Surface Pro 9 (Intel版)を使っていて、どうしてもWi-Fi接続が不安定になってしまい、作業中にネットワークアダプターを何度も再起動しなくてはならない……そんなお悩みを抱えていませんか?本記事では、ドライバーやファームウェアの更新を中心に、問題の原因と具体的な解決策を多角的にご紹介します。自宅や外出先、学校など環境を問わず安定した接続を取り戻すためのヒントを、ぜひ最後までお読みください。
Surface Pro 9のWi-Fiが不安定になる原因を探る
Surface Pro 9 (Intel版)でWi-Fiが不安定になり、ネットワークアダプターの再起動が必要になるケースには、主に以下のような原因が考えられます。
ドライバーやファームウェアの不具合
Surfaceシリーズでは、Windows Updateだけでなく、Microsoft公式サイトから提供される専用のドライバーやファームウェアを適宜インストールすることで、デバイスの機能が正常に保たれます。ところが、何らかの理由でドライバーやファームウェアが最新ではない場合、Wi-Fiが不安定になるなどの不具合が発生することがあります。
特にSurface Pro 9 (Intel版)は新しいモデルであるため、初期出荷のドライバーやファームウェアから更新が頻繁に行われる可能性が高いです。Windows Updateによっては最新の状態まで追いついていない場合があるので、定期的に手動更新をチェックするのが重要です。
ネットワーク設定の不整合
Windows 11のネットワーク設定や、他の接続用アプリケーションとの競合、またはVPN設定などが影響して、Wi-Fi接続が不安定になることがあります。特定のセキュリティソフトやネットワーク管理系ソフトウェアが原因であるケースも否定できません。
ネットワークトラブルシューティングツールを使うと、一時的に「ネットワークアダプターを再起動して解決」という流れになることが多いのは、Windowsがネットワークドライバー周りで何らかの異常を検知しているからです。
アクセスポイントやルーター側の問題
自宅や職場、学校などで使用しているWi-Fiアクセスポイント(ルーター含む)が古いファームウェアだったり、通信チャンネルが混雑している場合には、Surface側の問題ではなくルーター側の問題で通信が不安定になることがあります。
ただし、ご質問のケースでは「場所を変えても同様の問題が起こる」とのことなので、どのWi-Fiに接続しても不安定ということはSurface側の問題の可能性が高くなります。それでも、あまりに電波干渉が激しい環境だと、別の端末でも不安定が発生することがあるため、ルーターや周辺機器の状況確認も無駄にはなりません。
最初に試したい基本的な対処法
Wi-Fi不調が発生した際、まずは次の対処を行うだけでも改善につながる可能性があります。
ネットワークアダプターの再起動と簡易設定リセット
すでに実践されているかもしれませんが、Windows 11の「ネットワーク アダプターのトラブルシューティング」ツールの手順に従い、ネットワークアダプターを再起動する方法です。さらに踏み込んで、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークのリセット」を実行して、ネットワーク構成を初期化するのも手です。ただし、ネットワークのリセットをするとWi-Fiのパスワードの再入力やVPN構成の再設定が必要になるため、あらかじめパスワードなどを控えておきましょう。
Wi-Fi接続の周波数帯を切り替える
Wi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯が一般的で、2.4GHz帯は障害物や距離に強い反面、他の電子機器との干渉を受けやすい傾向にあります。5GHz帯は通信速度が速いものの、障害物や壁に弱いという特徴があります。Surface Pro 9のWi-Fiアダプターに問題がない場合でも、周波数帯が原因で接続が不安定になることもあるので、ルーター側で5GHzに対応している場合は切り替えを試してみる価値があります。
他のデバイスでの動作確認
同じWi-Fi環境下で、スマートフォンや他のノートPC、タブレットなどが問題なく安定して接続できるかを試してください。もし他のデバイスも不安定であれば、ルーターや回線側の問題の可能性が高く、別の対策(ルーターの再起動やファームウェア更新、プロバイダ問い合わせ)が必要かもしれません。逆に、Surface Pro 9だけが不安定な場合は、Surface本体のハードウェアまたはドライバーに問題があると推測できます。
手動でドライバーとファームウェアを更新する具体的手順
Surface Pro 9で特に多いWi-Fiの不具合は、ドライバーやファームウェアのバージョンによっては解消できる可能性があります。以下では手動更新の方法を詳しく説明します。Windows Updateだけでは最新に追いつかない場合でも、公式サイトからダウンロード・インストールすれば問題が解決するケースはよくあります。
手順1:Microsoft公式サイトでのファイル入手
- ブラウザから「Surface Pro 9 ドライバー」と検索して、Microsoft公式のダウンロードページを開きます。
