Windowsシャットダウン時にCIntfEnumNotifWndが原因でログアウトが中断される問題を徹底解説

Windowsでシャットダウンやサインアウトを行おうとすると突然「CIntfEnumNotifWnd」という名前が表示され、処理が止まってしまうケースがあります。慌ててウイルスやマルウェアを疑う方も多いようですが、実は必ずしも危険なものではありません。この記事では、私自身の体験談も交えつつ、このエラーの原因と解決策をわかりやすくご紹介していきます。

CIntfEnumNotifWndとは

CIntfEnumNotifWndは、Windowsシャットダウンやサインアウトの際に表示されることのあるプロセスまたはウィンドウ名のように見えます。普段は存在すら意識しないため、突然画面に表れると戸惑いますよね。多くのユーザーは、ウイルスや怪しいアプリを疑って調べはじめるようです。

発生するエラーの特徴

CIntfEnumNotifWndが原因でシャットダウンやログアウトが中断されるとき、画面には「このアプリがシャットダウンを妨げています」といったメッセージが表示されることがあります。タスク マネージャーなどで探しても、同名のプロセスが見つからないため余計に不安を感じるケースが多いようです。

ウイルスやマルウェアの可能性はあるか

ウイルスやマルウェアの疑いがよく挙がりますが、実際にはMicrosoft DefenderやNorton 360など、一般的なセキュリティソフトを使用しても脅威は検出されないことがほとんどです。私自身も一度フルスキャンをかけましたが、まったく問題は見つかりませんでした。万が一の対策としては、Safeモードでオフラインスキャンを実行してみたり、Microsoft Safety Scannerを活用したりすることが推奨されています。

Logitech Options+が原因の可能性

いろいろ情報を集めてみると、CIntfEnumNotifWndはLogitech Options+(ロジクール製品の設定ソフトウェア)と深い関係があることがわかってきました。特に、バージョン1.62.52036などの比較的新しいアップデート以降に発生しやすいと報告されています。

体験談: 実際に問題を解消できたケース

私が使用しているロジクールのマウスは、Logitech Options+をインストールした直後からシャットダウン時にCIntfEnumNotifWndが表示されるようになりました。最初は何が原因かわからず戸惑いましたが、一度ソフトをアンインストールしてみたところ、症状がピタリと収まったのです。その後、必要性に応じて再インストールをしても大丈夫か試しましたが、やはり最新版ではエラーが再発することがあり、少々厄介だと感じました。

自宅だけでなく、職場でも同様の問題が発生している同僚がいました。彼女はグラフィック系の作業で高機能なマウスを使いたくてLogitech Options+を愛用していたのですが、シャットダウン時にいちいち警告が出るのがストレスだと嘆いていました。

Logitech製品のドライバによるシャットダウン時の問題

Logitech Options+はマウスやキーボードのカスタマイズ機能を提供しており、とても便利です。ただし、シャットダウンのシーケンスでうまく終了できないプロセスがあるため、CIntfEnumNotifWndが表示されるという見方が有力です。これは一種のバグや互換性不具合と言えそうです。

Logitech Options+はボタン設定やキーボードのショートカットなど、多機能なカスタマイズができる点が便利です。

シャットダウン時に中断を引き起こす不具合が一部の環境で発生しやすく、アップデートで解消されない場合もあります。

具体的な対処法

原因がLogitech Options+にあるとわかったら、どのように対処すればよいのでしょうか。大きく分けると、完全にアンインストールする方法と、シャットダウン時に自動でプロセスを終了させる方法が検討されています。

タスク スケジューラを使った強制終了

Logitech Options+をどうしても使いたいけれど、CIntfEnumNotifWndの警告を回避したいという場合には、Windows終了時に自動でlogioptionsplus_agent.exeを終了させるテクニックがあります。

