Windows 10で「Learn about this picture」アイコンを削除し、壁紙をデフォルトに戻す方法

Windows 10のデスクトップを眺めていたら、知らないうちに「Learn about this picture」というアイコンが表示され、壁紙が勝手に切り替わって困っている方はいませんか。私も最初にこれが出てきたときは驚きましたが、対処法を知れば意外と簡単に解決できます。ここでは自分の経験談を交えながら、このアイコンを削除して壁紙を元に戻す具体的な方法や注意点をわかりやすくご紹介します。

「Learn about this picture」アイコンとは

Windows 10を利用していると、デスクトップに「Learn about this picture」というアイコンが表示されることがあります。これは主にWindowsスポットライトやBingなどの機能と連動して、定期的に新しい背景画像をダウンロードし、ユーザーに提示するためのアイコンといわれています。
Windows 10を未アクティベーション状態で使っているときにも、このアイコンが表示されることがあるため、ライセンス認証前のPCで壁紙を変更する手段が限られている方は特に戸惑うケースが多いようです。

Windowsスポットライトの仕組み

Windowsスポットライトは、Microsoftが用意したさまざまな風景やアートをデスクトップ背景として表示してくれる機能です。定期的に壁紙が切り替わるため、視覚的に飽きづらいという利点があります。
一方で、突然画面が切り替わることで集中力を妨げられたり、お気に入りの壁紙を固定したいユーザーにとっては、不便と感じる部分もあるでしょう。

アイコンが表示される原因

「Learn about this picture」アイコンは、スポットライトが表示している画像についての詳細を学んだり、意見をフィードバックしたりするために存在しています。アイコンをクリックすると、ブラウザなどが起動して画像の説明ページへ飛ぶ場合もあります。
しかし、興味がないユーザーにとっては単に邪魔なアイコンに感じられ、さらには自分の好きな壁紙が勝手に変更されるため、「どうにかして消したい」という声がよく聞かれます。

「Learn about this picture」アイコンの削除方法

ここでは、実際に私が試してうまくいった手順をご紹介します。レジストリを操作する作業も含まれるので、念のため作業前に大事なデータのバックアップをとっておくと安心です。

レジストリ編集によるアイコン非表示

まず、Windowsのレジストリエディタを使わずに、コマンドプロンプトから手軽に実行できる方法があります。以下の手順を参考にしてください。

手順の流れ

1. Windowsの検索ボックスなどからコマンドプロンプト(通常のユーザー権限でOK)を開きます。
2. 下のコマンドをコピーし、貼り付けてEnterを押します。

reg add HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\HideDesktopIcons\NewStartPanel /v {2cc5ca98-6485-489a-920e-b3e88a6ccce3} /t REG_DWORD /d 1 /f

3. “The operation completed successfully.”というメッセージが表示されれば成功です。
4. デスクトップを表示し、F5キーを押して更新すると、アイコンが表示されなくなっているはずです。

実際にやってみた感想

私の場合は「Learn about this picture」アイコンを右クリックしても削除オプションが見当たらず、混乱しました。結局レジストリをいじる必要があるというネット情報を見つけて半信半疑で試してみたところ、すぐに消えて拍子抜けするほど簡単でした。とはいえ、レジストリを操作するのは失敗するとシステムが不安定になるリスクもあるので、ちょっと緊張したのを覚えています。

最初はレジストリエディタを開いて手動でキーを追加しようとしましたが、コマンドプロンプトで実行するとあっさり完了しました。不要なアイコンが一気に消えてすっきりしました。

壁紙を元に戻す方法

レジストリの操作でアイコン自体は非表示にできるものの、壁紙が勝手に切り替わる状況を根本的に解決するには、WindowsスポットライトやBing連動の設定を解除する必要があります。また、Windows 10が未アクティベーションの場合には、標準の設定画面から壁紙を変更できないケースがあります。

設定画面からの切り替え

Windowsがアクティベーション済みであれば、以下の手順で壁紙を元に戻すのが簡単です。
1. 「スタート」ボタンをクリックし、「設定」を開きます。
2. 「個人用設定」→「背景」と進みます。
3. 表示形式を「画像」や「単色」に変更します。
4. 好みの画像を選んだり、単色に設定して壁紙が勝手に切り替わらないようにします。

ここでWindowsスポットライトが選択されていると、また「Learn about this picture」アイコンが表示される可能性があるため、スポットライトの選択を解除しておくことが重要です。

未アクティベーションの場合の対処

Windows 10が未アクティベーション状態だと、設定画面から壁紙やテーマを変更できないことがあります。この場合は下記のような方法を検討してみてください。

1. レジストリエディタから壁紙パスを直接変更する。
2. サードパーティー製ツールを使って壁紙を設定する。

サードパーティーツールの場合は、Windowsの制限を回避して壁紙を変更できるものが存在します。ただし、提供元が不明瞭なフリーソフトなどもあるため、セキュリティ面には注意しましょう。

未アクティベーション状態でレジストリを編集するときは、キーの誤操作によるトラブルが起きると復旧が難しくなる場合があります。慎重に行いましょう。

原因や注意点を理解しておこう

「Learn about this picture」アイコンが表示されたり、壁紙が勝手に切り替わったりするのは、WindowsスポットライトやBing連動の仕組みが原因と考えられます。これらの機能が有効になっていると、Microsoftが提供している高画質な画像が定期的にダウンロードされ、デスクトップに設定されます。便利な一面がある一方、自分の好みで壁紙を固定したい人にとっては望ましくない動作です。