- 「Surface Pro 9 (Intel) Drivers and Firmware」というようなページが表示されるので、そこから最新バージョンのZIPファイルまたはMSI形式ファイルをダウンロードします。
ダウンロードページ例(参考):
※実際には、Microsoft公式サイトの該当ページを参照してください。
手順2:ダウンロードファイルの解凍または実行
- ダウンロードしたファイルがZIP形式の場合は展開(解凍)し、MSI形式の場合はダブルクリックでインストーラーを起動します。
- 指示に従ってインストールを進めてください。インストール中に画面が暗くなる場合がありますが、途中でキャンセルせずに最後まで待ちましょう。
- インストールが完了したらSurface Pro 9を再起動します。再起動の際には、開いているファイルやアプリケーションを保存しておくことをお忘れなく。
手順3:デバイスマネージャーでドライバー更新を確認
手動インストール後、念のためにデバイスマネージャーでもドライバーの更新状況を確認しましょう。
- Windowsキーを押して「デバイスマネージャー」と入力し、表示されたアイコンをクリックします。
- 「ネットワークアダプター」を展開すると、Wi-Fiアダプターの名前が表示されます。
- 当該アダプターを右クリックし、「ドライバーの更新」→「ドライバー ソフトウェアの最新版を自動検索」を選択します。
- もし最新でない場合は、自動もしくは手動の案内に従って更新します。
こうすることで、手動インストールとWindows Updateや自動検索の両面から最新状態を確保できます。
【参考】手動とWindows Updateによる更新の違い
以下の表は、ドライバー更新を行う際に「Windows Update」と「手動ダウンロード」のどちらを使うべきか迷った場合の比較例です。
項目 | Windows Update | 手動ダウンロード |
---|---|---|
メリット | ・自動で簡単に更新できる ・主要な更新はカバーされる | ・最新のドライバーを直接入手可能 ・トラブルがある場合に早期解決できる |
デメリット | ・最新のドライバーが配布されるまでタイムラグがある ・必ずしもすべての更新が含まれるわけではない | ・自分で探してダウンロードする手間がかかる ・誤ったバージョンを導入すると別問題が生じる恐れ |
おすすめのシーン | ・普段使いで大きな問題がない場合 ・自動更新でも十分対応可能なとき | ・特定の不具合が頻発している場合 ・トラブルシューティングで迅速に問題を解決したい場合 |
ドライバー更新以外で試してみること
コマンドプロンプトでネットワーク関連をリセットする
Wi-Fiドライバーを最新にしても、OS側でネットワーク関連の設定が不調を起こしている場合があります。そこでコマンドプロンプトからネットワークスタックをリセットしてみましょう。
netsh winsock reset
netsh int ip reset
ipconfig /release
ipconfig /renew
ipconfig /flushdns
- 上記のコマンドを1行ずつ実行します。
- 実行後にPCを再起動することで、ネットワーク関連のキャッシュや設定がリセットされ、トラブルが解消することがあります。
ネットワークアダプターの省電力設定を無効にする
Surface Pro 9を長時間バッテリー駆動させるために、省電力モードの設定がネットワークアダプターにも影響を与えている可能性があります。
- 「デバイスマネージャー」を開き、「ネットワークアダプター」からWi-Fiアダプターをダブルクリック。
- 「電源の管理」タブを選択し、「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外す。
- OKをクリックして設定を保存したら、Windowsを再起動して挙動を確認します。
Windows 11の電源プランを変更する
スリープ復帰後にWi-Fiが切断されてしまい、再接続時にトラブルが多発する場合は、Windowsの電源プランを「高パフォーマンス」や「バランス(推奨)」に変更して様子を見るのも一手です。
- Windowsの「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」へ移動。
- 「電源モード」を高パフォーマンスやバランスに設定。
- スリープ解除後の接続が改善されるかどうかを確かめます。
ハードウェア故障を疑うタイミングとサポート先
ドライバー更新や各種設定変更を試しても、一向にWi-Fiが安定しない場合は、ハードウェア故障の可能性を視野に入れましょう。
以下の症状が継続する場合は要注意
- Wi-Fiだけでなく、Bluetoothやその他の無線機能にも異常が見られる
- デバイスマネージャーでネットワークアダプターがたびたび消失する
- ドライバー更新を行っても改善しない、または更新エラーが頻発する
こうした症状が長期間続く場合は、Surface本体の無線モジュールそのものに問題があるかもしれません。アダプターそのものが物理的に故障している場合、ソフトウェア的な対策だけでは解決不可能です。