タスク スケジューラでの設定手順

1. Windowsの「タスク スケジューラ」を開き、新しい基本タスクを作成します。
2. 最上位の特権で実行する設定を有効にします。
3. トリガーを「特定のイベントがログに記録されたとき」に設定します。
・ログ: System
・ソース: User32
・イベントID: 1074
4. アクションは「プログラムの開始」を選び、「C:\Windows\System32\taskkill.exe」をプログラム/スクリプト欄に入力します。
5. 引数に「/f /im logioptionsplus_agent.exe」を指定します。
6. 保存してタスクを有効にすると、Windows終了時に自動でlogioptionsplus_agent.exeが強制終了されるため、CIntfEnumNotifWndの警告が起こりにくくなります。

設定時の注意点

タスク スケジューラでの強制終了は、あくまでもLogitech Options+を使い続けたい場合の応急処置のようなイメージです。シャットダウン前にプロセスを強制終了しているため、設定状況によっては稀にマウスの機能拡張が一時的に正しく動作しないことがあるかもしれません。私自身はこの方法で比較的安定して利用できましたが、人によって結果が異なる可能性があります。

私の環境では、タスク スケジューラを使い始めてからシャットダウンが一回でしっかり終了するようになりました。最初に警告が出なくなったときはかなり感動したのを覚えています。

Logitechサポートへの問い合わせ

この問題はLogitech社の公式フォーラムやSNSでも取り上げられています。ソフトウェアのバグである可能性が高いため、公式に問い合わせることで改善される場合があります。最新バージョンをチェックし、アップデート情報を追いかけることも有用です。

アンインストールで解消するか試す

Logitech Options+をアンインストールすると、不思議なほどあっさりとCIntfEnumNotifWndは姿を消します。もしマウスやキーボードの拡張機能が不要なら、完全にアンインストールすることで根本的に解決できます。再度インストールしてもエラーが再発するようなら、アップデートを待つか、別のツールに切り替える選択肢もあります。

Safeモードや追加スキャンでの確認

ウイルスや他のソフトが干渉している可能性をゼロにするため、Safeモードで起動し、シャットダウン時の挙動を確認してみる方法があります。Safeモードでは必要最小限のサービスしか動かないため、CIntfEnumNotifWndが表示されなければ、やはりLogitech製ソフトか関連ドライバが原因である可能性が高まります。セキュリティ上の不安がある方は、追加のウイルススキャンを行ってみると安心です。

対処法まとめ表

以下の表で主な対処法を一覧にしてみました。それぞれの方法にメリットとデメリットがありますので、環境や優先度に合わせて検討してみてください。

対処法 メリット デメリット
アンインストール 根本的な解決につながる。再発リスクが少ない。 Logitech製品の便利な拡張機能が使えなくなる。
タスク スケジューラで強制終了 Options+の機能を使いながら、警告をほぼ回避できる。 完全なバグ修正ではない。環境によっては不安定になる場合がある。
サポートへの問い合わせ 公式からの情報やパッチを入手できる可能性がある。 回答や修正がすぐに得られるとは限らない。
Safeモードでの確認 原因の切り分けができるため、他ソフトとの競合がないか判別可能。 通常モードと比較すると操作制限が多いため、検証に手間がかかる。

執筆者のコメント

私がCIntfEnumNotifWndのエラーで初めて困ったときは、まさかマウスの設定ソフトが原因とは思いもしませんでした。ウイルスを疑ってPCを徹底的にクリーンアップしたり、怪しいプログラムを探したりと、余計な時間をかけてしまったものです。最終的にLogitech Options+を疑ったのは、同じPC環境でもロジクール製品の設定をしていない友人のマシンで全く問題が起きなかったからでした。無駄な手間を省くためにも、同じように困っている方は本記事を参考に対処してみていただければと思います。

まとめ

CIntfEnumNotifWndが原因でWindowsのシャットダウンやサインアウトが中断される問題は、Logitech Options+のアップデートによる不具合である可能性が高いとされています。アンインストールすればすぐに解消する一方で、製品の便利な機能を失ってしまうのは惜しいところです。タスク スケジューラを活用した強制終了などの回避策を試してみる価値はあるでしょう。最終的にはLogitech側が正式に対策アップデートをリリースしてくれるのを待つのが理想ですが、現時点ではこの記事で紹介した方法を活用すると、症状の緩和や解消につながりやすいと考えられます。

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