Windows 11のタスクマネージャーに「Mobile Devices」「モバイル デバイス」が表示されたら、まずスタートアップ欄の項目なのか、実行中のプロセスなのかを確認します。スマートフォンとPCの連携を使っていない場合は、設定で機能を停止し、スタートアップを無効にして変化を確認できます。
Mobile Devicesのスタートアップ無効化、スマートフォンの連携解除、アプリのアンインストールは、それぞれ目的が異なります。
「Mobile Devices」とは?表示される場所を確認
Windows 11の「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「モバイル デバイス」には、スマートフォンのファイル表示、カメラ利用、新しい写真の通知などを管理する機能があります。Microsoftのモバイルデバイス管理で、連携する端末と機能を確認できます。
Microsoftはこの種の連携機能について、2024年のInsider版の発表でCross Device Experience HostのStore更新が必要と説明しています。この発表だけで、現在のすべてのPCの同名項目やCrossDeviceService.exeのパス・版が同じだとは判断しません。
| 表示される場所・名前 | 確認すること | 目的に合う操作 |
|---|---|---|
| スタートアップ アプリのMobile Devices | 発行元、有効/無効、起動への影響 | 自動起動を止めるなら無効化 |
| プロセス/詳細のCrossDeviceService.exe | ファイルの場所・発行元・CPU/メモリ使用量 | 機能設定を切り替えて再現を比較 |
| 設定のモバイル デバイスにあるスマートフォン | 利用中の端末と有効な機能 | 機能単位でオフ、不要な端末は連携解除 |
| Apple Mobile Device Serviceなど別製品の名前 | 製品・ファイル・発行元 | Windowsのスマートフォン連携と混同しない |
CrossDeviceService.exeやmobile device serviceという名前だけで、ウイルスでも必ず正規でもあるとは判断できません。実行中の項目から場所やプロパティが確認できる場合は、パス・署名・発行元を記録します。不審な場所や心当たりのない発行元ならWindows セキュリティで確認してください。

「何の機能か」と「止めたい理由」を先に確認すると、必要なスマホ連携まで削除することを避けられます。
使わない連携機能を設定からオフにする
- 「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「モバイル デバイス」を開きます。
- 「デバイスの管理」で自分のスマートフォンを確認します。
- エクスプローラーへの表示、接続済みカメラ、新しい写真の通知など、使わない項目をオフにします。
- PCによるモバイルデバイスへのアクセスを許可する項目が表示される場合は、連携が不要か確認してオフにします。
- 再起動後に項目の状態とCPU/メモリ使用量を比較します。表示名が消えなくても、機能を使う設定とは別に確認します。
機能をオフにするとその機能からスマートフォンの内容へアクセスできなくなります。例えばエクスプローラーへの表示をオフにすると、そこでスマートフォンのファイルを表示・コピーできなくなります。画面の項目はWindowsやアプリの版により異なります。
スタートアップのMobile Devicesを無効化する
- タスクマネージャーを開き、「スタートアップ アプリ」を選びます。
- Mobile Devicesの発行元と状態を確認します。
- 対象を選び「無効化」が利用できる場合に選択します。
- サインインし直すか再起動し、状態と実際の起動への影響を確認します。必要なら同じ画面で有効化できます。
Microsoftのスタートアップ設定では、「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」からも同じ一覧を操作できます。無効化はサインイン時の自動起動を止める操作です。アプリを手動で開いた時や別機能から呼ばれた時の起動まで、すべて禁止するものではありません。
「ファイルの場所を開く」が使えないことだけで異常とは判断しません。「プロセス/詳細」に実際に動いている対象があるか、アプリ一覧で何が導入されているかを比較します。起動への影響や使用量を測らず、無効化だけでPCが必ず高速化するとはいえません。

スタートアップの「無効」と、実行中のプロセスが存在しない状態は別です。再起動後に元の目的を満たしたか確認しましょう。
スマートフォンとの接続自体を解除する
端末を手放した、連携が不要になった場合は、Microsoftの公式解除手順に従います。端末の削除はCross Device Experience Hostのアプリ削除とは別です。
- Phone Linkを使っている場合は、アプリの「設定」→「デバイス」で対象端末のメニューから削除します。
- Windowsの「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「モバイル デバイス」→「デバイスの管理」に端末が残っている場合は削除します。
- スマートフォンの「Windowsにリンク」でもMicrosoftアカウントからサインアウトします。
- Bluetoothでペアリングした端末はPCとスマートフォン双方の該当ペアリングも確認します。
連携解除後は、通話・メッセージ・通知、接続済みカメラやスマートフォンのファイル表示などが使えなくなります。あとで利用する場合は再度ペアリングします。解除する前に、必要なファイル操作を終えてください。
PowerShellの一括削除を最初に実行しない
「*crossdevice*」に一致したパッケージをまとめてRemove-AppxPackageへ渡す方法では、対象とユーザー範囲を見ずに削除することになります。Phone Linkを削除すればMobile Devicesも必ず消える、という保証はできません。先に設定・スタートアップ・導入状態を確認します。
補助的に導入状態を見る場合は、症状が出るユーザーのPowerShellで次の読み取り確認を使います。
Get-AppxPackage -Name *CrossDevice* |
Select-Object Name, Version, PackageFullName, InstallLocation
管理者がほかのユーザーも比較する必要がある場合だけ、管理者権限で次を実行します。削除は行いません。
Get-AppxPackage -AllUsers -Name *CrossDevice* |
Select-Object Name, Version, PackageFullName, PackageUserInformation
Get-AppxPackageの公式資料では全ユーザーの確認に管理者権限が必要です。ワイルドカードの結果は候補の一覧であり、すべてが不要なパッケージという意味ではありません。結果がなくても、別の名前のサービスや機能まで存在しないと断定できません。
Autorunsで見つからない場合
MicrosoftのAutorunsはスタートアップの場所を詳しく確認できるツールです。「Hide Signed Microsoft Entries」などのフィルターが有効だとMicrosoftの項目は見えにくくなります。対象ユーザーと表示フィルターを確認し、Propertiesで発行元・場所を調べます。
見つからないことだけを理由に、別の似た名前を削除したり、PowerShellの一括削除へ進んだりしません。確認できた自動起動項目はチェックを外すと無効化、Deleteは登録の削除で作用が違います。通常はWindowsの設定とタスクマネージャーから確認します。

Autorunsに見えない場合は、まず表示フィルターや対象ユーザーを確認します。見つからないことは、パッケージ削除が必要という証拠ではありません。
高負荷や起動エラーが続く場合の確認項目
- Windowsの版、直前のWindows/Store更新
- 表示場所、正確なプロセス名、ファイルのパスと発行元
- 連携端末と使用中の機能
- 機能をオフにした前後と再起動後のCPU/メモリ使用量
- エラー全文と日時、読み取り確認で分かったパッケージ名・版
更新後の問題ならWindows UpdateとStoreの更新を確認し、上の情報を添えてMicrosoftや組織の管理者へ相談します。標準機能であることだけを根拠にすべての同名ファイルを安全と判断せず、個別の場所と発行元を確認してください。

自動起動を止めたい場合はスタートアップ、端末との接続をなくしたい場合は連携解除へ進みます。表示を消すことだけを目的に関連アプリをまとめて削除しないようにしましょう。

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