Windows 11でメモリ整合性を有効化する方法!Samsungドライバーが原因のトラブル解消ガイド

Windows11でメモリ整合性をオンにできず、互換性のないドライバーにssudbus.sysやssudmdm.sysが表示されたら、画面に出たファイル名・提供元・バージョンを記録します。Samsungという名前だけで関連ドライバーを一括削除せず、必要な機器・アプリの更新を先に確認してください。削除する場合も、自分のPCで対応するINFを特定してから操作します。

目次

ssudbus.sysの更新と削除:先に必要性を確認する

  1. Windowsセキュリティ→デバイスセキュリティ→コア分離の詳細を開き、互換性のないドライバーの詳細を記録する。
  2. Samsung機器、USB通信、バックアップなどで使っているか確認し、機器やアプリの公式更新を調べる。
  3. 更新できず、不要と確認した場合に、対応するデバイス・アプリのアンインストールを検討する。
  4. パッケージを手動削除する必要がある場合だけ、ファイル名と提供元・元のINF・公開名を照合し、バックアップ後に対象を限定する。

Microsoftのメモリ整合性の説明でも、製造元の互換ドライバーを確認し、ない場合は対象の機器・アプリの除去を検討する順序です。Samsung Android USB Driverの公式配布ページはWindowsでUSB接続する開発用途のドライバーを掲載していますが、すべてのssud系ファイルの互換性や、この更新だけでの解決を保証するものではありません。

ssudbus.sys・ssudmdm.sysドライバーによるメモリ整合性の無効化トラブルとは

現象の概要

Windows 11の設定画面からメモリ整合性を有効にしようとすると、「互換性のないドライバーが存在する」とエラーメッセージが表示され、有効化のボタンがグレーアウトしてしまうことがあります。原因としてよく報告されるのがSamsung製のドライバーであるssudbus.sysやssudmdm.sysです。

なぜSamsungドライバーが問題を起こすのか

Samsung端末を接続する機器やアプリに伴って、USB通信のドライバーが導入されていることがあります。すべてのSamsungドライバーが非互換とは限りません。Windowsセキュリティに表示されたファイル・バージョンを対象に確認してください。

意外なトラブル事例

ドライバー名に心当たりがなくても、表示されたファイルと提供元を記録します。接続の記憶だけで原因を断定しないでください。

ドライバー削除のための基本アプローチ

管理者権限でコマンドを実行

まず大前提として、Windows 11で重要な操作を行う際は管理者権限が必要になります。特にドライバーの削除コマンドを実行するときは、通常モードのコマンドプロンプトやPowerShellでは権限不足のエラーが出ることがあります。かならず「管理者として実行」したウィンドウで操作を行いましょう。

管理者権限での起動手順

1. スタートボタンを右クリック
2. Windowsターミナル(管理者)またはPowerShell(管理者)を選択
3. ユーザーアカウント制御(UAC)の画面が出たら「はい」を選択
4. 管理者権限でのターミナルが開いたら、ここでコマンドを入力

PnPUtilコマンドでのドライバー削除手順

公開名を特定してからパッケージを操作する

PnPUtilの公式構文に従い、まず管理者のターミナルで一覧を表示します。通常の一覧はサードパーティーのドライバーパッケージです。Windows11 22H2以降の/filesを付けると、パッケージ内ファイルも列挙できます。

pnputil /enum-drivers /files

ssudbus.sysやssudmdm.sysを含む項目について、提供元、元のINF、ドライバーバージョン、公開名oemXX.infを照合します。別PCや記事の番号をそのまま使わないでください。

必要性を確認し、削除するパッケージを確定した場合は、既存のバックアップ用フォルダーへエクスポートしてから削除します。次のoemXX.infと保存先は、自分で確認した対象・存在するフォルダーへ置き換える例です。

pnputil /export-driver oemXX.inf C:\DriverBackup
pnputil /delete-driver oemXX.inf /uninstall

/uninstallは使用しているデバイスからもパッケージをアンインストールします。/forceは使用中でも削除する指定のため、通常の対処として一律に付けません。失敗したらメッセージを記録し、対象の利用状態を確認します。SYSファイルをSystem32から直接消す操作とは別です。

INFファイル名がわからない場合

INFを特定するときは、pnputil /enum-drivers /filesの出力と、Windowsセキュリティに表示されたファイル名・提供元・バージョンを照合します。Samsungという文字列に一致するだけで、すべてを削除対象にしないでください。