Microsoftサポートや修理窓口に問い合わせる
Surface Proシリーズの修理や交換は、Microsoftサポートに連絡して、指示を仰ぐのが基本です。
- Microsoftアカウントでサインインし、デバイスの登録状況や保証期間を確認します。
- 保証期間内であれば無償修理や交換の対象となることもあります。保証期間外でも有償で修理対応を受けることができます。
- 修理手配時には、データバックアップをしっかり行っておくことをお忘れなく。
実際に行った解決策の事例と効果
ご質問のように「数週間前からネットワークアダプターを再起動しないとインターネットに接続できなくなった」という場合、先述の「手動ドライバー更新」と「ネットワーク設定リセット」を組み合わせるのが有効です。
事例1:ドライバー更新のみで改善したケース
あるユーザーの事例では、次のプロセスでWi-Fiが劇的に安定しました。
- Microsoft公式サイトから最新ファームウェア&ドライバーパッケージをダウンロード。
- インストール後に再起動。
- Windows Updateやデバイスマネージャーからの自動更新も実施。
結果、スリープから復帰してもネットワークが切断されにくくなり、外出先で複数のWi-Fiに切り替えても安定して接続されるようになったとのことです。
事例2:ネットワークアダプターのリセットコマンドで補強したケース
ドライバー更新だけではなかなか改善せず、根深いトラブルシューティングが必要だったケースでは、以下のコマンド実行が功を奏しました。
netsh int ip reset
netsh winsock reset
ipconfig /release
ipconfig /renew
ipconfig /flushdns
この一連のコマンドを実行して再起動した後は、Wi-Fi接続が格段に安定し、再起動やスリープ復帰でも問題が再発しない状態になりました。
事例3:最終的に修理交換となったケース
一部の例では、どうしてもWi-Fiアダプターが認識されなかったり、更新してもデバイスマネージャーでエラーが出続ける場合があります。このような場合は、最終的にMicrosoftサポートへ問い合わせて、修理交換で解決に至ったケースも報告されています。
保証期間内であれば費用負担がない場合もあるため、早めに問い合わせをしてデバイスの状態をチェックしてもらうことが大切です。
まとめ:Surface Pro 9のWi-Fi接続問題を解決するポイント
Surface Pro 9 (Intel版)のWi-Fiが不安定になる原因としては、ドライバーやファームウェアのバージョン問題が多く、これらの更新を行うだけで問題が解決することが少なくありません。Windows Updateのみならず、Microsoft公式サイトから手動で最新ドライバーをダウンロードして適用することで、いち早く不具合を解決できる可能性があります。
また、OSのネットワーク設定が不整合を起こしている場合には、ネットワークアダプターのリセットや省電力設定の変更、ネットワークスタックのリセットコマンド実行などが効果的です。もしこれらを試しても改善が見られない場合は、ハードウェアの故障を疑い、早めにMicrosoftサポートへ問い合わせるとよいでしょう。
Surface Pro 9は高い性能と使い勝手の良さが魅力ですが、定期的なドライバー更新やメンテナンスはどうしても必要になります。外出先でも安定してWi-Fiに接続できれば、ビジネスや学習の生産性が格段にアップします。本記事で紹介した方法を活用し、ぜひ快適なネット環境を取り戻してください。
今後のトラブル回避とメンテナンスのヒント
最後に、今回のWi-Fi不調をきっかけに知っておくと便利なメンテナンスポイントをまとめます。
定期的なシステム更新チェック
- Windows Updateの設定で「更新プログラムの確認」を定期的に実行する
- 「Surface」関連の更新がないかMicrosoft公式のダウンロードページも確認する
- 「累積更新プログラム」「ドライバー」「ファームウェア」の三つを意識してチェックする
ルーターのファームウェア更新とチャンネル確認
Wi-Fiルーターのメーカーは頻繁にファームウェアをアップデートしていることがあります。古いまま使い続けるとセキュリティや安定性に不安があるため、定期的にメーカーサイトでファームウェア情報を確認しましょう。また、周波数チャンネルの重複が激しい地域では、チャンネルの手動変更を検討するのも一つの手です。
バックアップを習慣化しておく
万一、修理や交換が必要になった場合に備えて、定期的にデータのバックアップを取りましょう。OneDriveなどのクラウドストレージを活用すれば、Surface本体が手元にない期間でもデータへのアクセスが可能です。
スムーズな作業環境を手に入れよう
Wi-Fi接続の不安定さは、作業効率を大きく下げてストレスの原因になります。しかし、適切なドライバー更新や設定の見直しで解決できる場合がほとんどです。本記事で解説した手順やヒントを活用し、ぜひスムーズかつ安定した作業環境を手に入れてください。
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