Windows 11でのCapsLock通知を無効化する方法と対処法まとめ

Windows 11を使っていて、CapsLockやNumLockの切り替え時に画面上へポップアップが表示されることはありませんか。私もオンラインゲーム中に急に大きなアイコンがドーンと出てきて驚いた経験があります。作業に集中しているときやエンターテインメントに没頭しているときに、思わぬ邪魔が入るとテンションが下がってしまいますよね。この記事では、特にHP製PCでよく報告されているCapsLock通知の無効化方法を中心に解説していきますが、ほかのメーカーや外部キーボードでも応用可能な対処策を幅広く紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

CapsLock通知が無効化できない理由を知ろう

ここでは、CapsLockやNumLockの切り替え時に表示される通知が「なぜWindows標準設定ではオフにできないのか」をひも解いていきます。実はWindows標準機能だけで完結せず、PCメーカーや周辺機器のドライバ・ユーティリティが関与しているケースが多いのです。

Windows標準の簡単操作ではオフにできないことが多い

Windowsの「設定」→「アクセシビリティ(簡単操作)」→「キーボード」にある「切り替えキー」などは、CapsLockやNumLockを押した時に音を鳴らすかどうかを制御する機能です。画面上のアイコン表示やポップアップを管理する機能ではありません。そのため、ここをオフにしても画面表示の通知は消えない可能性が高いのです。

メーカー独自のユーティリティが表示を制御している

多くの場合、HPやDell、AcerなどPCメーカーが出している「システムイベントユーティリティ」や「機能拡張パック」などのソフトウェアが画面上のCapsLock通知を制御しています。外付けキーボードを使用している場合は、キーボードメーカーのソフトが原因のこともあります。
これらのソフトウェアはデバイスの各種動作を最適化してくれる便利な機能を持っていますが、それと同時に不要なポップアップ通知を出してしまうことがあるのです。

まずはHP製PCで多いCapsLock通知の対策

HP製のパソコンを使っている場合は、特に「HP System Event Utility」がCapsLock通知の犯人であることが多いです。ここからは具体的な対処方法を掘り下げます。

HP System Event Utilityのアンインストール

HP System Event Utilityは、キーボードの特殊キー動作やシステムイベント連動を管理しているソフトです。これをアンインストールすることで、面倒なCapsLock/NumLockのポップアップが消える可能性が高いです。
ただし、アンインストールするとFnキーなど特殊キーの一部機能が使えなくなることもあるので、使用状況に応じて再インストールやほかの対処を検討しましょう。

アンインストールの手順例

Windows 11の画面や設定項目名は環境によって若干異なる場合がありますが、代表的な例を挙げます。

1. スタートボタンをクリックし、「設定」を開く
2. 「アプリ」を選択し、「インストールされているアプリ」(または「アプリと機能」)へ進む
3. 一覧から「HP System Event Utility」を探して選択
4. 「アンインストール」をクリックして完了

この操作によって、再起動後のCapsLock通知が表示されなくなることが多いです。

煩わしい通知を根本から消し去り、作業やゲームに集中できるようになります。

スタートアップの無効化で様子を見る

アンインストールに少し抵抗がある場合、まずはHP System Event Utilityをスタートアップから外してみるのも手です。タスクマネージャーの「スタートアップ」タブでHP System Event Utilityの起動を無効にすると、再起動後にこのユーティリティが自動実行されなくなるため、通知も出なくなります。

スタートアップ無効化の手順例

1. タスクバーを右クリックし、「タスクマネージャー」を開く
2. 「スタートアップ」タブを選択
3. 「HP System Event Utility」または類似名称を選ぶ
4. 「無効にする」をクリックして設定完了

この方法なら、必要なときに再度スタートアップをオンにすれば機能を取り戻せます。私自身も一度アンインストールまで踏み切るのが不安だったので、まずはスタートアップ無効化で挙動を確認してみました。結果、CapsLock通知はしっかり消えつつ、普段使わない特殊キー機能も特に困りませんでした。

私の場合、HPのノートPCで作業中によくCapsLockを誤打していたので、この通知がちらついて気になっていました。スタートアップの無効化で解消し、作業効率がぐんと上がりましたよ。

HP Support AssistantやWindows Updateで最新状態にする

一部ユーザーからは、HP Support Assistant経由の更新やWindows Updateの適用で問題が改善したという報告もあります。メーカー公式アップデートによりCapsLock通知の表示がコントロールしやすくなる可能性があるため、まずは最新の状態にしてみるのもおすすめです。

HP以外のPCや外部キーボードを使っている場合

CapsLock通知に悩まされているのはHPユーザーだけではありません。Dell、Acer、Lenovoなど、ほかのメーカーでも似たようなソフトが存在し、そこから通知が出ているケースが多々あります。ここでは複数のメーカーの例を紹介します。