新鮮な風景画像が自動的に切り替わるため、マンネリ感を防ぎたい人には向いています。

主な原因一覧

以下のような要因が重なることで「Learn about this picture」アイコンがデスクトップに表示されるケースが多いです。

Windowsスポットライトが有効

Windowsスポットライト機能によって、常に新しい画像に更新される設定がオンになっている。

Bing関連アプリの残存

Bing関連アプリや拡張機能をアンインストールしても、レジストリに機能が残っている場合がある。

未アクティベーションによる制限

Windows 10をライセンス認証していないため、個人用設定の画面から壁紙を変更できず、スポットライトの設定をオフにしにくい。

対処のヒントを表で確認

下記の表に、対処方法と必要な環境、操作の難易度をまとめました。自分の状況に合わせて取り組んでみてください。

対処方法 必要な環境 操作難易度
レジストリ編集で非表示 Windows 10 Home以上 中級
設定画面から壁紙を静止画へ変更 Windowsアクティベーション済み 初級
サードパーティーツール利用 ネット接続環境
ツール導入可能なPC
中級~上級
Windowsスポットライト機能を停止 Windows 10 初級

レジストリを編集するときの注意点

レジストリ編集はWindowsの動作に直接影響を与えるため、取り扱いには十分注意が必要です。一歩間違えるとPCが正常に起動しなくなる可能性もあります。

バックアップをとる

作業前に必ずレジストリのバックアップを取っておくことをおすすめします。レジストリエディタを開き、「ファイル」から「エクスポート」を選んでバックアップを保存しておくと、万が一トラブルが起きても復旧しやすくなります。

復元ポイントの作成

システムの復元ポイントを作成することも効果的です。復元ポイントを作成しておけば、システム全体を編集前の状態に戻しやすくなります。ただし、復元ポイントが作成されるタイミングや設定によっては必ずしもすべての変更を巻き戻せるわけではないので過信は禁物です。

私の友人はレジストリ編集で誤って関係ないキーまで変更してしまい、Windowsが起動しなくなって大慌てになったことがあります。怖い話ですが、復元ポイントを作成しておいたおかげで比較的簡単にリカバリーできたそうです。

私の体験談:壁紙がコロコロ変わって集中できなかった

私は在宅ワークが多いのですが、ある日突然壁紙が夏の海の写真になり、そのまましばらくすると山の風景に変わって「おや?」と思っていたら、デスクトップに「Learn about this picture」という文字が見えました。最初は何かウイルスに感染したのかと疑い、焦りました。
ネットで調べてみると、どうやらWindowsスポットライトが原因らしいことがわかり、上記のレジストリ操作を実行したらあっさり解決しました。再起動後にアイコンも表示されず、壁紙も元に戻せたので、無駄に心配していた分だけ得した気分になりました。

対処してからの快適さ

アイコンも壁紙の自動切り替えもなくなり、自分の好きな写真をずっと表示できるようになったことで、PCを触る時間が増えてもストレスが減った気がします。以前は集中して作業したいときに、急に壁紙が変わって気が散ることがありましたが、今では落ち着いて作業できています。

未アクティベーションを解除すべきか

Windows 10のライセンスを取得せずに使い続けるのは推奨されません。機能制限もあるため、せっかくのWindows 10を十分に活用できないばかりか、一部の設定が無効になり、セキュリティアップデートにも差が出る可能性があります。
正規ライセンスを取得していると、設定画面での壁紙変更やテーマの切り替えが自由にできるので、壁紙を簡単に戻したり、アイコンの表示をオフにしたりするハードルが下がります。

ライセンス認証済みのWindowsなら、トラブルが起きてもサポートを得やすい点もメリットです。

アクティベーション前提のPC活用

ライセンス認証したWindowsを使うことで、デスクトップのカスタマイズ以外にもさまざまな利点があります。Windows Updateでの機能アップデートもスムーズに行えるため、パフォーマンスやセキュリティ面での不安が軽減されます。
日常的に使うPCこそ、正規ライセンスのWindows 10を導入することでストレスフリーな環境を手に入れたいものです。

ちょっと手間でも自分に合った方法を選ぼう

「Learn about this picture」アイコンを削除して壁紙を静止画に戻すには、レジストリ編集や設定メニューの調整など、いくつかのステップを踏む必要があります。特に未アクティベーション状態だと制限が多く、設定から直接オフにできない場合があるため、多少の手間はやむを得ません。
しかし一度対処してしまえば、壁紙が勝手に切り替わるストレスから解放され、快適なデスクトップ環境を取り戻せます。

主な対策をまとめる

1. レジストリ編集コマンドを使って「Learn about this picture」アイコンを非表示にする。
2. Windowsスポットライト設定を解除またはBing連動をオフにする。
3. 壁紙を「画像」もしくは「単色」に設定して、自動切り替えを無効にする。
4. 未アクティベーションの場合はライセンス取得を検討し、設定メニューの制限を解除する。

まとめ

Windows 10でデスクトップに「Learn about this picture」アイコンが表示され、壁紙が自動的に変わってしまうのは、スポットライト機能やBing連動が原因となっていることが多いです。レジストリ編集によりアイコンを非表示にし、設定画面で壁紙を静止画に切り替えれば、ストレスを感じなくなるでしょう。
ただし、Windowsが未アクティベーションのまま使用されている場合には、壁紙の変更が制限されたり、他の不具合が生じたりする可能性もあるため、できるだけライセンスを取得して正規環境を整えることがおすすめです。私も最初は手間取ったものの、今では落ち着いたデスクトップ環境で作業に集中できています。もし同じような状況にお悩みの方は、ぜひ試してみてください。

アイコンを非表示にしただけでもデスクトップの印象がガラリと変わります。壁紙を好きな画像に固定できると気分も上がりますよ。

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