削除コマンドに失敗した場合

削除コマンドを実行すると「すでに削除済みです」「INFファイルが見つかりません」「OEM INFではありません」などのメッセージが返されることがあります。その場合、すでにドライバーが存在しないか、Windowsが該当ドライバーを正式なOEMドライバーとして認識していないことが考えられます。何度も無理に削除コマンドを連打するのではなく、ドライバー一覧をよく確認して、現状を正確に把握してください。

Samsungドライバーが残ってしまう原因

過去の接続履歴

実は普段使いしていない端末を一度でも接続すれば、PCにドライバーがインストールされることがあります。手動で削除していない限り、多くの場合はシステムに長く居座る可能性があります。

使用端末履歴を振り返ろう

接続履歴や使用アプリは、ドライバーの必要性を確認する手掛かりになります。

機器が今つながっていなくても、パッケージが残っていることがあります。削除前に必要性を確認します。

中古PCやアップグレードしたOS

すでに中古PCで最初からSamsungドライバーが入った状態だったり、Windows 10から11へアップグレードした際に古いドライバーが引き継がれたりする場合があります。ドライバーの存在を意識しないまま使っていると、いつかメモリ整合性の有効化時に「互換性のないドライバーあり」と引っかかってしまうわけです。

メモリ整合性とは?安全に有効化するメリット

メモリ整合性の機能概要

メモリ整合性はHVCIとも呼ばれ、ハードウェア仮想化で隔離した環境を使ってコードの整合性を検証し、悪意ある低レベルドライバーによる侵害を難しくする保護機能です。ウイルス対策や更新を含む他の対策の代わりではありません。

ウイルスやマルウェアの攻撃を未然に防げる可能性が高まるところが魅力的です。

オフのままだとどうなるか

メモリ整合性がオフの場合、この保護機能は働きません。オンにするには互換ドライバーと対応ハードウェア・仮想化設定を確認します。ほかの保護機能も引き続き必要です。

ドライバーやアプリの互換性に問題がある場合は、まず公式更新・必要性を確認します。

より詳細なトラブルシュートの流れ

ステップ1: ドライバー一覧の確認

pnputil /enum-driversを使う

pnputil /enum-driversはドライバーストア内のサードパーティーパッケージを列挙します。ファイル名まで確認する場合はWindows11 22H2以降の/filesを使います。公開名・元のINF・提供元・バージョンを照合してください。

公開名のoem番号は環境で異なります。提供元だけでなく元のINF・ファイル名・バージョンも照合します。

ステップ2: ドライバーの削除

必要な機器・アプリを確認し、対象パッケージを特定した場合に限り、バックアップとアンインストールを行います。削除が失敗したら、公開名の誤り、利用中のデバイス、権限と表示メッセージを確認し、強制削除を繰り返さないでください。

ドライバーがすでにアンインストール済み

一覧に対象の公開名がない場合は、削除が完了したと決めつけず、Windowsセキュリティに残るファイル名と最新の一覧を照合します。公開INF名の変更や別パッケージの有無も確認し、再起動後の状態を記録します。

ファイル名やパスが間違っている

INF名が違う場合や、スペルミスがあると「ドライバーが見つかりません」となってしまいます。もう一度一覧を慎重にチェックしましょう。

管理者権限が不十分

特にPowerShellを通常モードで起動している場合に起こりがちです。必ず「管理者として実行」したウィンドウで試してください。

ステップ3: PCを再起動

ドライバーをアンインストールしても、再起動をしないとWindowsのドライバーキャッシュなどに設定が残っている場合があります。削除が成功したと表示されても油断せず、必ず再起動を行い、再びメモリ整合性の有効化を試すことをおすすめします。

実際の削除手順を表で整理

以下の表は、実際にドライバーの削除を行う際の手順を簡単にまとめたものです。トラブルが発生したら、この順番で進めるとスムーズです。

手順 操作 補足説明
1 コマンドプロンプト(PowerShell)を管理者権限で起動 スタートボタンを右クリックして「管理者として実行」を選択
2 pnputil /enum-drivers インストール済みドライバーの一覧をチェックし、Samsung関連を探す
3 pnputil /delete-driver [確認済みの公開INF名] /uninstall 実行後に結果メッセージを確認し、「成功」と表示されるかをチェック
4 再起動 シャットダウンよりも再起動を使うと、設定が確実に適用されやすい
5 メモリ整合性の有効化を再度試す Windowsセキュリティの設定画面から再度オンにしてみる

削除後にメモリ整合性をオンにできない場合の考えられる原因

別のドライバーが競合している

Samsungドライバー以外にも、古いBluetoothや仮想化ソフトウェアのドライバーなどが競合を引き起こす場合があります。Samsung関連を削除したのにまだエラーが出る場合は、再度pnputil /enum-driversで一覧を見直してみましょう。