Dellの例

Dellの場合は「Dell Feature Enhancement Pack」や「Dell QuickSet」などがCapsLock通知を表示することがあります。いずれも「設定」→「アプリと機能」から探し出して、アンインストールするか設定項目を見直してみましょう。

Dell Feature Enhancement Packでの通知の停止手順

1. スタートボタンから「設定」を開く
2. 「アプリ」を選択し、「インストールされているアプリ」をチェック
3. 一覧から「Dell Feature Enhancement Pack」を見つける
4. 「アンインストール」または「変更」から設定を変更して通知をオフにする

Acerの例

Acerでは「Acer Launch Manager」というソフトウェアが、CapsLockを押した際の画面表示を制御していることがあります。これもアンインストールまたは設定変更で通知をオフにできる可能性があります。使わない機能が多いようなら、試しに外してみると良いでしょう。

外部キーボードや周辺機器のソフトウェア

Logitechのキーボード・マウスに付属する「Logitech Options」や、ほかメーカーの独自ユーティリティでも、CapsLock通知を出す機能が含まれている場合があります。外部キーボードを使っているのに通知が消えないという方は、周辺機器ソフトも要確認です。

通知を消そうと思ってWindows設定ばかりをいじっても、原因が外付けキーボードのソフトウェアにある場合は効果がありません。

簡単操作設定はあくまでも「音」での通知

一応、Windows標準の簡単操作設定(またはアクセシビリティ設定)にも「切り替えキー」と呼ばれる項目があります。これはCapsLockやNumLockを押したときに音で知らせる機能がメインです。
しかし、これはあくまで音の有無だけに関するもので、画面上の大きなアイコンやテキスト通知を制御するわけではありません。そのため、ここをオフにしても多くの場合、通知アイコンが消えないのが実情です。

トラブルが続く場合の追加対処法

もしここまでの方法で解決しない場合、考えられる原因としては以下のようなものがあります。

ドライバや常駐アプリが複数干渉している

複数のユーティリティやドライバが同時にCapsLock通知を制御しようとしていると、設定をいくらオフにしても別のソフトが表示してしまうことがあります。OSクリーンブートで不要な常駐アプリを全部停止した上で、どれが通知を出しているのかを検証すると原因特定がしやすいです。

BIOSやファームウェアのアップデート

まれにですが、BIOSやファームウェア側の設定によってCapsLock表示を制御しているPCもあります。メーカー公式のサイトをチェックし、BIOSアップデートのリリースノートに「LEDやCapsLock表示に関する問題の修正」といった記述がないか探してみるのも一つの手です。

メーカーサポートやコミュニティフォーラムへの相談

どうしても原因が分からないときは、メーカー公式のコミュニティフォーラムやカスタマーサポートに問い合わせるのも良いでしょう。特に日本で販売されているPCの場合、同じ機種・同じ症状を経験したユーザーがすでに解決策をシェアしているケースがあります。

CapsLock通知をオフにするメリットと注意点

ここで一度、CapsLock通知をオフにすることのメリットと注意点を表にまとめておきます。確認しておくと、自分の環境に適した選択がしやすくなります。

項目 メリット 注意点
アンインストール 根本的に通知が消える 特殊キー機能を失う可能性がある
スタートアップ無効 必要に応じて再度有効化できる 一部機能が制限される場合あり
ドライバ更新 最新の安定動作が期待できる 更新時の不具合リスク(小)
周辺機器ソフト設定変更 PC本体の機能はそのまま 周辺機器の特殊機能が一部使えなくなる

私の知人は、周辺機器ソフトを無効化したらマウスのカスタムボタンが使えなくなったと嘆いていました。必要な機能がある場合は、何をオフにするか見極めも大切ですね。

まとめと今後の対処法

CapsLockやNumLockの通知は、Windows 11の標準機能と勘違いしがちですが、実際はメーカーの独自ユーティリティや周辺機器ソフトが絡んでいるケースが大半です。特にHP製PCでは「HP System Event Utility」が原因になることが多く、アンインストールやスタートアップ無効化で解決する例がよく見られます。
DellやAcerなど他社PCでも似たようなソフトウェアが存在するため、自分のPCにどんなアプリやドライバが入っているか確認してみるのがおすすめです。周辺機器を使っている場合も、そのメーカーが提供しているソフトを見直すことで通知を止められます。
通知の原因がはっきりしない時は、クリーンブートやドライバの再インストール、メーカーサポートへの問い合わせなどで根気強く解決策を探してみましょう。最新のWindows UpdateやBIOSアップデートで対処される例もあるので、こまめなアップデートチェックも忘れずに続けると安心です。

私自身、最初はWindows標準の設定からオフにできると思い込んでいたので、やたらと簡単操作をいじってみたりしていました。でも原因はメーカーのユーティリティにあることに気づけず、しばらく悩んでいました。早めに気づけばスムーズだったのに…と後悔しています。

コメント

コメントする