Xbox Game Barの再インストール方法と配信機能の無効化

Windows 10環境での「Xbox Game Bar」再インストールの問題とその解決方法

Windows 10を使っていると、ゲームプレイを録画したり、ライブ配信を行うための「Xbox Game Bar」機能にアクセスすることがあります。しかし、時には「Xbox Game Bar」が突然機能しなくなることがあり、その場合、再インストールを試みることになります。しかし、Microsoft Storeで「Xbox Game Bar」を検索しても表示されず、再インストールできない場合もあります。今回は、そんな問題に直面した際の対処法を詳しく解説します。

Xbox Game BarがMicrosoft Storeで表示されない理由と対処法

「Xbox Game Bar」がMicrosoft Storeで表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。最も一般的な理由は、ゲームバー自体のインストールが削除されている、もしくは不具合によって表示されない状態です。この場合、いくつかの方法で再インストールを試みることができます。

1. Xboxアプリを利用したインストール

最初に試すべき方法は、Microsoft Storeから直接「Xbox Game Bar」をインストールするのではなく、「Xboxアプリ」を利用する方法です。XboxアプリはMicrosoft Storeにて簡単にインストールでき、Game Barの再インストールを促すメッセージが表示されることもあります。これを利用すれば、ゲームバーのインストールが再び可能になる場合があります。

手順

  1. Microsoft Storeで「Xbox」を検索し、Xboxアプリをインストールします。
  2. インストール後、アプリを起動すると、Game Barのインストールを促すメッセージが表示される場合があります。
  3. 指示に従ってインストールを進め、Xbox Game Barを再インストールします。

2. PowerShellコマンドでの再インストール

もしMicrosoft StoreやXboxアプリでうまくいかない場合は、PowerShellを使用して手動でインストールを試みる方法があります。この方法では、管理者権限でPowerShellを実行し、特定のコマンドを入力することにより、Xbox Game Barを再インストールします。

手順

  1. 「Windows PowerShell(管理者)」を開きます。
  • Windowsキー + Xを押し、「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
  1. 以下のコマンドを実行し、Xbox Game BarやXboxアプリを一度削除します。
   Get-AppxPackage Microsoft.XboxGamingOverlay -AllUsers | Remove-AppxPackage
   Get-AppxPackage Microsoft.XboxApp -AllUsers | Remove-AppxPackage
  1. PCを再起動し、再度「Windows PowerShell(管理者)」を開き、次のコマンドで再インストールを試みます。
   Add-AppxPackage -register "C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.XboxGamingOverlay_...\AppXManifest.xml" -DisableDevelopmentMode

注意点: 上記のコマンドでインストールを試みる際、...\部分の実際のパスはバージョンにより異なるため、検索をして該当のフォルダを見つける必要があります。

Access Deniedエラーの対処法

PowerShellを使用する際に「Access is denied.」エラーが発生する場合、管理者権限で実行していない可能性があります。再度管理者権限でPowerShellを実行し、もう一度試してみてください。また、セキュリティ設定やグループポリシーが制限をかけている場合は、システム管理者に確認を求める必要があります。

3. wingetコマンドでのインストール

「winget(Windows Package Manager)」を使用して、Xbox Game Barを直接インストールする方法もあります。wingetを使えば、Microsoft Storeを介さずにアプリケーションをインストールできるため、Microsoft Storeの不具合による問題を回避できます。

手順

  1. まず、Windows 10のバージョンが「winget」をサポートしていることを確認してください。もし古いバージョンのWindowsを使用している場合は、Windows Updateで最新バージョンにアップデートする必要があります。
  2. 以下のコマンドを実行して、Xbox Game Barをインストールします。
   winget install 9NZKPSTSNW4P

4. Broadcasting(配信)機能のキーバインド無効化

Xbox Game Barには、ゲームのライブ配信機能が含まれており、そのためのショートカットキー(例:Shift + Cなど)があります。しかし、これらのキー設定が問題を引き起こしている場合、無効にすることができます。

手順

  1. 「Windows設定」→「ゲーム」→「ゲームバー」を開きます。
  2. 「ショートカットキー」を選択し、不要なショートカットを無効化または変更します。
  3. Broadcasting(配信)機能に関連するショートカットが登録されていれば、それを削除または変更します。

なお、Xbox Game Barの配信機能自体はサポートが終了しているため、配信機能を無効にすることで問題を解決できます。

その他の方法

もし上記の方法で再インストールができない場合、いくつかのトラブルシューティング方法を試すことができます。

1. トラブルシューティングツールを使用

WindowsにはアプリやWindows Updateに関する問題を診断し、自動で修復するトラブルシューティングツールが用意されています。これを実行することで、システムの問題を特定し、解決できる場合があります。

手順

  1. 「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」を開きます。
  2. 「アプリ」に関するトラブルシューティングを実行してみましょう。

2. クリーンブートの実施

もしソフトウェアの競合が原因でインストールできない場合、クリーンブートを実施してから再インストールを試みることが有効です。クリーンブートは、不要なバックグラウンドプロセスを停止して、システムを最小限の状態にして問題の特定を助けます。

3. システムファイルチェック(SFC)

システムファイルが破損している場合、再インストールができないことがあります。SFCコマンドを実行して、システムファイルを修復することを試みましょう。

sfc /scannow

まとめ

「Xbox Game Bar」がMicrosoft Storeに表示されず再インストールができない問題には、いくつかの解決方法があります。まずはXboxアプリを利用する方法から試し、次にPowerShellやwingetコマンドでの再インストールを試みましょう。Broadcasting機能に関連するショートカットキーの無効化についても、Game Barの設定画面から対応できます。これらの方法を試しても問題が解決しない場合は、Windowsのトラブルシューティングツールやクリーンブート、SFCを使った修復を行うことで、問題の解消が期待できます。

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