BIOSやハードウェア設定に問題がある

Microsoftはメモリ整合性の利用に、UEFI/BIOSでハードウェア仮想化を有効にする必要があると説明しています。Samsungドライバーの互換性とは別の確認事項です。機種の公式手順に従い、無関係なBIOS設定をまとめて変更しないでください。

Windows Updateが滞っている

最新のWindows Updateを適用していない場合、ドライバー競合やメモリ整合性に関する不具合が放置されている可能性があります。アップデートを確認し、すべて最新になっているかをチェックしてください。

更新後の状態を確認します。更新の前後だけでは、個別の原因を断定できません。

総合的なメリットとデメリット

メモリ整合性を有効化するメリット

OSレベルでの安全性が向上し、悪意あるコードの実行を防ぎやすくなる。

カーネルのコード整合性の保護を強化する。ただし、すべての脆弱性や攻撃を防ぐものではない。

ドライバー削除や有効化におけるデメリット

古い周辺機器や特殊なデバイスドライバーが機能しなくなる可能性がある。

削除したドライバーが必要になった場合、再インストールが手間になる場合もある。

削除前後の確認のまとめ

はじめにドライバー確認

削除前に、Windowsセキュリティのファイル名とPnPUtilの公開INF名を照合し、現在使うSamsung機器やアプリに必要か確認します。番号だけを手掛かりにしないでください。

公開INF名を確認した場合

1. 対象を特定し、必要ならパッケージをバックアップする
2. 不要と確認した対象だけをアンインストールする
3. 結果を記録しPCを再起動する
4. 互換性一覧とメモリ整合性の状態を確認し、必要な機器の動作も確認する

再起動後に互換性一覧とメモリ整合性の状態を確認します。

その他の対策や注意点

Samsungデバイスを今後接続する場合

今後もSamsung端末を接続する場合は、機器・アプリが指定する公式ドライバーを確認します。SamsungのAndroid USB Driver配布元や使用中のアプリの公式更新を確認し、更新後に互換性一覧を再確認してください。掲載バージョンが新しいことだけでHVCI対応済みと判断しないでください。

Samsungスマホのツールを使っているとき

Samsung Smart Switchなどでバックアップしている場合は、関連ドライバーを削除すると通信が使えなくなる可能性があります。必要なデータのバックアップと公式の互換性・更新を確認し、業務PCでは管理者へ相談します。互換性を確認せず保護をオフにすることを一般的な解決策にしないでください。

BIOS更新は機種の要件を確認して別に判断する

ドライバー、BIOS、アプリの変更を一度に行うと、どの変更で状態が変わったか分かりにくくなります。表示されたドライバーを主軸に確認し、BIOS更新が必要な場合は機種の公式手順に従って別に実施します。

クリーンインストールという最終手段

クリーンインストールの前に、表示されたドライバーの利用元、公式更新、対応ハードウェアを確認し、メーカーへ相談します。初期化後に同じ非互換ドライバーを導入すれば再び有効化できない場合があるため、初期化を解決保証として扱わないでください。

初期化前には、必要データの保全とメーカーへの確認を先に行います。

トラブル解決のチェックリスト

最後に、Samsungドライバー関連でメモリ整合性がオンにできないとき、確認すべきポイントをチェックリスト形式で整理しておきます。

項目 確認内容 対処のヒント
1. 管理者権限 コマンドプロンプトを管理者として開いているか 普通に立ち上げただけではドライバー削除が失敗する
2. INFファイル名 pnputil /enum-driversで正しい名前を取得したか oemXX.infのXXの部分はPC環境ごとに異なる
3. 再起動 ドライバー削除後に再起動を行ったか シャットダウンでなく再起動がポイント
4. 他のドライバー Samsung以外の互換性問題ドライバーはないか 古いBluetoothや仮想化ソフトのドライバーも要チェック
5. BIOS/UEFI設定 機種のハードウェア仮想化は有効か 設定が不十分だとメモリ整合性の有効化が妨げられる
6. Windows Update 最新のパッチが適用されているか バグ修正や最新ドライバーはWindows Updateで配信される
7. 必要性の再確認 Samsungデバイスをまた利用する予定がないか 今後使うなら再インストールが必要になる可能性もある

まとめ

ssudbus.sysやssudmdm.sysが互換性一覧に表示された場合は、公式更新と必要性を確認し、対象パッケージを特定してから操作します。更新・除去後はPCを再起動し、メモリ整合性と必要な機器の動作を確認してください。解決しない場合は一覧の詳細を添えて機器・アプリのメーカーへ相談します。

メモリ整合性の目的は保護の強化です。処理速度の向上を保証する機能ではありません。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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