microsoft公式ページ


https://www.microsoft.com/en-us/software-download/windows10

地域によっては自動でリダイレクトされるため、「/en-us」や「/ja-jp」の指定を見直してみてください。

Ten Forums

– Clean Install Windows 10
https://www.tenforums.com/tutorials/1950-clean-install-windows-10-a.html
– Download Windows 10 ISO File
https://www.tenforums.com/tutorials/9230-download-windows-10-iso-file.html

英語版ISOダウンロードの際に気をつけたいポイント

英語版のダウンロードは難しいことではありませんが、いくつか注意点があります。

エディションの選択

Windows 10 Homeのプロダクトキーを持っているなら、必ずHomeエディションを選びましょう。Proキーを持っているにもかかわらずHomeエディションを選ぶと、ライセンス認証でエラーが起こる可能性があります。逆も同様で、HomeキーでProをインストールしようとしても認証されません。

エディション間違いのデメリット

一旦インストールを進めても後からエディション変更は容易ではないため、最初に正しいエディションを選んでおくのがベストです。

エディションを間違えると、セットアップ直後に認証エラーが出たり、再度インストールし直す手間が増えることもあります。

バックアップの徹底

クリーンインストールをする場合やHDD交換後に行う場合は、データのバックアップが絶対に必要です。以前のドライブ内にある大切なファイルが戻せなくなってしまうことがあります。私が過去にバックアップを怠って、仕事の成果物を一部失ってしまった痛い経験があります。幸い、クラウドに保存していたデータは無事でしたが、そうでないデータは泣く泣く諦めるしかありませんでした。

トラブルが起きた場合の対処法

英語版Windows 10をダウンロードする際にサイトが変わってしまう、もしくはMedia Creation Toolでエラーが出るケースもゼロではありません。そんなときは、以下の対処法を試してみましょう。

VPNや地域設定の変更を試す

Microsoftのサーバが接続元のIPアドレスを元に言語ページを切り替えている可能性があります。VPNサービスを使い、アメリカなど英語圏からアクセスしてみると、英語版のダウンロードページがスムーズに表示されることもあります。また、Windowsの「地域と言語設定」で言語を英語にしてからブラウザを再起動すると、リダイレクトの問題が解決することがあります。

Media Creation Toolのエラーメッセージを確認

Media Creation Toolは何か問題があるとエラーコードを表示してくれます。エラーコードをメモし、ネットで検索してみると原因と解決策が見つかる可能性があります。私も「0x80072F8F」などのコードを調べることで、ネットワーク設定の不備が原因だったことが判明し、解決に至ったことがありました。

ISO直接ダウンロードの裏技

ブラウザのユーザーエージェントを変えると、モバイルデバイスやMacからアクセスしたときと同じように、直接ISOをダウンロードできるページに誘導されることがあります。ただし、公式に推奨された手順ではないため、自己責任で行う必要があります。

私が複数台のPCにWindows 10をインストールするときには、Media Creation ToolでUSBメモリを作り、それを何回も使い回していました。OSのバージョンが更新されたら再度作り直しますが、ダウンロードの通信量も抑えられるので地味に助かっています。

まとめ:英語版のWindows 10 Homeを正しくダウンロードして安心インストール

英語版のWindowsを入手する方法は複数ありますが、公式サイトからMedia Creation Toolを使ってISOイメージを作成するのが最もシンプルかつ安全な手順です。地域の言語設定によるリダイレクト問題があっても、言語指定を切り替えたり、VPNを活用したりして解消可能な場合が多いです。プロダクトキーを正しく使い、エディションを間違えなければライセンス認証のトラブルも回避できます。再インストール後はドライバやアップデートの導入を手堅く進めて、安定したシステムを構築しましょう。

英語版のままで使い続けるメリットは、国際的なサポート情報にダイレクトにアクセスできる点です。英語が得意なら作業効率が格段にアップするでしょう。

私自身、日本語のWindowsより先に英語版を触ったのがきっかけで、英語OSに親しみを感じています。エラーが出たときに検索すると、英語圏のコミュニティがすぐヒットするので助かる場面も多々ありました。ぜひ皆さんも環境に合ったISOを手に入れて、快適な再インストールを実現してください。

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