あなたがWindows 11へのアップデートを考えているなら、セキュアブートを有効にするためにOSが入っているSSDのマスターブートレコード(MBR)をGUIDパーティションテーブル(GPT)に変換することを検討しているかもしれません。しかし、この変換作業に際して一部のユーザーからエラーメッセージが報告されています。その解決策について解説します。
MBRからGPTへの変換エラーとは
特に、「mbr2gpt /validate /disk:0 /allowFullOS」というコマンドをコマンドプロンプトで入力した際、「EnablePrivilege: AdjustTokenPrivileges failed (Error:0x514) ERROR: Failed to enable backup/restore privileges. Check that you are running in a process with elevated privileges.」というエラーメッセージが表示されるという問題です。
このエラーメッセージは、バックアップ/リストアの特権を有効にすることができなかった、つまり、コマンドが管理者権限で実行されていない可能性を示唆しています。
解決策: 管理者としてのコマンドプロンプトの実行
最初に確認すべきは、あなたがコマンドプロンプトを「管理者として実行」しているかどうかです。一部のユーザーは「管理者ログインしてから実行」を誤解していますが、実際にはコマンドプロンプト自体を右クリックし、「管理者として実行」を選択する必要があります。
一般ユーザー向けのアドバイス: 新規インストールを検討する
もしPCに詳しくない場合、または、MBRからGPTへの変換に関する知識が不足している場合、失敗した場合のリスクを避けるために、必要なデータをバックアップしてからWindows 11を新規インストールすることを推奨します。この理由は、MBR2GPTコマンドの使用がうまくいかないと、SSDの初期化をして新規インストールするしかない可能性があるからです。
まとめ
Windows 11へのアップデートを考えているユーザー、特にセキュアブートを有効にしようとしているユーザーにとって、この情報は非常に有用であると考えます。しかし、MBRからGPTへの変換は一定のリスクを伴うため、十分な知識と理解がない場合は、新規インストールを検討することが重要です。それが一番確実で、ユーザーの大切なデータを保護するための最良の方法と言えるでしょう。
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